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10連敗止まって、さあ!で初回6失点は重すぎる

04/24 阪神13-1横浜DeNA(甲子園)

先発の上茶谷が初回に7長短打を浴びて6失点のKO。前回登板に続いてビッグイニングを許してしまった。その後も櫻井、風張が失点を重ねて13失点。打線もルーキー伊藤将の前に、投手の櫻井のタイムリーによる1点だけに抑え込まれ完敗。

ポジ

この日、出場選手登録されたシャッケルフォードが初登板。ファームで見た時よりはボールが高めに行っていたが、154キロのストレートを投げ込むなど、角度のあるボールは打者の手元でも威力十分。スライダーのキレも良さそうで、僅か10球で片付けてしまったがNHK解説の藤川氏も絶賛の内容だった。

DeNA側で褒めるところがこれくらいしかなかったので、少しリップサービスはあるだろうが、抑えもできそうという高評価だった。藤川氏が言う通り、競った場面でのクイックなどはチェックする必要があるだろう。ファームでは長く持って、ランナーがスタートしてしまうというシーンはあったが、牽制含めて盗塁への備えができるかどうか。

前日、大和と交錯した柴田は、脱臼で登録抹消となった。代わって急遽、甲子園に呼ばれたのは知野だった。これが初めての1軍昇格。知野はファームでもあまりゲームに出ていなかったが、伊藤裕も実戦復帰したばかりで、森や田部はまだファームでの実戦を積ませるということで白羽の矢が立った。

プロ初打席は、1塁に牧を置いて櫻井の代打として登場。チェンジアップでゴロを打たされ、併殺打となった。他の打者も苦労している球を易々と打てるわけではないが、しっかりとストライクを振って行ったのは良かったと思う。1軍のレベルを体感し、今後の成長の糧にして欲しい。

ヤジ

怒りというより脱力感。

長かった2週間にも及ぶ勝てない日々を脱し、さあこれからというところで、初回から火だるまになっての6失点。球団の公式コラムのBBBに書かれていた彼の思いを、この試合にぶつけてくれると思って期待していたので、あまりの残酷さで悲しい思いに包まれた。

痛恨の敗戦を糧に――上茶谷大河、勝負を分けた1イニング | 横浜DeNAベイスターズ
優勝を目指して戦う横浜DeNAベイスターズ。その裏側では何が起こっているのか。“in progress”=“現在進行形”の名の通り、チームの真実の姿をリアルタイムで描く、もう一つの「FOR REAL」。

前回、前々回とハマスタで彼の先発試合を現地観戦し、その気迫や素晴らしい投球を目の当たりにしていただけに、勿体なかった読売戦での6回の投球を修正し、きっちりと結果を出してくれるだろうと期待していた。彼もそのつもりで投げたのだろうが、結果としては大きく裏切られた。どんな思いがあったにせよ、結果として残るのは、2試合続けて6点というビッグイニングを作ってしまったという事実。残酷だがそれがプロというものなのだろう。

試合後、三浦監督はいつもよりも厳しい言葉で上茶谷のファーム行きを明らかにした。4試合先発で3敗、防御率10点台では言い訳できない。

ここまで酷く打たれるほど悪いボールだったのだろうか。近本にはアウトサイドに3球行った後、膝元を狙ったスライダーが少し甘くなった。糸原にはきっちりと進塁打を許してしまった。3連敗中とは言え、このあたりが首位チームのソツのなさ。マルテを迎え、DeNAは前進守備を選択する。

結果として、マルテの打ち取った当たりが高いバウンドで抜けてしまった。結果論にしかならないが、なぜ1点をそこまで嫌がったのか。確かに、阪神は前の3連戦で読売に逆転されるまで、先制点を取った試合は全て勝っていた。逆にDeNAは先制点を取られることが圧倒的に多かった。そして、前日の試合も先制点を取れたことが勝利に繋がった。だからこそ、先制点をやりたくないという考えは理解できる。

ただ、1アウト3塁となって近本が走者と考えると得点の可能性が高い。マルテの後は、DeNAに相性の良い大山とリーグ最多タイの打点を誇るサンズがいる。マルテのヒットゾーンを広げ、繋がれて更なる失点の可能性が高まることの方がリスクだった。ましてや前の登板で6点のビッグイニングを作った上茶谷が投げているのだから。前進はどうかなと思っていたが、見事にマルテの当たりがそこを突き、本当にまた6点を奪われるとは思っていなかった。

しかし、連敗を脱出したのに汲々として初回から前進守備を敷いてしまう考えが、チームに良い流れをもたらさないのではないか。結果的に大量リードを与えて1失点の完投を許してしまったが、相手はルーキーの伊藤将。初回から1点を嫌がる必要がそこまであったのか。前日7点を取ったとは言え、4安打の打線は信用できなかったということか。

だとしても、上茶谷は前回の教訓からこの1点で止める投球をしなければならなかった。大山に対して初球がど真ん中。サンズはアウトサイドを読まれていたかのような右打ち。佐藤輝には追い込んでから厳しいインサイドのストレートを投げたが、詰まりながらライトへ運ばれた。これも前日からのインサイド攻めで読まれていたようなバッティングだった。

梅野のセーフティスクイズは失敗したが、ソトがサードに送球したがランナーの帰塁を許しアウトが取れず。ソトのダッシュは良かったが、宮崎がベースに入り切れていなかった。難しいが、1アウトであることと打順を考えれば、目で牽制してホーム突入を食い止め、アウトをひとつ取ることを優先しても良かった。このあたり、先週土曜にもフィルダースチョイスになったソトの判断力が課題だ。そして、久しぶりのスタメンだった木浪が積極的に来るところ、左打者にはインサイドという単調な配球も相まってしっかりと捉えられてしまった。

ここまで打たれるのは精神的なものなのか、配球に問題があるのか。甘い球があったのは確かだが、ここまで見事に打たれるものなのか。見事に完投勝利を挙げた伊藤将を見れば、スピードガンでは140キロそこそこでも打者の手元で力があり、詰まらせた。同じ軌道からツーシーム、カットボールが来て、DeNAの打者は術中にハマり、ゴロの山を築いてしまった。スピードは華だが、打者を抑えるのに必要なものが何かを、彼の投球が教えてくれている。上茶谷はもう一度、ファームで精神的にも大きくなって戻って欲しい。

2回から登板することになった櫻井。ここで結果を残せば上茶谷に代わって先発もということだったが、急遽登板した2回はエラーもあり2失点はやむを得ないところだが、4回にも先頭の四球から3失点。打つ方では唯一の打点を挙げたが、本職がピリッとしなかった。

風張はストレートに威力が感じられない。球威はもともとある方だと認識していたが、これではなかなか厳しいものがある。インサイドにツーシームを食い込ませ、フォークで中軸を打ち取ったが、ストレートの球威がもう少しないと見切られてしまうだろう。

キジ

NHK総合テレビでの中継があるということで、CS放送やネット配信を契約していないファンにも、その姿が届けられるという試合で、無残な内容となった。サブチャンネルでは当初から中継されていたが、メインチャンネルの開始時には8点ビハインドで上茶谷はもう降板しているといった状況。全国の人にベイスターズの惨状を見せつけてしまった。

上茶谷もファーム落ちが決まり、これで開幕ローテーション6人のうち4人が消えることになる。まだちょうど開幕1ヶ月というところで、惨憺たる状況だ。

投手成績メモ現在
濵口5試0勝3敗 4.15濵口
京山2試0勝2敗 9.00不振で再調整坂本
平良2試0勝0敗 0.90右肘の張りで離脱阪口
大貫4試1勝1敗 3.28大貫
入江4試0勝4敗 7.85不振で再調整
上茶谷4試0勝3敗 10.69不振で再調整
21試1勝13敗 5.71
開幕ローテーション6人の成績と状況

10連敗中は、先発が好投しても援護できない試合も多々あったが、全体を通してみれば、今年も先発投手が揃わなかった。今永、平良、大貫がある程度計算でき、井納もいた昨年の前半に比べるとかなり酷い状況。今永を欠き、外国人選手も不在で苦しいスタートは予想されたが、それにしても酷い。

開幕ローテーションに入れなかった阪口、坂本が、代わりに先発して勝っているのも皮肉だ。今週、入江と上茶谷が外れた。こうなると京山を戻し、さらにもう一人立てなければならない。今週末はイースタンの試合が組まれておらず、火曜は宮國が先発で3イニング投げたという状況なので、先発としてきっちり調整できている投手もいない。平良は状況から見てもすぐに投げさせるとは思えないので、ピープルズを見切り発車というようなことになるか。それだったらこの日は5失点だったが櫻井に投げさせても良いかも知れない。月曜の先発投手の指名練習で見えて来るだろうか。

チームが浮上するには先発がしっかりと試合を作ることが最も重要。特に現在は得点力が低いので、先にどんどん点をやっては勝機がない。シャッケルフォードの加入でリリーフに厚みが出てもそれを生かせない。三浦監督が投げるわけでもないが、自身の専門分野である先発が一番足を引っ張っている状況。何とか打開して欲しい。

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