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阪口、プロ初の122球も6回に3失点 森、関根がマルチ

08/05 エキシビションマッチ 北海道日本ハム4-1横浜DeNA(函館)

先発の阪口は毎回ランナーを背負う投球。4回は2アウト満塁から西川を三振に取り、ピンチを脱した。5回まで108球を費やしていたが、あえて続投となった6回に3失点。プロ初の122球を投じ、良くも悪くも経験を積むことができた。打線は関根のタイムリーで先制したが、9安打3四死球も1点止まりと得点効率の課題を露呈した。

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ポジ

スタメン出場した森が、マルチヒットに四球の3出塁で2番の役割を果たした。初回、上沢に対して追い込まれてからのフォークを巧く逆方向へ流し、三遊間をゴロで破るヒット。さらに、3回には初球のカーブが高めに甘く入ったところ、レフトオーバーの二塁打。日本ハムのエース上沢から、逆方向への見事なバッティングだった。先週はなかなか結果が出なかったが、ようやく復調してきた。

5回は1アウトから楠本がレフトフェン直の二塁打でチャンス。ここで森が2球目にドラッグバント。狙いは良かったが、やや投手寄りに転がってしまい、上沢もボールを捕ってノーステップ送球で間一髪アウトに。これは見事なフィールディングだった。足を武器にしたドラッグバントは非常に良いが、相手投手のフィールディングも頭に入れておかないと。山口俊相手にはドンドン多用することをお勧めする。

7回は3ボールからストレートを2つ見送り、最後のストレートは低め一杯に決まったように見えたが、判定はボール。際どいというか限りなくストライクに近かった。続く関根のファーストへの当たりで、R.ロドリゲスが弾き、ファーストは間に合わないと判断してセカンドへ送球。森がオーバーランしており、戻れずにタッチアウトとなった。

森にとっては背中で起きているプレーになるが、走り出した時にちらっと後ろを見ていたので、打球が抜けていないことは見えていたはず。R.ロドリゲスがすぐさまセカンドへ送球して来ることはさすがに想定できなかっただろう。難しい判断になるが、打球が抜けていないのであれば、セカンドをあまり大きくオーバーランせずにすぐ戻れる範囲で止まる必要がある。これは経験が必要なところなのだろう。

それでも上沢からのマルチ、足を生かすドラッグバントと期待する姿を見せてくれた試合になった。後半戦の1軍は難しいかなと思っていたが、ここでのアピールは最後まで争いに加わる挑戦権を得るものになっただろうか。

関根も途中出場でマルチヒット。最初の打席は森がドラッグバントで送った2アウト3塁で登場。上沢の高めのストレートをライト線へライナーで弾き返す、先制タイムリー。力負けしないスイングだった。そして、7回には森が歩いた後、ドラッグバントも見せながら2ストライクから低めの変化球を強く叩き、ファーストを強襲。バウンドも変わり、R.ロドリゲスが弾いて記録は内野安打。

しかし、前述の通り森が走塁死となり得点には繋がらなかったが、彼もこのエキシビションマッチでアピールができている。外野3割トリオの牙城を崩すのは容易ではないが、ケガやコロナなど何があるか分からない中、控えとなっている関根や楠本が高いレベルで控えてくれていれば心強い。

エスコバーは古巣相手と言ってももうベイスターズで5シーズン目だし、それほど意識はないだろう。当時の選手とも変わってきているはず。投球内容はこの日も完璧だった。もともと心配するのは投げ過ぎということくらいなのだが、彼に頼ることになりそうだ。

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ヤジ

5回まで無失点に抑え、6回に3失点とはなったものの122球を投げ、練習試合ならではの経験をした。ポジと受け取っても良い面が多くあるが、あえてヤジの方に書こうと思う。

出身の北照高校がある札幌からはかなり距離はあるが、高校時代を過ごした北海道での登板。函館のマウンドはあまり合わなかったのか、いつもに比べると球速が物足りず、球威で押すことはできていなかった。それでもカーブやスライダーなどでタイミングをずらし、低めのフォークやチェンジアップで打ち取った。

コントロールも思い通りには行かず、ボール先行も目立ってしまった。5回まで毎回走者を許したが、先頭打者を一度も出さなかったことで、無失点で切り抜けられた。しかし、5回までに108球を費やした。4月にプロ初勝利を挙げた時も何とか5回を投げたが112球を要した。そこからしばらく、5回を投げるのがやっとで100球前後を要していた。

高卒4年目で来週の15日に22歳になる若手だが、期待が大きいからこそ言うと、この日の投球ではそこから進歩がない。もちろん、毎回思い通りに投げられるわけではないし、球数が少なくても失点を繰り返しては意味がないのだが、先発投手として求められるのは5回をやっと投げるということではない。

三浦監督が練習試合だからとあえて6回も続投させたのはそういうところだろう。5月には右肘の炎症で離脱したばかりの投手なので、少し心配にはなるが122球は許容範囲で、近い将来にそれくらい投げられる投手になって欲しいという思いはある。次の登板まで間隔もあるので行かせたのだろう。

結果として、6回は初めて先頭打者を出塁させた。140キロの高めのストレート。100球を超えてもいかに自分のボールを投げるか。課題が明確になっただろう。杉谷にはボールが先行し、最後は甘く入ったカットボールをライトへタイムリー二塁打で同点。

郡を打ち取り2アウト。何とか1点で凌いで欲しいという思いだったが、R.ロドリゲスに浮いたカットボールをレフト前へ運ばれ、逆転タイムリー。ここで降板となり、砂田が大田にもタイムリーを許したため3失点となった。

プロ初となる122球を投げたことで、ある程度は投げられる体力があることも体感した一方、自分の本来のボールが投げられず抑え切れなかった。先発ローテーションとして定着するのであれば、球数を要したからと言って5回100球で代わるのではなく、6回110球で抑えてきて欲しい。

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キジ

阪口が毎回ランナーを出し、5回で100球を超えるテンポの悪さだったが、上沢もお付き合いというわけではないだろうが、5回まで毎回の7安打を許した。そのため、5回裏で1-0というスコアに思えないほど試合時間が長かった。

9安打に3四死球で塁上を賑わせたが、走塁死などもあり1点に終わった。前日もノーアウト満塁で併殺打の間の1点に終わるなど、得点が取れていない。この試合も主力は2打席で代わってはいるが、チーム全体であと1本というところで打てていない。

ファームは2試合中止だったが、この日の3戦目は開催された。東が4イニングをノーヒットに抑える好投だった。予定通り1イニングずつ伸ばしており、投げるボールも良くなってきている。このまま8月のうちはイニングを伸ばして行き、9月に100球というところを超えられれば、シーズン中の1軍登板の道筋も立ってくる。実戦復帰までは時間を要したが、そこからは順調だろうか。平良の道しるべになるという意味でもモチベーションが上がっており、充実した表情は復帰が近いことを予感させる。

そして、ハマスタではこの日もオースティンが活躍。最初の2打席は三振に倒れたが、3打席目でヒットを放つと、4打席目は詰まった当たりがセンターの前に落ちるポテンヒットで、韓国にダメ押しとなる2点タイムリー。一気に5点を奪ったアメリカが、敗者復活ラウンドを制し、7日の決勝進出を決めた。

アメリカチームでもオースティンが打率.429と圧倒的。打点もカサスに次ぐ全体で2位タイの7をマークしている。ベイスターズで4番を打っているのと変わらない数字でアメリカチームを引っ張っている。

これでオースティンか山崎か、いずれかが金メダルを獲ることになった。韓国には悪いがアメリカ戦の方が見たいのが本音。オースティンに複雑な思いをしながら見ることにはなるが、ケガなく最後まで戦って欲しいと思う。

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