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エイプリルフールのウソのような現実 11点取っても勝てず

04/01 横浜DeNA11-11東京ヤクルト(ハマスタ)

引き分けを挟んで開幕4連敗で迎えたエイプリルフールのこの日、「ベイスターズが11点取るよ!ただし11点取られるけどね」と言えばウソにしか聞こえない。しかし、それが現実のものとなる。上茶谷が2回5失点で早々にKOされると、ヤクルトのルーキー山野も2回途中7失点で降板。DeNAの打線が爆発し、4回までに11-6とリード。初勝利が見えて来たが、7回に石田を登板させたところで4試合連続失点。ピンチを残して平田にスイッチしたが、同点を許す。その後はお互いのリリーフが投げ切り、4時間20分の試合は引き分けに終わった。

ポジ

まだ開幕して勝利がなく4連敗という状況でなければ、面白い試合というところだったが、11-6とリードしていただけに、単に面白い試合だけでは済ませられない。11点取っているから、打線は良い面が多かった。

それでも、連日のポジに登場するのはやはりこの男。ロペスが転生したと言われる牧が、サイクルヒットまであとホームランのみとする活躍だった。最初の打席で、センターの塩見がライナーへ飛び込んだが後逸し、記録は三塁打。2回に早くも2打席目が回ってきて、満塁から走者一掃の二塁打。試合展開からも、牧がサイクルヒットを達成する予感が強まった。

3回はレフトフライに倒れたが、5回にもう4打席目で、セカンドへの内野安打。これで猛打賞となるとともに、残りはホームランでサイクルヒットにリーチとなる。

11-11の同点に追いつかれた直後、7回はマクガフに対して見逃し三振。アウトサイド低め一杯に151キロのストレートが決まり、手が出なかった。そして、同点となったからこそ回って来た9回の6打席目。ホームランを放てば、サイクルヒットでサヨナラ勝ちとなる。期待された打席だったが、石山のスライダーを空振り三振。少し高めに入って来た球だったが、合わせられなかった。

ルーキーで出場6試合目にしてサイクルヒットを達成したら、おそらく史上最速を塗り替えていただろうし、サヨナラホームランでの達成もないと思う。エイプリルフールの日にウソみたいな記録は生まれなかった。それでも、これで打率.407で8位につけて、7打点はサンズ、塩見に続き田中俊と並ぶ3位。外国人の不在はあったものの、球団では62年ぶりにクリーンナップで開幕戦に出場したルーキーは、その実力をしっかりと発揮してくれている。

佐野が今季初の猛打賞。ソロの1打点だったが、初回に今季初のタイムリーで2打点目をマーク。まだ物足りない感じさえする首位打者だが、まずまずのスタートは切っている。宮崎は最初の2打席でタイムリーを放ち3打点。まだホームランはないが、得点圏でも.400と順調なスタート。

関根は6試合連続ヒット。貴重なタイムリーに加え9回にも石山のフォークを拾ってマルチヒット。キャンプで1軍に抜擢され、実戦で結果を残し開幕スタメンを手に入れた。これまでシーズン途中に僅かな代打の打席しか与えられず、結果を残せなかった。1打席のバッティングで勝負できるタイプではなく、4打席立った上でバントや守備も含めて総合力で存在感を出すタイプ。昨年1年間見ていた三浦監督が理解している点もアドバンテージになった。オースティンが合流すると、さらに厳しい競争になるが、何とか勝ち残って欲しい。

代打で倉本が巧くレフト前へ運ぶタイムリー。3戦目の内容が悪すぎて、ヤクルト戦ではなかなか出番をもらえなかったが、プロ入り以来広島戦では謎の相性の良さを誇っているので、次のカードでは活躍を期待したい。バッティングの状態は良さそうだ。

石田がまたもリリーフに失敗し同点となったが、山崎、三嶋は気合の入った投球で悪い流れを断ち切った。勝利には結びつかなかったが、勝ちパターンが揺らぐ中、特に山崎の投球は今後のチームで大きな存在になって行くだろう。できればホーム開幕戦でこのボールを投げてくれていれば。

ヤジ

ホーム開幕戦も4-1の8回に4点を奪われて逆転されるというショッキングな展開だったが、この日も終盤にビッグイニングを許してしまった。

ここまでリリーフに失敗している石田は、この試合では8回ではなく7回に登板させ、打順も5番から下位へ回って行くところだった。何とか少し楽な場面で復調して欲しいという思いだったのだろうが、2アウトを取ってから荒木を歩かせてしまった。

開幕1軍に入ったが代走や守備固めでの出場のみで、今季初打席となった渡邊に、高めのストレートをレフト線へ弾き返されてしまった。1点返されてなおも2アウト2、3塁。一打出れば1点差という場面で好調の山崎。ベンチは動いて石田を交代。おとといとは違って平田をマウンドに送った。しかし、流れを止められず、山崎、中村に連続タイムリーを許して同点に追いつかれた。

何をしてもうまく行かないチームは、こんなもの。結局誰を出しても結果論なのかもしれない。降板した石田の顔に精気はなかった。完全にメンタル的にもやられているし、ボールのキレがないので再調整させた方が良いだろう。石田の本来のボールであれば、簡単に弾き返されることもないし、際どいコースに投げても難なく見送られているし、変化球もファウルで逃げることができている。

何よりも石田本人が自分のボールに自信が持てていないから、過剰にコースを狙い過ぎている面もある。状態の良い選手を使うと言っていた割には、投手に関しては監督、コーチの見極めが悪い。8回に投げる投手を特別視し、開幕前に決めた勝ちパターンに拘り過ぎたと思う。

先発投手も7人の中から6人を選んだが、開幕投手の不甲斐ない投球が伝染したか。その中、平良と大貫は自分の投球ができており、素晴らしい。その2試合に限って打線の援護が少なめでリリーフが守り切れなかったのが痛い。

この日の上茶谷は、これまで見た中でも酷い部類。ストライク、ボールがはっきりしていて、ストライクは真ん中に集まってしまっていた。山田に3ランを打たれた場面も、甘い球が2球あり、見ていて危ないと言ってしまうくらいだった。ホームランを打たれることは必然であったように思う。

上茶谷はこんな投手だっただろうか。何の特長もないような微妙な投手になってしまったように見える。球威もないし、変化球もこれといった勝負球がない。昨年肘を痛めてから投げ方も変わってしまったようだし、どんどん悪くなっていて、正直ガッカリしている。オープン戦でも結果を出していたとは言い難いし、余裕のあるチーム状態ではないが、もう一度自分のピッチングというものを見直した方が良いのではないか。

キャンプでも早くからブルペンで投球し、一番投げ込んでいた投手。3年目の今年に懸ける気持ちは強いと思うが、その気合が空回りしたのだろうか。しかし、表情を見ていても自信が感じられないし、何とかかわそうという感じしか受けない。先発ローテーションが充実する上でキーになる投手なので、彼本来の投球ができる状態に戻って欲しい。

キジ

17:45に試合開始となったが、試合終了は22時を超えていた。9回の試合としてはかなり長い部類の4時間20分。いわゆる馬鹿試合だが、一時5点をリードしたDeNAとしては、勝てた試合だった。逆転までは許さなかったが、ホームゲームということを考えると引き分けで良かったとは言えない。

キャンプからオープン戦と、ソトとオースティンが不在と言うこともあり、得点力不足が深刻で、何とか投手力で勝って行くしかないと思っていたが、蓋を開けてみれば、得点31はヤクルトと並んで12球団トップタイ。チーム打率もダントツでトップの数字をマークしている。

一方で防御率は12球団最低の6.40。中でも先発は平良と大貫がきっちりと結果を残したが、残りの4人が期待を大きく裏切った。リリーフでは石田が4試合全てで失点し、防御率24.00と信じがたい数字。山崎、三嶋も既に1敗ずつしている状況。三浦監督としても専門分野の投手がこんな状態になるのは想定外だろう。本当に分からないものだ。

1-0の僅差で追いつかれ、4-1で先発が7回を投げても逆転され、11点を奪って5点リードでも追いつかれ、どうしたら勝てるのかというような試合が続いているが、先発が踏ん張り、打線が確実に得点して終盤へ繋いで行くしかない。

12球団唯一の未勝利となってしまった。三浦監督も4敗ではあるが6試合勝てなかった。この日から月が変わったが、悪い流れは変わらなかった。2日からは広島との3連戦となる。開幕投手同士の対戦となるが、濵口は前回あまりにも不甲斐ない投球だったので、力み過ぎることなくしっかりと勝負して欲しい。ここから先発ローテーションは2巡目に入って行くので、前回結果を残せなかった投手はリベンジして欲しい。

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