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バウアー、ドジャース戦で159キロをマーク

横浜DeNAベイスターズを自由契約となり、MLB復帰を模索するバウアーが、アジアン・ブリーズの一員として、ドジャースのマイナーチームと対戦した。3回1安打無失点、99マイルをマークし、4奪三振。昨年8月末にケガをして以来、久しぶりの本格的な実戦だったが、ブランクを感じさせなかった。

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改めて実力証明も現実は厳しく

アジアン・ブリーズは、アメリカのアリゾナ州で活動するトラベリングチームで、MLBやNPB、独立リーグなどとの契約を目指す選手が、参加費を払って練習、試合を行っている。ベイスターズの渡辺明貴も2020年に参加していた。

今回、アジアン・ブリーズの監督から声がかかってバウアーが参加し、マイナーとは言え古巣のドジャースと対戦することになった。背番号77のユニフォームを着たバウアーは、本格的な実戦は8月31日以来となったが、ブランクを感じさせない投球だったようだ。

初回は先頭打者を三振に取り、エラーと四球でランナーを出したものの、最速159キロの速球で後続を断った。2回は三者凡退で、3回もヒット1本で無失点に抑えた。予定通りの3回を投げて43球、1安打1四球4奪三振、無失点。マイナー相手とは言え、寄せ付けない投球だった。

【2024アジアンブリーズ 】異次元の投球トレバー・バウアー💥 | アジアンブリーズ
3月10日(日本時間3月11日)、アジアンブリーズはロサンゼルス・ドジャースと対戦しました。先発は予告通りトレバー・バウアー投手。試合会場はドジャースがスプリングトレーニングを行っているキャメルバック・ランチのマイナーリーグフィールド。 ウ

本人も「自分はまだ屈指のトップクラスの投手だと思っています」と語ったように、160キロ近い速球に、日本で磨きをかけたスプリットチェンジ、曲がりの大きいナックルカーブなどを織り交ぜた投球は、当然ながらMLBでも十分に先発が務まる。ケガはしてしまったが、中4日で100球を超えても投げられるタフさもあった。

だが、やはりバウアーにMLBからのオファーがないのは、実力の問題ではない。最低年俸でもいいと言っているが、本人もさすが分かっているだろう。それでもまだ所属が決まっていないMLBの大物もいるし、開幕後に構想が大きく乱れたチームがいたたまれなくなって声をかけて来るのを待っているのだろう。

現状はMLBへ復帰することが最優先だろうから、期限を決めてNPBに戻るということはないと思う。年齢的にも1月に33歳となり、ここでMLB復帰ができないと、その先のキャリアが途絶えてしまう可能性が高い。従って、簡単に諦めてもう1年日本で、ということにはならない。日本で沢村賞級の活躍をしたとして、結局実力の問題ではないなら、年齢を重ねただけでプラスにはならない。

ベイスターズは、オフに10億円規模のオファーを出したと言われており、いつでも戻れるようになっているようだ。昨年の獲得発表は3月14日で、ちょうど1年ということになる。バウアーがどこまでMLBのオファーを待つか。それは本人しか分からない。

昨年は1年以上のブランクと未経験のNPBへの順応に2ヶ月程度を要したが、アジアン・ブリーズでの投球と1年経験したベイスターズに戻ると考えれば、4月に入ってから決断しても沢村賞級の活躍ができる可能性はある。

ただ、以前から書いているようにバウアーは2023年限定のイレギュラーだったと思っているので、基本的には今年は彼なしで戦って行くものと思っている。もし、どこかのタイミングでバウアーが横浜に来ることがあれば、それはそれで昨年同様、歓迎したいと思う。2023年、彼に楽しませてもらったので、バウアーの希望が叶うことを願っている。

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ヤクルト戦は中止、大貫はスライド

12日は、ハマスタでヤクルトとのオープン戦が予定されていたが、強い雨が予想されていたため、早々と10時過ぎに雨天中止が決定した。同じく横須賀スタジアムのファーム教育リーグも中止。従って、この12日、13日で登板を予定していた先発候補は、イニングを少し短くして登板することになりそうだ。

13日のヤクルト戦は、石田が先発し、大貫はスライドでリリーフとして登板する。オープン戦には引き続き井上が参加することになった。一方、ファームのジャイアンツ球場での読売戦には、徳山、小園、上茶谷、森原、中川颯、松尾が参加する。小園か中川颯が先発し、両者が3イニングずつ投げ、リリーフとして徳山、上茶谷、森原が登板するのだろう。

1軍のオープン戦は14日は試合が組まれていないが、ファームは14日に横須賀スタジアムで楽天戦が予定されているので、この試合も使って調整することになるだろう。

先週末のオープン戦を体調不良で欠場した牧は、練習に復帰した。風邪だったようで、まだ全快ではない模様。三浦監督も無理させないと言っており、気温も上がって来る週末から徐々にという感じか。キャプテンなので出陣式にも参加予定だが、そこも考え直していいと思う。登板後になるので、選手会長の大貫は難しいか。そこはチームの顔でもある康晃でどうだろうか。

春季キャンプ中に肉離れで離脱している知野が、結婚したことを発表した。同じ歳のチームメイトから祝福を受けたようで、早く復帰して活躍したいという思いが強いだろう。しっかりと治してから思い切りの良いバッティングと走塁でチームに貢献して欲しい。

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出陣式は川崎駅のルフロンで

昨年は来日したばかりのバウアーが飛び入りで参加する予定だった出陣式は、雨天中止となった。12日だったら今年も中止だったかも知れないが、13日は晴れの予報なので開催されそうだ。管理人も自宅は川崎の方が近いので様子を見に行く予定。

大洋ホエールズが本拠地を下関から川崎に移し、神奈川県のチームとなってから70年を記念して、川崎で行われることになったようだ。最初、なぜ川崎?と思ったが、1977年までは川崎球場が本拠地だった。生まれてないので、ロッテが試合をしていたイメージしかない。ハマスタも45周年を過ぎて、横浜が本拠地である期間の方が長くなった。

ルフロンの1階はテラスのようになっているが、桜木町の駅前に比べるとかなり狭いので、どうかなという感じがある。そして、出陣式後に銀柳街のアーケードを歩くことになっているが、これも今までにないのでどうなることか。川崎市内で何かイベントをやることはほとんどないので、貴重な機会として見たいと思う。

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