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東、牧、宮崎がベストナイン 松尾らがファーム表彰

NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンDが11月28日に行われ、東、牧、宮崎の3選手がベストナインに選ばれて表彰された。ファームでは松尾、梶原、村川の3選手が、タイトルなどで表彰された。MVPはセが阪神の村上、パがオリックスの山本。新人王は村上とオリックスの山下。

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MVPの村上を大幅に上回る

まず投手では東が217票を獲得。村上の73票を大幅に上回り、ベストナインを獲得した。チームは3位に終わったが、先発投手としての成績は群を抜いており、順当か。チームでは1998年の佐々木主浩氏以来の選出となった。

秋山登氏、平松政次氏、遠藤一彦氏とチーム史に名を刻む投手しか獲得していない栄光に名前を連ねた。齋藤隆前コーチ、三浦監督、そして今永でも獲得できなかったリーグNo.1投手の座に輝いた。記者投票で選ばれる賞なので、チームが下位に沈むと優秀な成績でも選出は難しい。今年の東はそれだけ突出していた。

牧は二塁手で2年連続の受賞。中野も素晴らしい活躍だったが、2倍以上となる204票を獲得し、文句なしの受賞だった。NPBの公式戦ではないが、WBCから活躍し、セ・リーグでは打点王と最多安打を獲得。二塁の守備を無難にこなしながらの活躍は特筆すべきものだ。

2年目のジンクスは感じさせず、3年目もWBCから長いシーズンとなったが、大きな離脱もなく乗り切り、しかも数字を残して見せた。いよいよ残すところはチームを優勝に導くといった役割になって来る。キャプテンが代わるかどうかは分からないが、もう牧のチームになりつつある。NPBを代表する選手として先頭に立って、ベイスターズを引っ張って欲しい。

三塁手は、6年ぶりの首位打者を獲得した宮崎が、2018年以来3度目の選出となった。岡本和との差は僅かに9票。シーズン終盤は一塁にコンバートされた岡本和は、一塁手としても50票を獲得しており、票が割れたことで宮崎が選出された側面はある。岡本和もダントツでホームラン王に輝き、WBCから素晴らしい活躍だった。

スタメンを外れて休養する試合も少なくはなかったが、年間を通して安定した成績を残し、ゴールデングラブも獲得している。5年ぶりの選出に文句のある人は少ないだろう。

3人が選出されたのは、2017年にロペス、宮崎、筒香が選出されて以来。来季はさらに多くの選手が名を連ね、チームを押し上げてもらいたい。

MVPは、ベストナインは東に譲ったものの村上が獲得した。2位の近本には100ポイント以上の差がついており、彼の存在が阪神のリーグ優勝、38年ぶり日本一へ繋がったということだろう。昨年まで未勝利の村上が10勝、現役ドラフトで移籍した大竹が12勝なのだから、これはあまりにも大きい。

彼らの努力による台頭はもちろんだが、彼らを勝たせるだけの打線の援護、盤石のリリーフがあってこそ。チームの総合力として素晴らしかった。

ただ、個人的には近本がMVPだったと思っている。肋骨の骨折で不在となった際に苦しい戦いとなったことが、逆に近本あっての阪神ということを物語ったと思う。投手が素晴らしいのは今年に限ったことではないが、その投手をしっかりと攻守で後押しできるチームになったのは要である近本の存在が大きいと思う。盗塁王は獲得したが、数字的には突出したものがなかった点で票が伸び悩んだか。

パ・リーグのMVPはさすがに文句なしだろう。MLBでどのような活躍を見せてくれるのか楽しみだ。新人王は、森下はシーズン終盤からプレーオフの活躍が素晴らしかったが、シーズンを通すと村上ということになるだろう。来年、度会がここに名を連ねてくれたら面白いが、どうだろうか。

ファームでは村川が盗塁王を獲得していたが、スポンサー表彰の技能賞も受賞した。各チームで1名ずつ選出される優秀選手には梶原が選ばれた。松尾は、スポンサー表彰の努力賞に選ばれ、9月6日に達成したサイクルヒットでリーグ特別表彰を受けた。

3選手とも来季の飛躍を期待したいが、松尾はキャッチャーということもあり、難しいところはあるだろうが、ケガなどのアクシデントでいつ呼ばれてもいいように準備をしておきたい。梶原は、1軍に定着しかけたところでケガをしてしまった。度会が入団し、1軍ベンチ入りの争いはより厳しくなるので、走攻守でレベルアップしたい。

村川はまず支配下登録されることだが、既にイースタンでもトップクラスの足を持っていながら登録しない理由は逆に何なのか。コーチらが課題を設定し、そこを満たしていないのだろうが、来季はその足で他チームに脅威を与えて欲しい。代走屋に留まらず、スタメンで出られるような力も付けて行きたい。

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ヤクルトが石田を調査

FAは、一番人気となったオリックスの山崎福が、日本ハムへの移籍を決断し、その動きは小康状態になっている。山川はソフトバンクが獲得に乗り出すと言われているが、様々な配慮から決定するのはもっと先になると言われている。正直、これはすぐに決めても引っ張っても、もはや印象は何も変わらないと思うが。

MLB移籍を希望する松井、残留見込みの平井、田村を除くと、動きがないのは石田だけになる。山崎福が日本ハムに確定した後、ようやくヤクルトが獲得調査という話が出た。しかし、山崎福を狙っていた他の球団や放出したオリックスが動く様子はない。

今後はヤクルトが交渉し、どこかのタイミングで決断することになるのだろう。山崎福に用意した条件よりも大幅に下がるとは思うが、先発左腕の補強を狙うのであれば、DeNAの提示を上回る可能性は高い。山崎福がダメだったから、で声がかかることは始めから分かっていたと思うので、あとは条件や期待を聞いて、何をポイントに判断するか。

こういったパターンで他球団と交渉すると、やはり好待遇で期待の言葉をかけられるので、移籍になる可能性は高いと思う。転職でも、他社の内定で条件までもらうとそちらに気持ちが行ってしまうので、同じことだと思う。ヤクルトよりも条件が低くてもDeNAに残るなら、昨年の段階で複数年契約していると思うので。推移を見守りたい。

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今永はポスティング申請

NPB AWARDSで最多奪三振の表彰を受けた今永が、11月27日にポスティング申請を行った。MLBチームとの交渉期限は45日間となる。現状のMLBでの評価を聞く限りは、確実に複数球団から声がかかる見込みで、5年で100億円を超える条件になる可能性もあるとのこと。

MLB移籍が決まった以上は、なるべく良い条件で契約してもらって、今永自身も活躍して欲しいし、球団には多く移籍金をもたらしてくれれば良い。

エスコバーもカブスへの移籍が決まったようなので、ウェンデルケンが残留する場合は、リリーフの左腕が必要になりそうだ。バウアーはいつ決まるかも分からないので、今年と同様に別枠で考えた方が良い。ガゼルマンの去就は不明だが、契約延長は難しいかも知れない。バウアーとは別に2人くらい先発タイプの外国人投手を獲得したい。

野手はオースティンの残留は決まっているが、ソトは手術を受けており来季の契約は不透明。野手では、レイエスを調査という話も出たが、まだ未決定。新しい外国人野手は探していると思うので、注目したい。

12月4日頃からMLBのウィンターミーティングが始まるので、それが終わった後、12月後半に新外国人獲得のニュースが出るのではないか。山崎康晃のMLB移籍に備えていたと思われるウェンデルケンは、昨年11月28日に発表、アンバギーは12月23日だった。今後に注目したい。

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