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記録的勝利!ベイスターズらしい試合

08/01 阪神3-7横浜DeNA@甲子園

両チームの開幕投手が先発した試合は、思わぬ展開となった。DeNAは西勇から4本など計5本塁打。甲子園での5本塁打は球団初。援護をもらった今永は5回先頭から7者連続三振。チームでは1994年佐々木以来26年ぶり、セ・リーグ2位タイの快投だった。記録的な勝利で、7月16日以来の貯金生活で8月が幕を開けた。

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ポジ

今永の奪三振ショー

今永が、突然エンジンがかかって快投を見せた。

立ち上がりからコントロールにバラつきがあり、特に右打者のインコース、いわゆるクロスファイアが決まらない。石田のようにそれを武器にしている投手ではないが、それにしても中へ入ってしまい、危ない球も散見された。

近本にはいずれも高めに浮いた球を弾き返され、4回裏は1アウト2塁から完全ノーマークにしてしまい、三盗を決められた。これで動揺したのか、大山、ボーアを警戒し過ぎて歩かせてしまい、1アウト満塁。今、阪神で一番警戒すべき梅野の打席でピンチを作ってしまった。

梅野は3球で追い込んだが、2-2から6球連続でファウル。ストレートもチェンジアップも、スライダーもファウルで逃げられ、最後のチェンジアップがボールゾーンに落とし切れず、2点タイムリーで同点とされた。

不甲斐ない投球をしてしまい、ベンチでももっと堂々と投げろと言われた今永は、5回先頭の西勇を三振に取ると、陽川をストレートで見逃し三振、2安打の近本はチェンジアップを空振りさせ、三者連続三振で片付けた。

圧巻だったのは、3番からの中軸を全てストレートで三振に取った6回。サンズ、ボーアには粘られて球数は要したが、最後はフルカウントから高めのストレートを空振りさせた。低めを狙った球が高めに行ってしまったというのもあったが、腕の振りが良く、伸びのある球だった。

7回に前の打席で打たれた梅野をチェンジアップで空振り三振に仕留め、これで7者連続三振。木浪も1-2と追い込んだが、最後のスライダーが真ん中高めに入り、ライトフライ。これはコントロールミスだった。コースに行っていれば、tvkでお馴染みだった鈴木隆氏が1960年にマークしたリーグ記録に並んだかも知れない。本人も自覚があったような表情をしていた。

7回114球で、10三振を奪い4勝目。エースとしてなかなか彼らしい投球が出来ていない印象だったが、この日は納得のいく投球だったのではないか。

球団初、甲子園で5本塁打

広さももちろんのこと、浜風があったりということでホームランが出にくい球場のひとつである甲子園で、1試合5本塁打は球団初ということだ。ラッキーゾーンがあった時代でもなかったという記録的な勝利となった。

初回にソトがハマスタでの打ち直しホームラン以来の8号先制ソロ。4回には大和が意外にもプロで甲子園初という2号ソロ。意外と思ったが、阪神時代の大和は3本しかホームランを打っていない。ベイスターズに移籍して2018年2本、2019年0本、今年2本なので、既に超えている。ハマスタが本拠地とは言え、パワーアップしているのだろうか。

今永が同点とされた直後の5回、2アウト3塁で佐野がレフトポール直撃の勝ち越し2ラン。これは今永にとってもチームにとっても非常に大きなホームランだった。さらに、西勇の自己ワーストタイとなる4本目のホームランは、宮崎の特大の当たりだった。真ん中高めに来た変化球を完璧に捉えた。

そして、能見に変わった7回も梶谷がレフトスタンドへのホームラン。今年、梶谷が活躍しているポイントとなる逆方向への素晴らしいバッティングだった。ソトと並んでチームトップ。2017年に21本打っている梶谷なので当然のペースではあるが、長打もある1番として今後も期待したい。

4回から4イニング連続でホームランとなり、この時点でチーム8安打中5本がホームラン。そしてソロが4本と2ランで、ホームランだけの6得点とベイスターズらしい展開だった。ハマスタ野球が、たまたま甲子園でも見られたということだろう。

あと少し足りなかった佐野

2打席目で放ったライト線の当たりで、サンズが足を取られて転倒。記録は三塁打となった。3打席目は勝ち越しの2ランで、4打席目にライト前ヒットを放った。残り二塁打でサイクルヒットとなる。

9回2アウトで5打席目が回ってきた。記録的なことが起きているこの試合、サイクルヒットも達成されるのではないかと思っていた。2球目の変化球を逆方向へ放った打球は、三遊間を抜けた。レフトの陽川が少しレフト線寄りにいたので、打球に追いつくまで少し間があったが、佐野は一塁を蹴ったところで止まった。

桑原がおととしハマスタで達成した時は、もっと左中間の真ん中だったし、センターのナバーロがスライディングで止めたことで、送球までに時間がかかった。佐野の当たりではさすがに二塁へ行くのは無理だった。桑原の時は10-3という場面だったが、この試合はパットンの失点により6-3でまだ試合は分からなかった。この佐野のヒットから3連打で貴重な追加点を取ったことを考えれば、ちゃんとチームのことを考えた走塁だった。

プロ初の三塁打だったし、本人がヒーローインタビューで言った通り「足が遅いので」三塁打になることは少ない。しかし、ボビー・ローズが3回もサイクルヒットをマークしたように、決して足が速くないと達成できないものでもない。中距離打者である佐野も、外野守備の状況によっては今後もチャンスはあるはずだ。足りなかったあと一歩、次は届くように活躍を続けて欲しい。

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ヤジ

4点リードとなっても、パットンを出して行ったのだが、またも不安定な投球。打たれた2本のヒットは捉えた当たりではないので、不運な面もあった。ただ、意図せず高めや甘いコースに行っているので、結果的にヒットになったりする。もともとコントロールはアバウトで、球威とスライダーのキレで勝負する投手だが、セットアッパーとして8回に投げるのであれば、ある程度ボールも気持ちもコントロールして欲しいところ。

良い時のパットンは、低めにキレイな直線を描いてストレートが決まり、その近辺から鋭く曲がるスライダーに打者が見極められず空振りとなる。今年もそういうピッチングが何度かはあったのだからできるはずだ。

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キジ

ソロの1本や2本は許しても、とよく言われるがさすがに5ホームランだと破壊力はある。一発に頼る良くも悪くもベイスターズらしい試合が、甲子園で繰り広げられた。2回は1アウト1、2塁で今永がバント失敗。細かいことをやらせるとできず、打つのを待っていたら「たまたま」西勇からホームランが打てて良かったという試合。

これまで6試合全てQSだった西勇から5得点というのは評価できるとは思う。9回に3連打の繋ぎで取った7点目をプラスに捉え、3戦目に繋げてもらえればと思う。

前回、甲子園でのDeNA戦で好投した岩貞が先発。DeNAは、2週続けて勝ち投手の権利が山崎のセーブ失敗によって消された平良。今週こそ勝利を付けてあげたい。前日まで3連投となった山崎、三嶋が温存出来て勝ったことは大きい。この試合では最初からクローザーは石田で臨んでいた。4点差となってプロ初セーブは付かなかったが、石田の安定感は際立っている。

苦手の阪神に勝ち越して、貯金を持ってハマスタへ帰れるだろうか。

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