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開幕投手は東!2度目の大役で2年前のリベンジへ

横浜DeNAベイスターズは3月7日、2024年の開幕投手は東克樹と発表した。東は、2022年に続いて2度目の開幕投手となる。前回は6回途中4失点で敗れており、同じカードでリベンジを期する。ファームは、立正大学と練習試合を行った。侍ジャパンでは、山本が犠牲フライで先制点をもたらし、大学生2人を始め好リードで完全試合に貢献した。

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同じハマスタでの広島戦でリベンジを

三浦監督とともに開幕投手の発表会見に出席した東。開幕投手を意識して始動し、実際に言い渡されて「覚悟」に変わったと語った。

1月31日、宜野湾に入った後の全体ミーティング後、部屋に呼んで伝えたという。三浦監督は4年目だが、これだけ早く開幕投手を決めたのは初めてかと思う。今年は、それだけ東が抜けた存在であり、信頼できる投手ということ。過去3年はいずれも今永が開幕におらず、他の投手を競わせて、決断を下していた。

2023年は3月17日に石田と発表しているので、10日早い発表となった。2016年に井納が開幕投手を務めて以降、石田、石田、今永、今永、濵口、東、石田、東と8年連続で左腕が務めることになった。その中で勝てたのは2019年今永のみ。三浦監督も就任3年で開幕戦はおろか、開幕カードでの勝利がない。今年こそ、東が止めてくれると信じたい。

東にとっては、開幕投手は2度目になる。前回の2022年も、同じハマスタでの広島戦だった。

初回は順調に立ち上がったが、2回にファーストに入った知野のミスから3失点。6回に先頭を歩かせたところで、指の皮がむけて降板となった。チームは11失点の大敗。そして、翌日もその流れを引きずり、開幕から2試合連続の2桁失点という最悪なスタートになってしまった。

2022年は、今永がキャンプ中に左前腕の肉離れで離脱し、開幕に間に合わなかった。代わりの開幕投手は大貫か、東かといったところだったが、トミージョン手術から本格的な復帰となる東を抜擢した。しかし、開幕戦でつまずくと5月15日までに1つも勝てずに5連敗。結局、この年は1勝に終わっている。

東自身にも、チームにも、良い流れをもたらすために、同じ轍を踏むわけには行かない。既に広島は九里が開幕投手に指名されており、投げ合う相手は異なるが、2年前のリベンジを果たして良いスタートを切って欲しいと思う。

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ファームは横須賀で立正大学と練習試合

7日は、1軍のオープン戦も、ファームの教育リーグも試合が組まれていなかった。前日の時点で、7日の練習試合に1軍から参加するメンバーが発表されていたが、場所と対戦相手が不明だった。

立正大の硬式野球部のXやInstagramで、練習試合の結果が発信されていた。

これによると、初回に1点を失ったが、2回に3点を奪って逆転。しかし、5回に同点とされ、7回に勝ち越しを許してそのまま敗れている。1軍枠を争う若手も参加した試合だったが、投手の出来次第で大学生に敗れることはあるだろう。詳細が分からないのでコメントできないが、結果よりも内容が重要だと思う。

tvkの吉井さんがXに投稿した写真だと、5回裏ベイスターズの攻撃中で、打席に森敬斗という画面。既に交代があってスタメンではないかも知れないが、オーダーは以下の通りになっている。

D 関根
5 石上
7 東妻
8 井上
3 蝦名
9 勝又
6 森敬
2 益子
4 粟飯原
P 今野

2回に3点を取って一旦逆転しているので、下位打線が頑張ったのかも知れない。立正大がエラー3つになっているので、守備の乱れに乗じた形だろうか。

東と開幕投手発表の会見を終えた三浦監督も、やはり視察に来ていたようなので、ファームの練習試合ではあるが、アピールできた選手もいたのだろう。

8日はハマスタで日本ハムとのオープン戦。雨は午前中で上がる予報となっており、みぞれ混じりの雨と予報されている未明から気温は上がって来そうだ。開幕投手の東が、中6日で金曜に投げて行くと思うので、ケガのないように調整して欲しいと思う。益子と井上が、この試合に参加すると発表されているので、彼らの活躍も期待したい。

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山本が先制の犠牲フライと好リード

ベイスターズから唯一、侍ジャパンに選ばれている山本が、2戦目で初出場。8番キャッチャーでスタメン出場した。初打席は1アウト1、3塁というチャンスで回って来た。2球目のアウトサイド高めに来たカットボールをセンターの定位置付近まで運び、先制の犠牲フライ。その後、なかなか得点が取れず、7回まで1-0という展開で進んだだけに貴重な得点であり、紛れもなく決勝点だった。

そして、今回の試合では大学生4名を招集しているが、投手2人はこの日に登板。既にドラフトで競合と言われる金丸は先発に抜擢された。その左腕をリードしたのが、山本。ストレートを狙われ過ぎないように配球したと語っていたが、最初の打者に3球ストレートを続けた後、スプリットで空振り三振に仕留めた。

2番のフルプにはスライダー、スプリットと変化球で入り、最後はチェンジアップで空振り三振。3番リディには、再び150キロ超のストレートで押して追い込むと、最後はスプリットに当てるのがやっとでサードゴロ。さすがは左腕の東と最優秀バッテリー賞を獲得したキャッチャー。

金丸が2回をパーフェクトピッチングという最高の結果で投げ終えると、続けて大学生の中村が登板。こちらは最速157キロの速球を持つ右腕で、ストレートで押すリリーバーの配球で三者凡退で片付けた。その後も、松山、渡辺、隅田をリードし、欧州選抜の打者たちを完璧に打ち取って行った。

パーフェクトピッチングが続いたため、ランナーが出なかったので、自慢の肩は見せる機会がなかった。祐大のおかげという声にも、何もしていないと謙遜した山本。地元で最高の姿が見せられたのではないか。週末には戻り、開幕に向けての調整になるが、この日開幕投手が発表された東とのバッテリーで、開幕スタメンを手にすることになりそう。侍ジャパンの経験を活かしつつ、ケガなく万全で迎えて欲しい。

今回の侍ジャパンは、トップチームに大学生を招集するという試みを見せた。金丸、宗山は、アマチュアに詳しくない管理人でも名前を知っている選手だったが、中村、西川も素晴らしい選手だった。若い選手が多く選ばれていた侍ジャパンでも、既にプロ入りしている選手と全く遜色がなく、今すぐプロに混ざっても活躍できそうだった。

高卒4年目になる世代で、山下舜平大、高橋宏斗が代表格として侍ジャパンでも活躍しているが、秋広、内山、龍空、根本ら既に1軍でも活躍している選手も多い。2020年のドラフトでは、夏の甲子園が中止になったことから、度会のように指名漏れや、プロ志望届を出さずに大学や社会人などに進んだ選手も多い。大卒でさらにこの世代が加わることで、ひとつ上の佐々木朗希を代表とする世代に匹敵するかも知れない。

大学生投手2人が堂々とした好投を見せたことで、プロの投手たちにも火が付き、4人が気持ちの入った投球を見せた。変にプレッシャーを感じたり、力み過ぎたりすることなく、しっかりと力を出せたことは素晴らしかったと思う。欧州選抜も思っていたよりも数段良いチームだったが、継投による完全試合を達成した日本の投手たちはホントに素晴らしいと思う。

11月にはプレミア12が行われるので、そちらも楽しみ。シーズンで活躍したベイスターズの選手が数多く選ばれることも期待したい。

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