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度会がハマスタ初戦で輝く!ルーキーズが揃い踏み

03/05 横浜DeNA2-2千葉ロッテ(ハマスタ)

今季、ハマスタで初めての試合。度会が2試合連続のマルチヒットをマークした。初回、二遊間への内野安打で出塁すると盗塁を決め、佐野のタイムリー二塁打で生還。5回は右中間への二塁打を放ち、森敬が一塁から生還して勝ち越し。先発の大貫は、2回にコントロールを乱し、中村奨のタイムリーで1失点。堀岡、松本凌が素晴らしい投球を見せたが、9回に登板した石川が押し出しで同点を許した。

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ポジ [Good]

ベイスターズの昨年の大きな課題である「1番」にハマる存在になれるか?

度会が、ベイスターズの選手としてハマスタで初めての試合。オープン戦とは言え、期待のドラ1ルーキーのプレーに多くのファンが注目。この日も1番ライトでスタメン出場した。

初回、西野の3球目のストレートを打ち、打球は二遊間へ高いバウンドのゴロ。セカンドの藤岡が追い付いて送球も間に合わず、内野安打となった。一つ前のインサイド寄りのストレートをファウルし、今後はアウトサイドへ来たストレートにタイミングを合わせることができた。

オースティンの打席で、2球目にスタートを切った。佐藤の送球は高く逸れ、センターへ達した。タイミング的にもセーフだったか。盗塁を30も40もできるタイプではなさそうだが、しっかりと1番としての脚力をアピールした。オースティンのセカンドゴロで三塁へ進み、佐野のタイムリーで得点もマークした。

5回は、四球の森敬がランエンドヒットでスタートしたところ、高めに浮いたストレートを捉え、右中間を破るタイムリー二塁打。前の回に西巻が初球で盗塁を決めており、ストレートで来ると読んでいたか。152キロの速球に対して早めに始動し、高めのボールをバットに乗せるように運んだ。

度会はこれで2試合連続のマルチヒット。オープン戦は24日の初戦には出場しなかったが、4試合連続ヒット。そして、春季キャンプ中の練習試合から数えると出場7試合連続ヒットとなる。石上の4安打のような派手な活躍ではないが、きっちりと毎試合ヒットを放って出塁できていることに安定感を感じる。

社会人時代も一発の魅力はあったが、現状だと長打力よりも追い込まれた後の粘りやバットコントロールで魅せている。盗塁を決めた脚力も悪くないので、このまま安定したバッティングができれば、リードオフマンとしてハマる可能性が高まって来た。

期待は大きくなるが、まだまだオープン戦もたくさん残っているので、現時点で開幕スタメンがどうという段階ではないだろう。日々、観るのが楽しい選手であるのは間違いなく、ケガをせずに開幕を迎えて欲しい。今のままプレーできれば、開幕戦のオーダーの一番上に名前が書かれるだろう。

4安打に終わった打線の中で、佐野が左中間を破る先制タイムリー二塁打を放った。クローズドスタンスからスクエアへの変更をしているが、佐野本来の逆方向への強い当たりが見られた。佐野が3割を大きく超えるアベレージに戻ってくれれば、怖い打線になって来る。

個人的には、この日組んだように、2番オースティン、3番佐野が良いと思っている。牧の後ろにはチームの最強打者を置くべきで、宮崎がいることで牧と勝負せざるを得ない。あとは、牧の前にランナーが出ている必要があるので、オースティン、佐野がどれだけ塁に出るかにかかって来る。その上で佐野の復活は欠かせない。

春季キャンプは終始B班で練習した森敬斗が、久しぶりに1軍のゲームに参加。最初の打席で、初球のスライダーを強く振り抜き、球足の速い打球は一二塁間を破った。5回の打席でも、2球で追い込まれながら、しっかりとボールを見極めて四球を選んだ。打席での内容は良かったのだが、如何せんミスが出てしまった。それは後述。

東妻は、5回1アウト1、2塁で小川のレフト前ヒットを捕ると、ホームへダイレクト送球。俊足の和田を刺すレーザービームを見せた。キャッチャーではあるが、バッティングを生かすために、春季キャンプでは外野手としての練習に時間を費やした。その効果が形となって表れた。ノーヒットではあったが、9回の打席では、バットの先で失速したが、一瞬ホームランかと思うような角度で上がった。状態は悪くないと思う。

先発の大貫は、2回1アウトから山口に高めのストレートをライト前に落とされ、中村奨の打席でスライダーが引っ掛かって暴投。中村奨は大貫の足元へのゴロだったが、グラブが間に合わず、センター前タイムリーヒットとなった。大貫も悔しそうな表情を浮かべていたが、捕りたい打球ではあった。それ以外は、ストレート、変化球とも順調に来ているのではないか。あと2~3回の登板を経て、4月2日の阪神戦での先発がターゲットか。

北九州に続いて2試合目となった堀岡は、この日も良かった。ニコ生では「どすこい」こと山口俊にシルエットが似ていると話題になった。背番号も111で、確かに山口を彷彿とさせる姿ではあった。北九州のスピードガンでは数字が伸びなかったが、この日は152キロをマーク。和田をフォークで空振り三振に取り、藤原、小川もストレートで押し込んだ。リリーフ事情が困った場合は、支配下登録の筆頭候補となって来そうだ。

そして、松本凌もハマスタデビューとなった。いきなり上田とルーキー対決となったが、インサイドのカットボールを弾き返され、京田のファインプレーでファーストライナーとなった。高部はインサイド高めのストレートで見逃し三振、平沢は低めのスライダーを空振りさせ、3球三振に取った。

左打者にもしっかりとインサイドに投げ込めているので、1イニングを任せられる。見るからに強靭な身体だが、松本凌の場合は1年間投げ切れるかどうかだけ。リリーバーとして戦力になることを十分期待できると思う。今後の登板も楽しみだ。

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ヤジ [Bad]

久々の1軍となった森敬斗。打席では1安打1四球で出塁したが、走塁でミスが二つ出てしまった。3回、先頭打者でヒットを放って出塁。盗塁の機会を窺っていたが、スタートしたのはランエンドヒットの形で、2回とも度会がファウルにしている。これから7球目というところで牽制球が来て、逆を突かれてタッチアウト。前のボールでもスタートし、そちらに気持ちが行ってしまい、ベテランの技に屈してしまった。

そして、5回は2アウトランナーなしから四球で出塁。初球、ランエンドヒットでスタートし、度会が打った。森は打球がどこへ飛んだか分からず、見てしまったと釈明していたが、2アウトなのでどこへ飛ぼうがとにかく走るだけ。

二塁を回ったところで止まりかけたが、右中間を完全に破っていて森の走力もあり、結局ホームまで還れたので、結果的には事なきを得たのだが、三浦監督も「トータルではマイナス」と言うように、取れるはずの得点が取れなくなる可能性のあるプレー。アウトカウントを間違っていることが大きな問題。

ミスを怖がって消極的なプレーはして欲しくないが、場面ごとに次は自分が何をすべきか、状況を常に考えてプレーして欲しい。6日も試合ができれば出番があると思うので、アピールして欲しい。

ショートを争う林は、前にも書いたがバッティングの内容が悪い。タイミングが全然合っておらず、自分の打つポイントを見失ったかのよう。開幕までまだ時間はあるので、焦らず自分のバッティングを見つめ直して欲しい。復調できないと上位打線はおろかスタメン起用も厳しい。期待している選手だけに昨年後半に成長した部分をしっかりと確認して欲しい。

リリーフの左腕は、エスコバーがカブスへ移籍し、田中健も戦力外となった。石川に期待する部分が大きいのだが、ここまでの実戦は全てあまり良くないので心配している。ストレートはそこまで悪くはないが、自信が持てていないのか、ゾーンで勝負できていない。そして、変化球の精度が非常に悪いので見え見えのストレートで行かざるを得なくなる。カーブ、チェンジアップが思ったところに投げられるように調整して欲しい。

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キジ [Other]

天気予報通り気温が上がらず、時折冷たい雨が降るコンディションの中での試合となった。管理人もここ数年は、平日であれば有休をもらってハマスタでの初戦は現地に行っていたが、必勝祈願を優先したため、この日は中継+見逃し配信での観戦。自称晴れ男が行かなかったことが影響したのか、天気が悪い中で、ケガも心配しながらの試合となった。

ハマスタ初戦ということもあったのか、オースティン、佐野、牧、宮崎とレギュラークラスがスタメンに名を連ねた。オースティンはDHで3打席立った。主力選手は、結果に関係なく感覚を掴んでもらえれば良いだろう。開幕してから打たないことには意味がない。

若手はそうは言っていられない。度会が猛アピールしているだけに、この日ゲーム参加だった梶原や、勝又、蝦名あたりは結果が欲しいところ。今週のうちはまだ出番もあると思うので、悔いの内容にプレーして欲しい。

連日、大活躍だった石上は、この日がベイスターズの初戦となった教育リーグに回った。2軍降格ということではなく、以前にも書いた通り1軍と2軍の試合をフルに使って、開幕1軍の絞り込みと主力の調整をする必要がある。5日、6日は石上をファームで長く使いたいという意図なのだろう。

その教育リーグの読売戦は横須賀スタジアムで行われた。石上は、3番ショートでスタメン出場し、最初の打席では、チームが昨年苦手としたメンデスと対戦。結果はひっかけてファーストゴロに終わった。2打席目はケラーの速球に見逃し三振。しかし、3打席目で左腕の横川のストレートを弾き返し、強烈なライナーでライト前へ運ぶヒット。しっかりと結果を残した。

この試合では同じルーキーの井上が、メンデスのストレートに負けず、ライト線への二塁打を放った。さらに、ケラーのストレートもライト前へ弾き返した。高めに来たストレートに強く、振り負けていない。そして、さらにルーキーの石田裕が先発。2イニングだったが、ヒットで出たランナーをいずれも併殺に取り、6人で無失点に抑えた。庄司もいきなりストレートの四球、ヒットでピンチを招いたが切り抜け、2回を無失点に抑えた。

1軍の度会、松本凌に加え、ファームでも石上、井上、石田裕、庄司が活躍。高校生の武田は別として、ルーキーズの活躍が非常に目立っている。長いシーズンで多くは計算できないが、既存の選手への刺激が、チーム力を高めてくれることを願いたい。

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