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谷元の投球で流れが変わる そして残塁の山

10/21 中日4-2横浜DeNA@ナゴド

6回裏終了でリードしていたら34連勝の中日を相手に、6回まで2-1とリード。何としても追加点を取りたいDeNAは7回に2アウト満塁のチャンスを作ったが、この回途中で登板した谷元がベテランらしい老獪な投球でピンチを断ち、流れが変わった。エスコバーから大島、京田が連打し、ビシエドが打った瞬間という逆転3ランでひっくり返した。DeNAは12安打も11残塁の拙攻で逆転負け。

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ポジ

佐野に代わって初めて4番に入ったオースティンが、最初の2打席でいずれもクラッチヒットで役割を全うした。2得点はいずれも4番の打点だった。長打はなかったが、打点を挙げることが重要。できれば、7回の満塁のチャンスで打てれば良かったが。

ロペスがマルチヒット。8回は、三遊間への当たりを高橋がダイビングキャッチ。一塁への送球が2バウンドになり、必死に走ったロペスがセーフになった。これでいよいよ日米通算2000安打にあと1本とした。しかし、ラミレス監督は翌日の起用に関してはこれから考えるとコメント。

今季のロペスは右投手.280に対して、左投手.189と、左を打てていない。22日の先発は大野雄だから、ベンチを外れることになるだろう。ハマスタでの広島3連戦での達成の方がみんなハッピーだろう。27日からの読売戦まで取っておく必要はないからね?

パットンがベンチにいないけど、8回はどうするのかと思ったが、平田だったのかな。左打者のところで石田を使いながらという考えだったかと思う。この日はランナーを2人背負ったものの無失点。防御率も2点台に突入し、飛躍のシーズンになっている。最後まで良い感触を持って走り切って欲しい。

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ヤジ

無駄だとは分かっているが、毎度おなじみの指摘を。

もう既に消化試合に入っているわけだから、坂本には将来のために成長できる登板にすべき。既に4勝をしているのだから、次のステップに入る必要がある。5回で代えて、勝利を付けさせるとか、良いイメージのまま代えるとか、そういう段階ではない。6回を投げてQSを達成し、チームを勝たせる投手になっていかなければならない。

この日は調子が今一つだったのも分かるし、まだルーキーだから無理させたくないのも分かる。だが、5回79球で代えて、どれだけ彼にとって得るものがあるか考えて欲しい。まさか、自身の保身のために勝ちに拘っているわけではないよね?5年在籍したチームで、自分が監督の時に入団した投手なのだから、置き土産的にも育てておいて欲しいと思う。

ロースコアの展開になると、ヒットが出たとしても点にならないお決まりのパターン。基本的にホームラン待ちなので、ナゴヤドームでソトが打てないというのが響いている。そして、バントはすんのかい!という采配。徹底してしないならしない、するならする。ブレてるようではどうしようもない。

ラミレス監督は現役時代にバントなんかしたことないから、練習しとけばできるくらいに思っているのだろう。見え見えのバントの場面で、1、2塁のバントをするのは簡単ではない。そして、いくら練習しても本番は違う。練習では打てるのに試合で打てないのと同じ。ソトやロペスが打てないと、試合に出させて調整させるわけで、バントも普段から緊張感ある場面でやってないと、いざという時にできない。

伊藤光は、オリックス時代にレギュラーを張っていた頃は年間30以上の犠打を決めている選手。だが、DeNAに来てから4犠打だけ。昨年はかなり試合に出ていたが3つしかない。プロで練習しているとは言え、普段やってないことをやるのは簡単ではない。バントしない方針なら、頑なにしなければいい。ビジターチームで2点ビハインドなら同点にしてもリリーフの質で劣るのだから、逆転を狙って打たせればよかった。バントしろと言われるからさせました、ほれ見たことかという感じなのか?どっちにしても、勝たない限りは結果論で叩かれるけど。

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キジ

この試合のターニングポイントは、谷元の投球だったと思う。

先発の勝野が7回もマウンドに上がり、1アウトから柴田にヒットを打たれると、谷元にスイッチ。谷元は神里に対して、チェンジアップで追い込むと最後はストレートを外角一杯に決めて見逃し三振。素晴らしいボールだったが、神里の悪い面が出た。

宮崎には外角のカットボールをセンター前へ運ばれた。2アウト1、3塁となってソト。ストレートを3球投げて追い込むと、2球インサイドにきっちり投げ込み、アウトサイドにカーブを投げた。7球目は少しコントロールミスで外側に外れ過ぎてしまい、四球。だが、逃げたわけではなく、最悪ひとつベースが空いていることを念頭に、絶対に甘くならないように投球した結果だ。そこがDeNAの投手陣と違うところだ。

しかし、満塁となってこの日2安打2打点のオースティンを迎える厳しい場面。初球はカーブでストライクを取った。この場面で初球に来るか、という感じでオースティンも想定外で見送った。2球目、3球目はストレート。これも絶対に甘くならないように、細心の注意を払ってアウトサイドへ投じ、僅かに外れて2ボール1ストライク。次は思い切ってインサイドを突いてファウルを打たせるのかと思ったが、再びカーブ。今度はオースティンもバットを出したがファウルになった。

この満塁というピンチで、一発のある4番を迎えて、カーブをしっかりコース、高さを間違えず、勇気を持って投げられる。これこそリリーフで厳しい場面をくぐり抜けてきた経験。昨日の投稿で笠井に厳しい意見を書いたが、まさに彼に見て欲しい投球だ。150キロを出せばいいわけではない。それでも、このカーブがあるからこそ、ストレートが威力を増す。

最後は狙ったところよりは高く行ってしまったのだろうが、腕を目一杯振っての147キロストレート。ファウルチップしたが、球威が勝って三振。これがピッチングだと見せてくれた。素晴らしい活躍だったと思う。この谷元が、大福マルの前にいるわけだから、そりゃ7回以降でリードしてたら逃げ切れるのも納得だ。投手にもタイプがあるし、谷元は167センチという体格だからこそ、生きる道として身につけたものだろう。できることなら155キロのストレートで押し切りたいと思っているかも知れない。

ただ、打球をどれだけ飛ばしてもランナーがいなければソロなのと同じで、どれだけスピードガンが出ても、打者が速さを感じて、詰まったり空振りしたりしなければ意味がない。

この日から始まったワールドシリーズをSPOZONEで見たが、レイズ先発のグラスノーは100マイルに迫る4シームファストボールを連発していたが、ベリンジャーに完璧に捉えられて2ランを打たれた。速さはもちろん武器だが、それだけでは抑えられない。エスコバーでもストレートの走りが今一つで、コースが甘ければ、あれほど完璧な当たりでホームランを打たれる。

スピードや飛距離は野球の華でもあるが、自分がコンスタントに活躍していく上で何が必要か、それぞれよく考えてもらいたいと思う。

前日、背中に違和感を感じて途中交代した佐野が、105試合目にして遂に欠場。初のシーズンフル出場で、フィジカル、メンタル両面で疲れが溜まっているだろう。ここまで安定して成績を残してきたが、10月は5試合連続ホームランはあったものの、打率は急降下。安打数はこの日大島に並ばれ、打率も5厘差まで詰められた。シーズンの最終規定打席には到達しているので、コンディションが悪い中で無理に出場せず、しっかりと自分のバッティングができるようになるまで休んだ方が良い。1番打者の大島と最多安打を競うのは不利なのだから、打率をまた上げられる状態で出場して欲しいと思う。

梶谷は代打で復帰はしたが、様子を見ながらというのは続くだろう。そうした中で、3戦目は大野雄と対戦となる。ここまで一つは勝っておかなければならなかったが、得点力のない打線、踏ん張り切れない投手陣で連敗。ひとつも勝てずに横浜へ帰ることは覚悟しておくべきだろう。復帰して本調子ではない平良がどれだけ粘れるか。

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