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開幕戦の緊張感 守備が勝敗を分けた

06/19 横浜DeNA1-5広島東洋@ハマスタ

3ヶ月遅れでついに開幕したプロ野球。いつもと違った特別な開幕戦。ただでさえ緊張感が漂う試合だが、時折強い雨が降りしきる中、選手たちがそれぞれの思いを胸に今年初めての公式戦を行った。試合は今永、大瀬良のエースが投げ合い、ロースコアで進んだ。5回に逆転した広島が、9回に2発で試合を決めて開幕戦を制した。

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ポジ

ロペスがチーム最初のヒット、ホームランとなる1号先制ソロ。真ん中に入った変化球を打った瞬間の当たりだった。開幕戦は強いね。

平田が開幕戦2番手で登板し、天候が良くないコンディションで、5番メヒアからの打順を三者凡退で片付けた。この試合、三者凡退だったのは今永が3回にマークしているが、それ以外は平田が投げた6回だけ。會澤の当たり損ねになった三塁線のゴロをナイスフィールディングで捌いたプレーも素晴らしかった。これは平田、もしかするかも?

オースティンの右腕が回復しておらず、予告していたスタメンを変更し、初めて開幕スタメンに名を連ねた乙坂。7回にチーム2本目となるライト前ヒットを放ち、存在をアピールした。ちなみに、石川、荒波、筒香、倉本ら横浜高校出身選手が2010年から連続で開幕スタメンに名を連ねてきたが、11年連続と継続されたということだ。

この試合ではヒットが出なかったソトだが、9回2アウトで迎えた第4打席、完投目前の大瀬良に対して、17球粘って四球を選んだ。11球連続でファールを打ち、ソト自身も大瀬良の一級品の多彩なボールを見られて、状態が上がるんじゃないかな。何より、直前で2発を打たれ1-5となり、沈んだまま試合終了になりそうだったところ、少しの意地を見せられた。気持ち的にも雑になって簡単に凡退してもおかしくない打席。明日へ何かつながるのではないか。

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ヤジ

ストレートのスピードは申し分なかった今永。練習試合で2回とも初回にホームランを浴びていたため、立ち上がりは慎重に投げていた。2回も先頭のメヒアは、ボテボテの当たりながら、コースが良く内野安打となり、そこからまた慎重になってしまった。これで2回までに38球を費やしてしまう。

3回は三者凡退に切り抜け、乗っていくかと思ったが、鈴木に甘く入った球をセンターオーバーの三塁打。ここは無失点で何とか切り抜けたが、やはり球数を費やした。テンポが上がらないまま5回も再び田中に三塁打。再び慎重な投球になる。

大瀬良のタイムリーは通常ならセカンドゴロだが、投手が打者であれば前進守備はセオリーだから仕方がない。逆転までは許さず踏ん張ってほしかったが、この日の今永の調子では厳しかった。

立ち上がりから逆球が多く、コントロールできていなかった。本人のコメント通り、大瀬良は同じコンディションでもしっかりとしたフォームで安定した球を投げられていた。まだまだ成長しなければならないと感じてくれたことだと思う。向上心のある投手なので、次回以降に期待したい。

試合を決めたのは守備だった。8回1アウト3塁という同点のチャンスで、とっておきの代打オースティンを起用。2球目のインローの球を強振し、痛烈な打球がサードへ。同点タイムリーだと思った瞬間、サードが華麗にボールをキャッチし、素早くバックホーム。クロスプレーにもならず、サードランナー柴田はアウトになった。

8回表にメヒアに打席が回り、守備から三次に交代していた。これぞ守備固めという、見事に代わったところに打球が飛び、スーパープレーが飛び出した。もちろんこの試合のヒーローは大瀬良だが、この三次のプレーが試合を決めたと言っても過言ではない。

一方、広島には三塁打が2本飛び出した。5回は、田中の左中間への当たりは、センターが追い付くのは難しいように見えたが、梶谷が突っ込み、ボールを取れずに行き過ぎてしまう形に。VTRで見ると梶谷にクッションボールが当たって弱まっており、佐野のバックアップが遅れて三塁打となった。

田中が俊足とは言え、ハマスタの左中間の当たりで三塁打にされるようでは。場面としては1アウトで次は投手。無理に追いかけて三塁打にしてしまうよりも、クッションボールを処理してセカンドで止める方が良い場面だった。雨が降るコンディションで難しさもあるが、打撃優先で梶谷を入れているデメリットが顕在化してしまった。

開幕戦のような緊迫感のある投手戦だと、守りの弱さが勝敗に結びつく。現状のベイスターズのオーダーの組み方では起こりうる敗戦だった。

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キジ

まず初めに、この日開幕戦が迎えられたことに対して、医療従事者や新型コロナウィルスの対策にあたっていただいた方、自粛や休業の要請に従っていただいた方、この試合の準備に尽力された方、全てに感謝したいと思う。

一時は今年のプロ野球はできないんじゃないかと思う時もあったが、無観客試合で多くの制約がありながらも、公式戦の真剣勝負を見ることができた。プロ野球ファンとして幸せだと思う。

今まで当然のように試合を観て、こうしてブログで好き勝手書いていることが、とても幸せなことと強く感じている。

試合としては残念ながら敗戦となったが、この日を迎えられたことに感無量の思い。本来なら中止になってもおかしくない悪天候の中、プレーした選手、開催した関係者にも感謝したいと思う。

特別な開幕戦は負けたが、試合数が少し減っている今季は、昨年のように借金を2桁背負うわけにはいかない。今永で落としたのは痛いが、ここから踏ん張っていかないと。

まずは封じられた打線が、ヒットを打って行かなければ。ソトの粘りのおかげで、心配していた佐野に曲がりなりにもヒットが付いたので、ここから上げて行ってもらいたい。

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