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史上初の3連勝へあと一歩でドロー スターナイト2021第三夜

09/09 横浜DeNA5-5読売(ハマスタ)

悲願まであと一歩及ばず、9回に三嶋が3点差を追いつかれてドロー。初回にオースティンの2ラン、宮崎の連続ホームランで3点を先制。幸先の良いスタートだったが、4回にエラー2つが絡んで1点差とされた。そのまま膠着状態で終盤を迎え、8回に2アウトから連打と戸柱の二塁打で2点を追加。勝利を大きく手繰り寄せたはずだった。三嶋は2アウトまで取ったが、そこから4連打を浴びた。9回裏はノーアウト1、2塁のチャンスを生かせなかった。

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ポジ

初回、オースティンが8月26日以来、やや久しぶりの23号2ラン。初球、高めに浮いたスライダーの失投を見逃さずに強振。打った瞬間の当たりだった。このところ、少し長打が少なくなっていたが、これをきっかけに量産できるか。読売戦はセ・リーグの中で一番打率が低く.244に留まっている。このあたりもここまでの対戦成績の悪さに結び付いている。残り試合で挽回して行きたい。

スターナイト男の称号を受けた宮崎が、オースティンに続いてレフトスタンドへ運んだ。インサイドのストレート、それほど甘いボールではないが、インサイドの捌きが芸術的だった。バットではこの一打だけだったが、5回には守備でスーパープレー。2アウト3塁で岡本の強烈な三遊間のゴロを横っ飛びで捕り、見事にアウトにした。同点のピンチを救った殊勲の守備だった。

そして6回には珍しいプレーが見られた。2番手のシャッケルフォードが1アウト満塁のピンチを招いて、代打の大城が起用されたところで砂田に交代。大城はファーストへのライナーを放ったが、ソトがこれを故意ではなく、捕れずに落としてしまった。ランナーはライナーのため、一瞬戻っており、まずホームをフォースアウトにし、戸柱はサードへ送球。こちらもフォースアウトで3アウトになった。

3-2-5の併殺打かと思ったが、野球規則によると、ライナーを野手が故意落球ではなく落として、併殺になっても打者に併殺打はつかないそうだ。公式記録は併殺打でなくても、非常に大きなプレーだった。ソトも本当に捕れなかったのだと思うが、ライナーで取っていたら2アウト満塁で松原というピンチは続いていたので、結果的に最高の形になった。このあたりもスターナイト3連勝を象徴しそうな、語り草になるプレーかと思ったのだが。

エスコバーはランナーを2人出しながら2三振で切り抜け、山崎は150キロを超えるストレートで気合の投球。これまでのスターナイトではいろいろとあったが、ルーキーイヤー以来とも思えるほどの好投だった。1点差を守る好ゲームになっていた。

8回、2アウトランナーなしで牧がセンター前ヒット。これがルーキーイヤー100本目のヒットとなった。球団では過去、ルーキーで100安打をマークしたのは2人しかいない。最高が1959年の桑田武の117本。残り35試合で新記録に挑む。スタメンを勝ち取れれば、十分可能な数字だ。

大和も技ありのセンター前で続き、8番の戸柱がそのまま打席に入った。9回の守りは戸柱を代える選択肢もあったが、1点差を守って来た流れを変えたくなかったのだろう。楠本を起用すべきと思ったが、そのまま打席に入った。初球、高めのストレートを狙い打ちし、左中間を破る2点タイムリー。

初回の3点以降は抑えられ、スミ3の状態。エラー2つで1点差とされており、流れ的にはやられそうな兆しがあっただけに、この2点は完全に試合を決めたかに思えた。何が奏功して、何が災いするかは分からないが、2アウトから2点をもぎ取った攻撃が素晴らしかったことには変わりない。

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ヤジ

先発の坂本は、5回を何とか90球で投げ切った。ピンチの連続だったが、2失点は2つのエラーが絡んでおり、自責点は0だった。しかし、3点をもらった後に、岡本のヒットは仕方ないにしても中田を歩かせ、ウィーラーは併殺に取ったが、廣岡を再び歩かせるなど、不安定だった。本当であれば6回までは投げて欲しいところだったが、打順が回ったわけでもなく代えられたことは、反省して次に生かして欲しい。大怪我をせずに2点で凌ぎ切ったことは、前回から改善していると思うので、ピンチでの粘りは継続して行きたい。

4回は点の取られ方が悪すぎた。エラーは仕方ない面があるが、佐野の外野からの返球は防げるミスだった。一塁ランナーが岡本で、打者がウィーラーなのだから、1アウト1、3塁で済む。しっかりと確実に中継に返せばよいところだった。このあたりの判断のための準備が足りなかったように思う。

さらに内野ゴロで1点を与えた後の2アウト3塁で、8番の岸田という場面。確かにその時点でまだ今季ノーヒットではあったが、9番の戸郷は今年3安打を打っているが、昨年までずっとノーヒットだったほど、バッティングが良くない部類の投手。ランナーを溜めたくはないが、最悪戸郷勝負も考えつつの配球が求められるが、2球で追い込んだことにより色気が出て、勝負球が甘いチェンジアップになってしまった。ここの集中力は必要だろう。2つのエラーに加えて防げる2点目。ここにBクラスに甘んじる野球がある。

そして、優勝を争うチームと最下位争いをしているチームの違いは、この試合を勝ち切れるか、3タテ目前で踏みとどまれるかというところにも表れた。

三嶋が読売戦、そして特に亀井に対して相性が悪い。クローザーが、1割台の代打に長打を許してしまうのはよろしくない。それでも、松原、坂本を打ち取って2アウトまで漕ぎ着けた。スターナイト史上初のスイープまであと一歩のところまで来た。

吉川に2球目のストレート、低めには来ているが少しコースが甘いところ、調子の良い打者は見逃してくれない。岡本の初球が暴投となり、2点差ではあったが、一発同点の場面となりバタバタし始めた。3球目のフォークは高めに抜けたボールで、ややインサイドに行ったためにバットの根元に当たった感じで、レフト前に落ちるヒットになったが、少しコースが間違っていれば同点ホームランだった。

救われたところで、東京ドームでは今永が痛い一発をもらっている中田。3球目のストレートは打ち取った当たりだったが、三遊間の深いところに転がり、柴田が華麗なジャンピングスローも間に合わず内野安打。一打同点という1、2塁で26打席ノーヒットの丸を迎える。

2球フォークを見逃して2ストライク。3球目もフォークだったが、これは見逃し。バッテリーは最終的にどのボールで勝負するつもりだったのか。山崎はストレートを続けた後、最後に落ちるツーシームで空振り三振に取っていた。同じような配球を考えていたのか。1球ストレートをファウルにした後、フォークで勝負するも、これもファウルで逃げられた。

6球目はカーブを持って来た。これは丸もほとんど予期していなかっただろう。バットに当てたが、三塁ベンチ前へのフライ。戸柱が猛追して飛び込むも、僅かに及ばず。この裏をかいたカーブで打ち取りたかったところ。7球目のフォークはコースが外れ、平衡カウントからストレートを持って来たが、シュート回転して真ん中に入り、一二塁間を破られた。

戸柱のミットは、インサイド低め、ボールになるくらいのコースに構えていたが、シュート回転したため、丸のバットが届きやすい位置になってしまった。インサイドに投げ切れなかったことが、同点を招いた。逆転を防ぐため、外野は後ろに守っているので、ヒットで同点はやむを得ない。

流れ的に一気にひっくり返されそうだったが、何とか中島から三振を取り、負けは防いだ。少し重い雰囲気だったが、9回裏先頭の桑原が二塁打。サヨナラの機運が高まった。柴田が申告敬遠され、関根という場面でバントのサイン。これはそうだろう。ただ、高梨のボールを左打者がバントするのは非常に難しかった。ノーアウト1、2塁が一番難しいバントになるので、余計に難易度が上がっていた。

高梨のスライダーはバントが空振りになるリスクもあり、二塁ランナーの飛び出しも気になった。2球目のストレートをファウルにしてしまったのが非常に痛かった。守備から入っていた関根は、左打者で足も速いことから、最悪併殺は免れるという意味でそのまま打席に送ったと思うが、結果論になるが右打者に代えてバントというくらい念入りにしても良かった。

伊藤光のバッティングが良くないので、三嶋への代打で使うつもりがないのなら、今季2番にも入っていて12犠打を決めている彼の方が、高梨に対しては比較的バントしやすかっただろう。結果的に三嶋には蝦名を送っているわけだから、伊藤光を使う手もあった。

そうだとしても、関根は最低でも1アウト1、3塁の形は作れないといけない。引っ張って何とかする気持ちが強過ぎたため、アウトサイド低めのスライダーを強引に打って、マウンド付近へのインフィールドフライに終わった。叩きつけてサードの前に打つくらいの方が、桑原と柴田なら先へ進めたかも知れない。このあたりは、コーチと一緒に反省して欲しい。

倉本は打てるボールがなかった。右の蝦名が起用されたところで畠にスイッチ。DeNA戦は最少の1失点しか許していない。ここで代打の代打はなかった。相手はどう思ったか分からないが、伊藤光もあまり良い状態ではない。サヨナラ打の経験もある山本か、あとは左打者の森が持っているかどうかというところくらい。蝦名のままで期待したこと自体は悪くない。

ただ、最後はほぼ真ん中のスライダーを見逃し三振というのは残念だった。畠もファームでの登板も多かったので、対戦経験はあるはずだと思う。2球目に同じようなスライダーを見ているのだから、軌道をイメージできないようだと苦しい。ストレート狙いだったなら、4球目の真ん中高めに来たところを捉えたかったが、球威に負けてしまった。昨年のスターナイトではプロ初ヒットをホームランでマークした蝦名だが、こういった場面での起用はなかなかない。この経験を今後に生かしてもらいたい。

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キジ

スターナイト史上初のスイープ、3タテまでホントにあと一歩まで来ていた。8回の追加点で行けると確信に近いものがあっただけに、落胆の大きい引き分けになった。その裏サヨナラのチャンスは作ったが、主力は交代してしまっていた。ベンチのメンバーにここを決め切る勢い、現状の実力はなかった。

試合では最後に追い付かれ、サヨナラのチャンスを逃して引き分けとなり、その分時間が押して、試合後のイベントも中止になってしまった。この日だけ現地というファンには本当に残念な試合になってしまった。

STAR NIGHT X TIME TRAVELでも自虐ネタとされていた通り、スターナイトでは読売には6戦全敗だった。菅野、山口、戸郷という先発陣と対戦した中で2勝1分と負けなかったことは、当初を考えれば非常に良いスターナイトだったと言える。ただ、この引き分けをOKとしていたら、いつまで経っても上位には進出できない。こういう試合で勝ち切るチームに成長してくれることを願いたい。

10日は神宮での予備日だったが、ここまで中止がなかったために予備日が削除され、試合が組まれていない。土曜が神宮でヤクルト戦、日曜がハマスタで阪神戦という変則な日程になるが、キッズスターナイトでも良い試合を見せてもらいたい。そして、今永はどこで先発することになるのか。こちらも注目したい。

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