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砂田が好救援!栗林の前に勝ち越し、山崎431日ぶりS

09/18 広島東洋2-4横浜DeNA(マツダ)

先発の京山は球威あるストレートにキレのある変化球で、広島打線を6回まで1点に抑え、大瀬良と互角に投げ合った。7回、100球を超えたところで2アウトからピンチを招き、1、3塁で砂田に交代。ここを砂田が2球で打ち取ると、8回に大和、柴田のヒットから佐野のファーストゴロ間、宮崎の押し出し、森の犠牲フライと渋く3点を勝ち越し、栗林を登板させなかった。9回は山崎が登板し、最後は松山を併殺に取り、431日ぶりのセーブを挙げた。

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ポジ

前回の反省踏まえ、制球が改善した京山

前回11日のヤクルト戦で、初回に4安打と2四死球が絡んで4失点。早々に相手へ流れをやってしまった京山。この日は、先に1点をもらってのマウンド。立ち上がりに野間を2球で追い込んだが、2-2からスライダーが甘く入ってレフト前へ運ばれた。

しかし、小園をインサイドに食い込むカットボールで空振り三振に取り、西川の打席では盗塁を試みた野間を山本が素晴らしい送球で刺した。今季9盗塁の野間は初めての失敗だった。西川は歩かせてしまったが、鈴木誠を打ち取り初回を無失点で切り抜けた。

カウント球は素晴らしいコースに来ていたが、勝負球が少し甘く来ていたことが気になったが、徐々にそれも改善された。3回は野間に2打席連続のヒットを打たれたものの、アウト3つを全て三振で取った。林、大瀬良はストレート、小園はスプリットと、ストレートの球威を押しつつ変化球も冴えた。

4回は1アウトから少し高めに浮いたカットボールを、鈴木誠にセンターへのフェン直二塁打。これは打った方が上だった。坂倉三振で2アウト後、會澤は当たり損ねのゴロだったが、三塁線の内野安打。不運な当たりで菊池涼に回り、1ボール2ストライクと追い込んでいたが、ここもカットボールが浮いてしまい、泳ぎながらもライト前へ運ばれて同点。もう少し低めに来ていればセカンドゴロだっただろう。

大瀬良との投げ合いが続く中、5、6回は鈴木誠への四球以外はランナーを出さず。6回を終えた時点で99球だったが、7回も続投。2アウトを取ったが、代打の安部を歩かせてしまった。本来であればこの日2安打を打たれている野間を迎えたところで交代なのだろうが、ここで降りたら勝ちはない。長打はないと踏んで野間まで投げさせたのは、三浦監督の親心であり、今後ローテーションの柱に成長する為に乗り越えなければならないという思いだろう。

野間に120球目のストレートをレフト前に運ばれ、砂田に交代。勝利投手にはなれなかったが、十分に試合を作り、大瀬良に打線が抑え込まれた中で、チームの勝利に繋がった。後半戦3試合連続で好投したが、前回は序盤に試合を壊してしまった。次の登板が非常に大事なところで、しっかりとした投球ができたことは本人も手応えを感じているだろう。次回も広島を相手に好投を期待したい。

三嶋の不在乗り越えて繋いだリリーフ陣

この日、三嶋はベンチ入りしなかった。15日に2点リードをひっくり返されてサヨナラ負け。移動日と雨天中止で2日空いたが、リフレッシュさせた。

三嶋の不在をリリーフ陣が好投で支えた。まずは砂田。厳しい場面での登板が続くが、この日も同点の7回裏、2アウトながら1、3塁のピンチ。小園に対して初球、アウトサイドへのスライダーでストライクを取ると、今度はインサイドの低めにスクリューを落とし、ピッチャーゴロ。2球ではあったが、非常に価値のあるリリーフだった。

8回にチームが勝ち越した為に、今季2勝目を挙げ、ヒーローインタビューにも立った。大きく目立つことはないが、チームにとっては非常に頼れる存在。登板数が増えて来て心配な面もあるが、経験も豊富なのでコンディションもうまく維持してくれると思う。

エスコバーはいつもより1イニングズレて8回の登板。鈴木誠には高めの中途半端なボールをセンター左のスタンドまで運ばれたが、あれをホームランできるのは鈴木誠が素晴らしいので、責められない。坂倉、會澤を詰まらせてフライアウトに片付けた。

9回のマウンドに、ヤスアキが帰って来た。昨年7月26日のハマスタでの広島戦、6-5の9回に同点に追い付かれ、會澤に勝ち越しのグランドスラムを打たれ、翌週から配置転換。三嶋がクローザーを務め、山崎はシーズン最後まで状態が上がらぬままだった。それ以来のクローザーとしての登板。

菊池涼にボールが先行し、最後のスライダーが少し浮いたが、サード宮崎の守備範囲でライナー。良い当たりだったが、先頭をアウトに取れたのが大きかった。続く林はショートへのゴロだったが、強い当たりがイレギュラーし、森のグラブの上を通過して行った。

一発同点の場面で松山。ここはストレートで押して行った。変化球を拾われたり、甘く入って長打になるのが嫌だったか。3球ファウルの後、インサイドに投げるつもりのストレートが真ん中高めに行ってしまったが、詰まってセカンドゴロ。併殺打となって試合終了。

最後はコントロールミスだったが、結果オーライ。昨年7月14日以来、431日ぶりのプロ170セーブ目を挙げた。セットアッパーとして51試合に登板し、防御率2.55と結果を出していた。プロ入り5年間クローザーを務めた経験もある。三嶋が立て続けに失敗した以上、競争の世界で代わりがいるのであれば、交代するのが当然だろう。

三浦監督は、2日前に山崎をクローザーに配置転換することを告げたという。それも含めて三嶋をベンチから外し、それ以外のメンバーでリレーさせたのだろう。経験豊富なクローザーが、大きな挫折から立ち直り、スライダーを使った新しい投球で戻って来た。もちろん、このまま山崎が順調にセーブを積み重ねてくれればいいが、そうとも限らない。

山崎と三嶋、年間で20セーブ以上をマークできるクローザーが二人いると考えれば心強い。今後も支え合って、チームの9回を守り続けて欲しい。

7安打でタイムリーなしも4得点

ホームランもなければ、タイムリーもなかったが、4点を奪って勝利をもぎ取った。初回は桑原が二塁打を放ち、柴田が送って佐野が内野ゴロと、珍しくソツのない攻撃で先制。

その後は連打がなく、2回と5回に先頭がヒットで出塁するも、チャンスで一本が出なかった。9回には栗林がいると考えれば、8回に得点を取らなければ苦しい。そうした中、代打の大和が渋くライト前へ落として出塁。代走に神里を起用し、桑原にバントを命じた。柴田のライト前ヒットは、強肩の鈴木誠が前に守っていた為、神里の足でもストップ。

1アウト1、3塁となって佐野。引っ掛けてファーストゴロだったが、坂倉がこれを弾いてしまいエラー。この間に神里が還って勝ち越した。オースティンが歩き、菊池保に交代。宮崎が冷静にボールを見極めて押し出しで2点目。さらに途中からソトに代わっていた森が、2球目を逆方向へ運び、プロ初の犠牲フライ。

佐野、オースティン、ソトの強打者が揃ってノーヒットだった中、渋い得点ではあったが、4点目まで重ねられたことが、勝利に繋がった。毎回、ホームランやタイムリーで得点できるわけではない。こうした取り方で得点し、勝って行くことがチームの勝利を上げることになる。派手に打ち勝つよりも価値のある勝利だった。

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ヤジ

なし。

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キジ

大瀬良は、通算でDeNA戦は7勝10敗。しかも、この7勝は全てハマスタで挙げたもので、マツダでは未勝利。2~3年目の若手なら別だが、8年目でプロ63勝のエースが、ホームで一つも勝っていないカードがあるというのは、けっこう珍しいことではないだろうか。

この日は、初回に桑原の二塁打から佐野のセカンドゴロ間に1点を失ったが、7回まで4安打に抑え込んだ。特に7回は先頭の宮崎を歩かせた後、3者連続三振。ギアを上げて完璧な投球をしていただけに、その裏に代打が出されて代わったことはDeNAにとっては助かった。9回は栗林が出て来るというところで、チャンスは8回しかないような状況。そこできっちりと得点を取り、逃げ切れた。思い通りに進められた試合だろう。

来週は金曜からハマスタで広島戦。今度は逆に、大瀬良にとっては得意のハマスタでの対戦となる。中5日を考慮して93球での交代となったのかは分からないが、心して対戦しなければならない。

その広島戦も含むハマスタ8連戦が19日から始まる。最初のカードは中日との2連戦。金曜の雨天中止があったが、今永とロドリゲスは当初の予定通りか。前回、木下雄介氏の追悼試合ではロドリゲスから再三のチャンスを作るも得点が取れなかった。前回のヤクルト戦も5四球だったので、ボール球に手を出さないよう見極めて行きたい。

今永は前回、ハマスタで今季初勝利を挙げ、連勝と行きたい。阪神戦で左腕の高橋に苦労していたので、その流れに乗って封じ込めて欲しい。この日、前日に予告先発が発表されていた宮國がベンチ入りしていた。20日は登録可能となる坂本ということになるだろうか。宮國は23日か24日のどちらかに回ることになりそうだ。

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