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宮崎、牧の一発攻勢で5点! 大貫が粘投で4勝目

06/03 横浜DeNA7-0東北楽天(ハマスタ)

初回に宮崎が4月16日以来となる4号2ランを放って先制。3回は連続四球から牧が3ランを放って主導権を握る。大貫はややコントロールに苦しみ、5回まで105球を要したがホームを踏ませず無失点。打線は後半も佐野、桑原のタイムリーで加点し、2番手入江が2イニングを4奪三振で完璧に抑え、完封リレーで完勝。

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ポジ

これぞハマスタのベイスターズ野球というように、ランナーを置いた場面で一発が飛び出し、序盤に大量点を叩き出した。

初回、柴田のヒットに続き、宮崎がインサイドを芸術的に捌き、レフトへの4号2ラン。4月16日以来となる本当に久しぶりのホームラン。宮崎は「ホームランバッターではないので」と言っていたが、年間20本前後は打てる打者なので、ケガでの離脱はあったがここまで間隔が空くのもあまりないだろう。

得点圏打率が低い状態が続いており、これでやっと11打点。本人もまだまだ満足できるものではないだろう。逆に言えば、打線にとってはまだまだ伸びしろがあるということ。交流戦できっかけを掴み、勝負強さを発揮してもらいたい。

3回は牧。柴田を歩かせ、前の打席に一発を浴びた宮崎には勝負できないような雰囲気で連続四球。そうした中、瀧中がストライクを取りに来たところを逃さなかった。真ん中付近のチェンジアップを完璧に捉え、「打った瞬間」というレフトスタンド上段への3ラン。

1日は5回の3安打だけ、2日は3回までの4安打で、ともに1点しか取れずに敗れている。特にクリーンアップの3人の不振が目立った。牧も、もはや2試合くらいノーヒットなだけで不振と言われてしまうくらい、毎日のように打っているのだが、得点力が落ちている中で、この2発での5点はあまりにも大きかった。

先発の大貫は、悪いというわけではないが、どうもしっくり来ないといった様子で、時折甘いボールも目に付いた。1、2回はいずれも2安打ずつを打たれ、何とかピンチで踏ん張っていた。5点リードになり、楽に投げられるかと思ったが、それでも勝負球が思うように決まらず、苦しんだ。

4回にやっと三者凡退に抑えたが、5回は2アウトを取ってから連続四球とらしくない投球。しかし、チャンスに強い島内に対し、追い込んでからワンバウンドのカーブで空振り三振。これは大貫もガッツポーズを見せた。ここで得点を与えなかったことが、後の楽な展開に繋がった。

大貫が5回で降りてしまった分、入江が素晴らしい投球でカバーしてくれた。2イニングで4三振を奪った。150キロ台中盤のストレートに加えて、フォークが低めの良い高さに決まった。少しずつではあるが、自信を付けて良さが出せるようになってきた。今後は登板ごとの調子の波を少なくし、安定したリリーバーになることだろう。そして、悪いなりに得点を許さないということが勝ちパターンに入る条件になる。

6回に佐野がタイムリーを放ち、ダメ押し。前日の敗戦で投入してしまった伊勢を温存出来る展開に持ち込めた。バントの失敗もカバーし流れを手放さない、大きな一打だった。

8回には、この日昇格した森がショートに入り、ファンが待っていたマキモリの二遊間がやっと実現。早速、二人揃ってファインプレーの競演を見せてくれた。いずれもセンターへ抜けそうな当たりに追い付き、素晴らしいスローイング。この姿に近未来のベイスターズを見たファンも多かっただろう。

完勝に加えて、大田と森が復帰し、良い守備も見られた。苦しいことが続く中で、この日の勝利は一つの勝ち以上に得るものが大きかった。

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ヤジ

大貫はよく無失点に抑えてくれたと思うが、やはりカード頭を任される責任として6回、7回は投げて欲しかった。たが、この日に関しては入江がカバーしてくれたし、打線もワンサイドの展開を作ったので、リリーフを必要以上に浪費することは防げた。

6回はノーアウト1、2塁で関根がバント失敗。倉本は三振に倒れ、ランナーは釘付け。しかし、佐野がタイムリーを放ってカバーしてくれた。関根もその後の打席でヒットを放ち、切り替えて取り返すという姿勢を見せた。

いずれも「BAD」ではあるが、まわりもカバーできたからこそ、こうした大勝に繋がったと思う。

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キジ

交流戦4カード目も初戦を取ることができた。今永、大貫の左右エースをカード頭に配している効果が出ている。だが、なかなか勝ち越せない。他のローテーション投手がなかなかチームを勝利に導く投球ができない。

この日の大貫も良くはなかったが、何とか粘って得点を与えなかった。球数を要してしまったが、安易に得点を許してしまえばチームの勝利には結びつかない。悪いなりに粘るということが、他のローテーション投手にもできるようになれば、もっとチームは強くなっていく。

金曜の初戦は取れた。問題は12連敗中の土日だ。交流戦も5割に戻したところで、最低でもこのカードを勝ち越して最終週を迎えたい。楽天は早川と則本の先発となりそうで、楽な相手ではない。一方、こちらは京山が中5日で先発した後、石田が先発することになりそうだ。前述の通り、何とかゲームを作り、6回まで2点くらいで投げて欲しい。

この日から大田と森も1軍に戻り、戦力、雰囲気ともに盛り上がりつつある。あとはソトがもう少し復調してくれればというところだが、大田が戻ったことで佐野をファーストにして、大田を入れることもできる。チーム全体を活発化させ、交流戦の後半を乗り切って行きたい。

今年初めて土日とも現地だが、何とか連敗を止めて一つでも勝利を見せて欲しいと思う。

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