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ローテ争いへ 小園、中川颯がともに4回無失点

03/06 横浜DeNA5-0千葉ロッテ(ハマスタ)

開幕ローテーション争いに加わりたい小園、中川颯が登板し、ともに4回無失点と結果を残した。小園は、2回に2本のヒットでピンチを招いたが、森の好守で切り抜けた。中川颯は、2安打しか許さず、48球でまとめた。度会が連続試合ヒットを伸ばし、オースティンが先制タイムリー。終盤には伊藤が3ランを放ち、存在感を示した。

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ポジ [Good]

宜野湾ではかなり荒れていた小園だが、この日はストレートの球威もあり、打者を押し込めていた。先頭の岡にストレートを6球続けてライトフライに打ち取ると、ポランコにはストレートとスプリットだけで組み立て、最後はインサイドの高めでファウルフライに打ち取った。藤原にはスプリットをライト前に持って行かれたが、山口をファーストゴロに打ち取った。

2回は安田にヒットを打たれたが、中村奨をストレートで空振り三振に仕留め、茶谷に初めてカーブを投げてファーストゴロに打ち取った。田村には高めのストレートをライトへ運ばれ、1、3塁。暴投で一塁ランナーが進み、ピンチが広がった。

池田にペイオフピッチとなり、インサイドのストレートを一二塁間に打ち返されたが、森敬がよく追い付き、送球は乱れたがオースティンがカバー。ファインプレーで失点を免れた。

3回、4回は初球にあえてカーブを選択し、配球を変えることで的を絞らせなかった。そのカーブも良いコースに決まり、ロッテの打線が捉え切れなかった。

4回4安打無失点で、無四球というのが評価できるポイント。宜野湾では風が強い影響はあったかも知れないが、なかなかゾーンに決まらなかった。この日はストレートに手応えもあったのか、ゾーンに投げ込めていた。小園も手応えを掴んでいたので、次回の登板がローテーション争いに加わる上で大きなポイントになるだろう。

2番手の中川颯は、この日も安定した投球を見せた。最初のイニングである5回は、全てセカンドゴロで三者凡退。低めに集めて、ゴロを打たせる持ち味が発揮された。6回は、ポランコに高めへ配球し、詰まらせてショートゴロ。藤原はスライダーをライトフライ、和田も高めで押し込み、詰まったセカンドゴロ。変幻自在の投球で凡打の山を築いた。

7回1アウトから上田にヒットを許したが、友杉をセカンドゴロ併殺打に取った。森林コンビの併殺網もお見事だった。8回は2アウトから平沢の打球がフラフラとライト線へ落ちる二塁打となったが、点を取られる気配はなく、高部を打ち取って切り抜けた。

4回2安打無失点で、こちらは当然のように無四球。対外試合では11イニングで死球が1つあるだけで、四球は与えていない。コントロールが良く、ゾーンで勝負できているので、球数も少ない。中川颯の心配材料があるとすれば、長いイニングを投げたことがほとんどないので、そこになるだろう。

先発ローテーションに入るなら6回、7回は投げて欲しい。球数が少なくて済む投手なので、不安は少ないが、残りのオープン戦で6回くらいまで投げる日を作って欲しい。現状、ローテーション争いでも良い位置にいると思う。

度会が最初の打席で、メルセデスのストレートを捉え、レフト前へ巧打。これで出場8試合連続ヒットとなり、本当に安定感がある。ハマスタでの試合で、一発も欲しいところではあるが、このまま安定したバッティングを見せられれば、開幕1番スタメンが近づいて来る。

この時期、特に結果が出なくても心配はしないが、オースティンにタイムリーが出た。開幕に向けて打席数を増やして調整すれば良い選手ではあるが、あまりノーヒットが続くのも気分は良くないだろう。盗塁で進んだ林を度会が進塁打で進め、2アウト3塁からキレイに三遊間を破った。もう少し暖かくなったら出場する時間を増やして行くと思うので、最終週くらいに打ち始めてくれれば問題ない。とにかくケガのないように。

昨日、内容が良くないと書いた林が、マルチヒットをマークし、いずれも盗塁を決めた。最初のヒットは、泳ぎながらカーブを拾い、一二塁間を破った。自分の形で打てたわけではないが、状態が悪いとファーストゴロになりがちなので、少しタイミングが取れるようになって来ているだろうか。

5回は左腕の鈴木の150キロストレートにバットを出し、三塁線を抜けるヒット。これも最近の内容だと空振りあるいはファウルになっていたと思うので、状態は良くなっていると思う。タイミングは微妙なところもあったが、盗塁も2つ決めて、アピールできたと思う。石上、京田らとの争いはまだまだ続く。

東妻が、兄弟対決で二塁打を放った。過去にイースタンで兄弟対決は実現しているが、1軍のオープン戦でも対戦の機会が訪れた。2球目の真ん中付近の速球を捉えた打球は、左中間の一番深いところへ。和田が懸命に追ったが、グラブに当てながら落としてしまった。兄・勇輔としては捕って欲しかったところだろうが、純平にとってはオープン戦初ヒットにもなったので、大きな一打になっただろう。次はぜひ、交流戦で実現して欲しい。

8回、ノーアウト満塁から西浦のライトフライで、三塁ランナーの関根がスタート。藤原から好返球で、タッチアウトとなった。2アウト2、3塁で無得点になってしまいそうな場面だったが、中村の真ん中付近のツーシームを振り抜き、打球はレフトスタンドの中段まで届いた。松尾の台頭もあり、伊藤も開幕1軍を争う立場。昨年はバウアーやガゼルマンなど外国人投手とのバッテリーを組んでいた。今年もジャクソンと組むようになるには、やはりバッティングも重要。その意味では存在感を示した一打だった。

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ヤジ [Bad]

この試合は、ほとんど言うことがないくらい、良い面が出たと思う。

森敬の3三振くらいだろうか。前日はバッティングで良い面が出ていただけに残念。せめてもう少し粘り強い打席を作りたかった。セカンドの守備はこなせていたと思うが。同じくゲーム参加で1軍に来ている梶原も、捉え方としては悪くないが、結果が出なかった。悔しいと思うが、残りの実戦で結果を出して行きたい。

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キジ [Other]

先発ローテーション争いに加わりたい若手2人が結果を出し、最後の三嶋まで完封リレー。無四球だったこともあり、投手陣に関しては言うことのない試合になった。打線も、林と柴田の盗塁を点に結び付け、8回はノーアウト満塁からタッチアップがアウトになり、無得点になりそうなところで3ランが出て、ダメ押し点もきっちり取る展開。シーズン中もこういう試合を数多くやりたいところだ。

夜には侍ジャパンが欧州選抜と対戦。度会と同世代にあたる大学生の西川史礁の活躍が目立っていた。明大の宗山の骨折は非常に残念ではあるが、強化試合とは言え、トップチームに大学生を招集したことは英断だと思うし、実力も兼ね備えていそうだ。7日に先発する金丸も注目したい。

ベイスターズから唯一、出場している山本は出番がなかったが、7日はスタメンかも知れない。京セラドームのある大正区出身だけに、地元で侍ジャパンとして試合をすることは、誇らしいことだろう。堂々とプレーして欲しい。

1軍は7日に試合は組まれておらず、次は8日の日本ハム戦となる。当初は雪の予報も出ていたが、雨は午前中で上がるような予報に変わって来ている。寒い中ではあるが、試合はできそうな雰囲気になって来た。ちなみに自称晴れ男が行く土曜は、バッチリ晴れの予報となっている。

ファームは、6日の教育リーグの日本ハム戦が雨天中止となった。本来、次は9日のオイシックス新潟戦なのだが、7日に何らかの試合が行われるようだ。球団から徳山、佐々木、宮城、東妻、森敬、石上、勝又、梶原、蝦名、関根が参加することが発表されている。全く情報がないので、どこでどのチームと対戦するか分からない。同じく実戦の機会が減った日本ハムなのか、先週末のようにアマチュアとの練習試合なのか。1軍は試合がないので、こちらの取材がされて、情報があることを願いたい。

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