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大正東中バッテリーが躍動! 阪口は初QS、山本も初の猛打賞

06/26 阪神1-3横浜DeNA(甲子園)

21歳の阪口、22歳の山本の若きバッテリーの活躍で、首位阪神に連勝。5月2日の登板で右肘の違和感により緊急降板した阪口は約2か月ぶりの先発。2回に先制点を許したが、150キロのストレートに変化球を交え、阪神打線と真っ向勝負。初めて6回を投げ切ってQSをマークした。直後の7回に桑原が値千金の逆転2ラン。8回には山本がこの日3本目のヒットとなるタイムリーで貴重な追加点。勝ちパターンで逃げ切り、阪口が2勝目を挙げた。

ポジ

ヒーローインタビューに立った桑原の逆転2ランがあってこその勝利ではあるが、この試合の立役者は若きバッテリー、阪口皓亮と山本祐大だ。

二人は2017年のドラフト3位と9位の同期入団。山本は高卒後、BCリーグの滋賀を1年経由してからのプロ入りのため、年齢は一つ上になる。Wikipediaによれば、二人は同じ大阪市立大正東中学校の出身。大正リトルシニアと大正ボーイズでチームは異なっていたようだが、プロでこのような形でバッテリーを組み、その大阪から程近い甲子園の地で活躍するとは。

阪口は、2回先頭の大山に初ヒットを許したが、前回の甲子園の対戦でホームランを浴びた佐藤輝をインサイドのストレートで詰まらせてファーストゴロ併殺打に打ち取った。しかし、サンズにヒットで出塁されると、糸原にはストライクが入らず歩かせた。梅野にはインサイドのストレートをセンターへ運ばれて先制を許した。しかし、3回は1番から始まる打順を三者凡退に抑え、崩れることはなかった。

山本は最初の打席で三塁線への二塁打。第2打席は5回の先頭で、ライト線へフラフラと上がった打球がライン際にポトリと落ちるヒット。マルチヒットでチャンスを演出した。大和もヒットで続いたノーアウト1、2塁で阪口に打順が回る。

まだ1軍での犠打成功がない阪口は、バントしたが打球が弱すぎて梅野がすぐにキャッチ。サード封殺、ファーストへ転送して併殺打。最悪の形で失敗してしまい、無得点に終わる。

その裏、1アウトから梅野がヒットで出塁し、投手の伊藤将がバント。これも山本が拾ってセカンドへ送球。ワンバウンドになったが、大和が巧く処理して併殺打に。バント失敗を引きずってピンチを迎えそうな阪口を山本が救った。

阪口は初めて6回のマウンドに上がり、3度目となる1番からの好打順を三者凡退で抑えた。1~3番をきっちり抑えたことが、1失点という結果に繋がった。7回表に打順が回ったところで代打を送られて交代。この回に桑原が逆転2ランを放ち、勝利投手の権利を得た。

山本は8回、ノーアウト2、3塁の場面で齋藤の153キロを弾き返し、前進守備の三遊間を抜くタイムリー。これで前日まででプロ通算7安打の男が、初の猛打賞。さらに2019年以来となる今季初打点は、貴重な追加点となった。3点目が効果を発揮し、8回のピンチも併殺で切り抜けることができた。

山本は前日の完封リレーに続き、この日も1失点で最後までマスクを被った。若手の活躍で掴み取った、今季初の阪神戦の勝ち越し。今季の中でも一番嬉しい勝利になった。この勢いで、今季初の同一カード3連勝を目指して欲しい。

ヤジ

ナイスゲームではあるのだが、前日に続いてもう少し点を取れたはずという内容。両チームで7併殺という拙攻対決になった。

佐野が4安打、オースティン、大和がマルチをマークするなど13安打を放ったが、2ラン含む3得点は寂しい内容。8回は山本のタイムリーの後、ノーアウト1、3塁のチャンスが続いただけに、ここで一気に決めて欲しかった。

キジ

同じ中学校出身のバッテリーというのもなかなか珍しい。伊藤光の欠場で巡って来たチャンスで、攻守に活躍した山本。首位の阪神を相手に2試合で1失点というのは投手が頑張った結果ではあるが、それを支えたリードも良かったということ。そして、バッティングで結果が出たことは彼にとって、非常に大きい。

阪神は、横浜ゆかりのある投手の継投になった。伊藤将(横浜高)→及川(横浜高)→齋藤(桐蔭横浜大)→岩貞(横浜商大)と馬場と石井大を除く4名が横浜の学校の出身。中でも及川は高校野球で非常に活躍した投手なので記憶に新しい。高卒2年目だがもう1軍で投げている。桑原には打たれたが、良いボールを投げていた。ハマスタで躍動する日もすぐそこまで来ている感じだ。

この日、濵口が登録抹消となり、開幕ローテーションが全滅した。濵口について、三浦監督は「本人は交代したことを謝っていた。大事を取って抹消した」とのことで、重傷ではなさそうだが、脇腹は故障すると長引いたり繰り返したりする傾向があるので、じっくりと治療して欲しい。オールスター前に9連戦はあるが、無理にそこへ合わせず、オリンピックの中断が終わってから万全で投げられるようにして欲しい。

そのローテーションを支えるべき存在として、大貫が1ヶ月ぶりに先発する。4月後半からは、打たれだすと止められず、ビッグイニングや大量失点が続いた。ファームでは好成績なのだが、1軍でしっかりと投げられるかどうかが重要。大貫本来のボールが投げられれば通用することは、昨年の2桁勝利で分かっている。そのボールを取り戻すことができているか。

濵口はアクシデントがあり離脱したが、5回無失点。そして阪口がQSの6回1失点と先発投手の安定がきっちりと勝利に結び付いている。ここで大貫も続くことができれば、今後に向けて光明となる。もちろん勝利がベストだが、大貫がどれだけ投げられるかに注目したい。

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