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今年は最終戦の先がある 得点を取れる攻撃を

10/2 横浜DeNA2-3読売(ハマスタ)

2022年、レギュラーシーズンのハマスタ最終戦。先発の濵口は初回に丸のタイムリーで先制を許すなど、2回4安打1失点とやや不安を残した。2番手以降は京山を除く投手を全て登板させ、CSに向けて調整。ロメロは4四死球で押し出しと犠牲フライとノーヒットで2失点。石川は4四死球だったが、何とか無失点で切り抜けた。打線は、7回にようやく伊藤のタイムリーで1点を返し、9回は柴田、神里の連打でノーアウト2、3塁としたが、関根のセカンドゴロで1点を返すのみに終わった。

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ポジ

ロメロ、石川が四死球を連発し球数も多く、守備の時間が長かった中で、4番の中田から始まり岡本、ポランコと回る打順で、9球で三者凡退に片付けた森原が光った。CSは、先発投手が少しでも悪ければ早めの継投も考えられるだけに、1イニングをしっかりと抑えられる投手を揃えておきたい。そうした意味では、5回、6回あたりを投げられる平田と森原は重要な役目になる。この日のような投球でチームに貢献して欲しい。

エスコバーが久しぶりに三者凡退で片付けた。対戦相手が下位でメンバーも代わっていたので、参考程度かと思うが、やはりCSに向けて一度でもこういう投球ができると、不安は少し小さくなるだろうか。残り5日ほどあるので、2019年のリベンジを期し、調整を続けてもらいたい。エスキーの鉄腕は絶対に必要だ。

東がリリーフ2試合目で、1イニングを無失点。前回に書いた通り、短いイニングなのでもう少し出力が欲しいところだが、丸に対しては147キロもマークして押せていたかなと思う。その分、カットで空振りも取れた。坂本にはカーブを巧く持って行かれたが、まずまずの内容だった。阪神との相性も悪くないので、左打者が揃う上位打線あるいは佐藤輝あたりのところでの起用は考えられる。

宮崎が菅野から2安打で3割に乗せた。正確には434打数130安打で、.29953なのだが四捨五入で.300となった。セ・リーグでは4人しかいない3割打者。おそらく神宮での最終戦では打席には立たないと思う。2020年、2021年はともに.301だったが、今年はさらにギリギリ(厳密には割っている)となった。来年こそ、首位打者を争うような、余裕で3割を超える打率を期待したいし、打点ももう少し欲しいところ。

ソトがマルチヒット。最初の打席でセンター前ヒットを放ち、7回にはセンターの横を抜く二塁打。4回も良い感じでスイングしていたが、少し擦ってしまったのかフェンスの手前で失速する打球だった。頭部死球を受けて心配されたが、バッティングに関しても問題はなさそうだ。CSでの大暴れを期待したい。

佐野は止めたバットに当たった打球で内野安打。160本目となったが、岡林がマルチで161本としており、神宮での最終戦でタイトルを狙う。

9回は、前日の大勢のイメージが残っていたので、レギュラーが全て退いたメンバーでは簡単に終わるだろうと思っていた。しかし、柴田がストレートをライト前に弾き返し、神里は珍しく初球を積極的に打ちに行き、真ん中のストレートをレフトのリボンビジョンに当たる二塁打。これが入っていれば、というところではあるが、見事なヒットだった。

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ヤジ

この日は、おそらくCSに向けて、ハマスタのマウンドで多くの投手に投げさせるつもりだったのだろう。2回裏のチャンスで代打を送って濵口を交代し、継投に入った。

ロメロはリリーフとして期待していたが、打者と戦う前に自分のことで精一杯という感じ。1番から始まるところでいきなり3連続四球では話にならない。中田には速球で押し、インサイドのツーシームで三振を取れたが、岡本和にはそのツーシームが当たってしまった。4四死球で押し出し、さらにポランコにはフェンス間際の犠牲フライと、ノーヒットで2点を献上。これだけコントロールが乱れては使いづらい。

石川も、コントロールに苦しんだ。最初の打者を歩かせたが、菅野がバントを失敗し、4回は無失点で切り抜けた。しかし、イニングを跨いだ5回は、打者のネームバリューと圧に負けてしまった感じで、なかなかゾーンに投げ込めなかった。せっかく得たチャンスで結果を出したいという気持ちが強過ぎたかなと思う。1アウト満塁となり、重信にはストライクを先行させて三振に取った。大城にもフルカウントになったが、何とか三振で切り抜けた。

最後はストレートだけを投げている状態で、打者もしっかりとタイミングを合わせ切れていなかった。甘くは行けないだろうが、もっと自信を持ってストレートを投げ込んでも良かった。これも経験ではあるが、CSに敗戦処理はないので、ロメロにせよ、石川にせよ、これでは使いづらい。

クリスキーがこの日、ファームで登板したが、いきなり二塁打と本塁打で2失点。映像まで確認できていないが、その後は152キロもマークして3人で抑えた。ぶっつけ本番も怖いが、どう判断するか。

打線は、12安打で2点。2回は宮崎、ソト、戸柱の3連打も、各駅停車で満塁。1アウト満塁で森がバットに当てられずに三振。ファースト、サードは前進だが、セカンド、ショートは併殺狙い。森の足であれば、セカンドゴロ、ショートゴロを打てば併殺崩れで同点も狙える場面。速球への対応が今後の課題だろう。

その後も、ライナーゲッツーや良い当たりが正面を突いたりとハードラックな部分はあったが、拙攻が続いた。12安打と個々の調子は悪くないとポジるにはちょっと厳しい攻撃だった。防御率リーグ最下位の読売だが、この2戦は戸郷、菅野の2枚看板に苦手としている山崎伊、リリーフも大勢を始め好投していたのだが、CSの相手はリーグでダントツトップの防御率を誇る阪神。さらに得点を取りづらいことが予想されるだけに、少ないチャンスを確実にものにする勝負強さがないと厳しい。

僅かな時間しか残っていないが、今一度、ヒットを打つ攻撃ではなく、得点を取る攻撃を突き詰めて欲しい。

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キジ

試合には敗れたが、昨年のハマスタ最終戦とは異なり、来週にCSファーストステージという次が待っている。この試合に課題も多く出たが、神宮での最終戦を経て、万全の準備をして欲しいと思う。

この日のスタメン発表のムービーは、山崎が登場した。この日が30歳の誕生日。前日に1点差の厳しいマウンドで自己最多タイの37セーブをマークしたということもあるだろうが、ポスティングでMLBへ移籍とも言われており、レギュラーシーズンのハマスタは最後という意味合いもあるのかなと思った。

前日に投げていながら、9回に平田が2アウトを取ったところで、わざわざ1人だけ山崎が登板したのも、そういうことなのかなと。神宮での最終戦で自己最多の更新を狙うだろうし、まだCSもあるが、一定の区切りなのかなと感じた。

ハマスタ最終戦ということだが、まだCSもあるので、今年の振り返りみたいなことは全部終わってから書くことにする。

球場でも流れたムービーの中でも、本当にいろいろなことがあった今季。マリノスコラボからのハマスタ17連勝が一番、印象深い。これらの思い出の中に、CSファーストステージを良い形でプラスできるか。2019年もそうだったように、2位となっただけに、ファイナルステージに進めないことは本当に悔しい。今年のように、2チームだけが貯金で終わったシーズンなら尚更。

しっかりと「今年のハマスタ阪神戦」を見せて欲しい。

自称晴れ男らしく、最後も晴れ過ぎて暑いBAY SIDEのウィング
チケットの売れ行きは今年一番だったように思うが、前日から2人減って新記録更新ならず。CS敗退が決まった読売ファンで来ない人がいたかなという感じ
バースデー登板となった山﨑康晃。レギュラーシーズンとしてはこの登板を最後に移籍となるか。
最後は1点差で2アウト2、3塁という場面。逆転サヨナラで勢いを付けたかったが、大勢に振り切られた。
深めの外野フライで逆転サヨナラだったが、最後はきっちりとフォークを投げてきた。
FINAL CEREMONY、キャプテンの挨拶
花火で締め
グラウンド内がまだ煙っている中、監督、コーチ、選手が一周
今永、大貫らベンチ外の選手も参加
最終戦と言うことで、Tempters PIZZA +BARにてレギュラーシーズン締めの反省会。
馬車道タップルームに移動して珍しくビール。楽天ファンのフロアスタッフの方、最後までありがとうございました。

馬車道タップルームで、楽天-オリックスの中継を流していて、最後まで観てしまった。143試合目の最終戦で決着、オリックスの逆転優勝。ヤクルトの胴上げとはまた違う感情でその光景を見ていた。

もちろん、昨年最下位から浮上し、クライマックスシリーズを戦える喜びはあるが、やはり優勝したかったし、優勝できないとしてもこれくらいに競って、優勝争いして負けたかった。来年こそ、レギュラーシーズンで最高の歓喜の瞬間を迎えたい。

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