東京ドームでの練習試合だったが、読売がビジターユニフォームを着用し、先攻で行われた。DeNAもビジターユニフォームだったため、いずれもホームを着用しない試合となった。両チームともに開幕ローテを狙う若手投手が先発したが、初回から四球を連発し、締まらないゲームとなった。
06/10 練習試合 横浜DeNA8-8読売@東京ドーム
ポジ
打線は4回までに7点を奪う攻撃を見せた。ただ、相手投手が開幕1軍ボーダーというレベルなのは否めず、手放しでは評価できない。
佐野は2試合連続ホームランなど2安打3打点。4番の働きとしては文句なしの結果だろう。急に打ち過ぎなのもそれはそれで気になるが。できれば4番として安定した活躍を期待したい。
ソロホームランが2本出てはいるが、相手の制球難につけ込み、ランナーをためて長打、犠牲フライ、内野ゴロ間と良い得点の取り方はできたのではないか。
この日の投手はポジれるところがなかった。
ヤジ
急に開幕ローテがチラついて来て、力んでしまったか。中川が四球を連発してしまった。いきなり吉川尚を歩かせて、売り出し中の湯浅に一発を浴びた。
さらに、2回も修正できずに3つの四球で満塁。丸は打ち損じてレフトフライに倒れ、2失点で収まりはしたが、59球を費やして降板。もともと何回まで投げる予定だったのか分からないが、先発ローテからは遠のいたかな。まだ若いので、これから実績積んで行って欲しい。この試合の経験が生きれば良いと思う。
2番手以降も締まらず。連投となった伊勢は、無失点だったものの四球で歩かせ、ボークでピンチを広げた。こちらもまだまだ経験していく段階だとは思う。同じく連投の三上は、この試合も今一つ。エラーが絡んではいるが、絶好調の小林にタイムリーを浴びた。
エスコバーも球威、コントロールが今一つで、連続長打を浴びて2失点。石川は昨年からエスコバーキラーになっているね。パットンは失点こそしなかったが、3四球で満塁としており、コントロールに不安が残る。
そして、山崎が陽に同点2ランを被弾。外側の高め甘い球はライトへ一発がある陽。このパターンで三上が何度か打たれている。力んだ分、ストレートが浮いて、陽には投げてはいけない球になった。ちょっと冷静さを欠いたようにも見えた。開幕までにストレートをきっちりと低めのコースに投げられるよう、技術的にも精神的にも調整して欲しい。
キジ
読売の鍬原が5四死球、DeNAの中川も5四球というノーコン対決で幕を開けた練習試合。長くなりそうだなという試合は、後続の投手も冴えずに8-8のドローとなった。お互い投手に関しては痛み分けといった感じだろうか。後半、勝ちゲームのリリーフが良くなかったDeNAの方が、不安が残った形かもしれない。
9日のハマスタ以外は、全て東京ドームという読売が、この試合はビジターとして練習、試合のスケジュールをこなした。ユニフォームもビジター用を着用していたが、特にDeNAとはユニフォームについては申し合わせがなかったようで、両軍がビジターユニフォームで対決した。
宮崎が軽いめまいということで、大事を取って欠場した。調整は順調に来ていたと思うので、大事に至らなければ良いが。
11日は櫻井が先発するという予想もあるが、先発ローテ入りをアピールできるか。上茶谷の離脱もあり、ローテの5番手、6番手がかなり怪しくなってきた。救世主は現るか。
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