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早くも起用に不安も 牧のプロ初ホームランが希望

03/31 横浜DeNA3-5東京ヤクルト(ハマスタ)

ヤクルトは西田が新型コロナの陽性となり、濃厚接触者の可能性がある6人が登録抹消された。DeNAはドラ1ルーキー入江がプロ初登板。大幅にスタメンを入れ替えたヤクルト打線に対し、3回に塩見の2点打で先制を許すと、5回には再び塩見のタイムリーの後、村上の2ランを浴びてトドメを刺された。打線は高梨の前に沈黙したが、6回に牧のプロ初ホームランとなる3ランで2点差に迫る。しかし、ここから12人連続で凡退してあっさりと敗戦。12年ぶりの開幕4連敗に伸びた。

ポジ

牧がプロ初ホームラン。苦労していた高梨を6回にようやく捉え、桑原と関根が連続ヒット。ノーアウト1、2塁で3番の牧。初球のフォークが浮いてあまり落ちなかったところを鋭く振り抜き、打球はライナーでレフトスタンドに突き刺さった。0-5から一気に2点差まで詰める価値ある3ランだった。

選球眼が良く、粘ることもできるし、こうして初球から甘い球を強く叩いて長打を打つこともできる。ドラフト指名後にウリはチャンスに強いと言っていた通り、本当に頼りになるバッターだ。ルーキーでまだ5試合目だが、日に日に存在感は高まっている。敗戦が続く中で彼の存在がポジれる部分であり、希望の光となっている。

桑原がヘッドスライディングでの内野安打を含めてマルチヒット。4安打の翌日にノーヒットという波があると1番打者としては難しい。きっちりと継続して結果を出せたことは非常に価値がある。

関根も6回に繋いで欲しいところで、きっちりと引っ張って一二塁間を抜いたことは評価できる。球足が速かったので、桑原がサードに行くことはできなかったが、狙い、内容ともに良いヒットだった。あとは中軸がしっかりと還してくれれば良いのだが。

砂田はチーム5試合目で早くも4試合目の登板。いずれも1イニングで登板過多気味だが、非常に良い内容で片付けている。球数を少なく投げられていることが、4試合登板にも繋がっている。池谷もハマスタでの公式戦初登板で、死球を与えたがノーヒットで抑えた。今後も左腕リリーフ2人にはエスコバー合流まで支えてもらう必要がある。良い状態をキープしてもらいたい。

ヤジ

なぜスタメンは戸柱だったのか

状態の良い選手を使うと言っていた三浦監督。開幕は捕手に嶺井を選び、読売3連戦ではスタメン起用した。ハマスタに戻り大貫には戸柱とのバッテリーを組ませた。特段、戸柱に攻守ともに状態が良いという感じは見られなかったが、この日の入江にも戸柱を起用した。

キャンプでのブルペン、練習試合、オープン戦と、入江の登板は同級生の山本が受けて来た。若いバッテリーでミスもあり脆さも抱えながら、お互いに話しやすさがあって良い結果が出ていた。入江の初登板には当然、山本がスタメンマスクを被ると思っていた。

チームが未勝利という状況、プロ初登板の緊張感ということもあり、山本には荷が重いと判断したのだろうか。この起用は、入江が普段通りの投球ができなくなる要因でもあった。もちろん、1軍の先発ローテーションで回っていくのであれば、どの捕手とでも結果が出せなくてはならない。だが、オープン戦での結果で開幕ローテーションを勝ち取り、ずっと山本だけにマスクを被らせていたのなら、最初の登板は同じ状況で投げさせてやらないのか。山本が1軍にいて、飛び抜けた捕手がいるわけでもないのに。結果論ではなくこの起用には賛成できなかった。

9回は砂田を登板させる必要があったのか

三浦監督の中で、まだ石田への信頼は失われておらず、今後も勝ちパターンでの起用をして行くのだろう。だから、開幕から好結果を出し続けている砂田の役割を引き上げる考えはないのだろう。加えて開幕から未勝利の3連敗中で3-5と2点差の場面。絶対に失点したくない場面の投手として砂田を選んだという考えも分からなくもない。打順も左の奥村、元山、さらに1番に返れば山崎と続くイニングだった。

ただ、前日も登板した砂田を2点ビハインドで連投させてしまうのは、あまりにも目先のことしか考えていないように思う。さすがに笠井を出すのはちょっと怖いと思うが、国吉についてはどう考えているのか。さすがに先発で考えていることはないだろうとは思うが、開幕戦で2イニング投げただけで、その後は登板はない。もちろん場面によって肩を作ってはいると思うので、登板していないが相応の疲労はあるだろう。

先発が早く降りた試合で複数イニングを任せるという考えなのかも知れない。だから9回の場面では国吉を選択しなかったのか。伊勢は左打者を苦手にしている傾向はあるが、国吉も多少は左打者の方が被打率は高いものの投げ方、球種としてもそこまで左打者を避けるほどの内容ではない。今、信頼の置けるリリーフである砂田を連投させ、3戦目で極めて使いづらくしてまで、深追いする場面だったのか、全く理解できない。

結果が出ていないので、結果論で起用にケチをつける形になってしまうが、結果が出る前におやっと思うことが増えてきたかなという印象。もちろん1軍監督1年目で自身も勉強しながらというところはあるだろう。だが、継投に関しては専門分野なので。もう少し見て行きたい。

村上への配球が信じがたい

5回、塩見のタイムリーで3点目を失い、試合の流れが完全にヤクルトへ行きかけている場面。その時点で開幕からヒットは阪神戦でのソロ1本だけだった村上。この試合では、最初の打席は歩かせたが、2打席目は148キロのストレートを見送って三振に倒れている。

この日の入江は、ストレートの威力はあり打者を押し込めていたが、高めに行ってしまうボールが目に付いていた。中盤に差し掛かって少し威力が落ちてきていた。塩見を置いて村上に対して3-1とボールが先行。長打は許したくない場面で、5番は太田。無理せず最悪は歩かせることも頭に入れるべき場面だった。

3-1からストレートをファウルしてフルカウントに。前の打席もストレートをファウルした後、もう1球ストレートを続けて見逃し三振に取っている。村上もかなり悔しそうにベンチに戻ったので、意識はあっただろう。

ここで戸柱はインサイドに構え、入江が投げたのはストレート。これが真ん中に入り、打った瞬間という当たりで左中間スタンドに入る2ラン。試合がほぼ決定的になった。

インサイドのストレートを要求した意図は何なのだろう。前の打席の最後のストレートを逆に使ったのか、ただ何も考えず力で押し込もうとしたのか。相手はストレートを意識しているのだから、少しでも甘く入れば仕留められる。インサイドのボールゾーンに投げるつもりだったとしたら、失投では済まされない致命的な1球。ミスはあるだろうが、この日はボールが真ん中に集まっていたので、起こる可能性が高い選択をしたと思う。良い配球とは思えないが、相手と場面を考えれば、もっと入江が意識をして投げなければならない。

良いボールもあったし、立ち上がりは力で押すことも出来ていた。だが、こういった1球への意識、甘さが敗戦に直結する。大きな勉強すべき反省点が残ったので、今後繰り返さないようにやって欲しい。次の登板での成長を期待している。

キジ

夕方になって、新型コロナウィルスの影響で特例2021が適用され、青木、山田、内川、西田、スアレス、西浦という前日にスタメン出場した選手たちが登録抹消になったというニュースが駆け巡った。

ヤクルトは開幕直前に球団スタッフで3名感染者が出たというニュースがあったが、今回は30日に関係者で陽性判定が出た為、スクリーニングとして受けたPCR検査で西田とスタッフが陽性となったようだ。それにより、濃厚接触者の疑いがある6名が登録抹消となり、特例2021で代替選手が登録された。

ヤクルトにとっては緊急事態だったが、DeNAにとっては逆に少しやりづらい面もあったかも知れない。それに、この男が残っていた。

塩見泰隆。2年前くらいからヤクルトのプロスペクトとしてファンの期待を集めていたが、なかなか結果を出せずに4年目。今年はどうやらブレイクしそうな気がする。前日も好投の大貫からホームラン、山崎を打ち砕くレフトフェン直の同点タイムリー二塁打。2日連続で3打点の活躍。開幕から5試合連続ヒットとなっている。

神奈川県相模原市出身、武相高校、帝京大学、JX-ENEOSとベイスターズファンにとっても気になる球歴を歩んだ選手。大卒社会人なので今年は28歳で、勝負の年を迎えている。青木と内川以外の選手は濃厚接触者ではなかったので復帰できるが、青木が不在な分、塩見には期待がかかるし、中軸を打つチャンスも巡って来る。こうした緊急事態に力を出す選手がいれば、チーム力が上がる。DeNAも牧が頑張っているし、桑原や関根も昨年までの不振を脱した活躍を見せているが、外国人の不在も同じで代わりにブレイクする選手が現れることを期待したい。

6人抜けたヤクルトにも負けたと悲観する人もいるかも知れないが、前述したように短期的には逆に作用することもある。結果的にしばらく離脱することになるのは青木と内川の2人のようだが、中期的には戦力ダウンは明らかなので、ヤクルトにとっても踏ん張りどころだし、DeNAは人の心配をしている暇はない。

とにかくひとつ勝って悪循環を止めること。厳しい試合が続いているが、全く希望の光がないわけではない。牧の活躍もそうだし、この日は今永がイースタンで2イニングを投げた。まだまだ試運転レベルなので、146キロをマークしたとは言え、今永本来のボールではない。4月いっぱいでどこまでエース今永のボールに戻って来るか。次回以降の登板に注目して行きたい。

3戦目はヤクルトがルーキーの山野がプロ初登板。入江がプロの洗礼を浴びたように、こちらもお返ししておかなければ。上茶谷は気負う部分もあるだろうが、冷静に自分の投球をしてもらいたい。

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