スポンサーリンク

またまた大瀬良に沈黙 好守連発も大貫を援護できず

09/02 広島東洋2-0横浜DeNA(マツダ)

8月12日以来となった大瀬良が先発。既に3勝を献上している天敵だが、この日も攻略できず。チャンスを作るも一打が出ず、良い当たりも正面を突いたり、好守に阻まれた。大貫も5回まで野間の内野安打2本に抑える完璧な投球だったが、6回に西川にタイムリー二塁打を許した。8回に入江がマクブルームのタイムリーで痛恨の追加点を許し、9回は栗林から宮崎が三塁打を放つも、後続が倒れて完封負け。

スポンサーリンク

ポジ

大貫が素晴らしい投球を見せた。初回は先頭の野間の当たり損ねの打球が、ドラッグバントのようにライン沿いに転がり、大貫がグラブトスしたが間に合わなかった。バントで二塁に進んだ後、西川は歩かせたが、坂倉を打ち取って無失点。2回は下位打線を簡単に片付けた。

3回にも野間のゴロが内野安打となったが、嶺井が盗塁を刺した。ここも切り抜けると4回、5回は三者凡退。球数も少なく、最近の中でも良い内容だった。

ただ、やはりどうしても6回が鬼門になる。この日は5回まで66球、野間の当たり損ねの内野安打2本と完璧な投球を見せていた。しかし、6回は先頭の野間からで嫌な予感はあった。本人も意識し過ぎてしまっているかも知れない。野間のレフト前の当たりは、楠本がスライディングキャッチを見せ、ビッグプレーだと思ったが、西川にアウトサイドのボールを狙い打ちされた。

その後もピンチも宮崎の好捕に救われたが、6回1失点なら責められるはずもないが、チームの勝ち頭で2桁勝利の割には信頼がないのは、そういうところだろう。何とかここを乗り越えて、右のエースと言われるようになって欲しい。

バックも大貫を好守で盛り立てた。宮崎が再三、三塁線へのライナーや抜けそうなゴロを好捕。牧も一二塁間のゴロに飛びついて素早い送球を見せた。前述の楠本も素晴らしい守備を見せた。投手も含めた守りが両軍とも良かったが、終盤での一打が勝敗を分けた。

2点差となった9回は、宮崎がクローザーの栗林に対して、15球粘って諦めない姿勢を見せてくれた。センターの左へライナーを放ち、センターの大盛が飛び込むも捕れず、三塁打となった。結果的には完封負けとなったが、牧もマルチヒットをマークし、個々の状態は悪くはない。チャンスで集中力が欲しい。

スポンサーリンク

ヤジ

実戦登板はなかったとは言え、疲労を回復し、悪かった部分を確認して修正して来た大瀬良。前回登板よりは状態が良くなったのだろうが、得点を奪えないほど良いとも思えなかった。実際、6安打に2四球でチャンスは作ったが、繋がりに欠けた。

初回、2アウトから佐野がヒットを打ち、牧にはストレートの四球。久々の登板で少し慎重になっているところを捉えたかったが、宮崎が高めのストレートを捉えた打球はセカンドの正面だった。その後も、良い当たりがあっても、広島の外野守備の堅さでなかなか抜けなかった。

4回に先頭の牧がバットを折りながらもセンター前にヒットを放ったが、宮崎が8球粘り、フルカウントからスタートするタイミングで牽制球に逆を突かれた。良いタイミングで速い牽制を入れた大瀬良も見事だが、ミスはミス。宮崎は四球、楠本はヒットで繋いだだけに痛いミスとなった。

6回も、牧が同じようにバットを折ってセンター前に落ちるヒットで出塁したが、宮崎の三遊間への深い当たりは小園が上手く捌いてセカンドフォースアウト。リクエストしたが判定は変わらず、結局後続が倒れて二塁に進むことすらできなかった。

結局、7回は代打でソト、戸柱を起用するも最後の力で一段ギアを上げたような投球に対して三者凡退に封じられた。7回無失点で8勝目を挙げた。これで大瀬良はDeNA戦で4勝目。自身の8勝のうち半分ということになり、防御率はさらに際立っている。中日には3勝を挙げているが3敗しており、完全にDeNA専用機と化している。

相手防御率
読売5.63310161010
ヤクルト5.402011066
DeNA1.425403876
中日4.86633372120
阪神4.912011166
大瀬良の2022年セ・リーグ チーム別対戦成績(交流戦除く)

これだけ何度も同じ相手にやられるのは情けない。体調次第だが、これだと金曜のローテで回り16日のハマスタでも登板させて来るだろう。DeNAキラーに対して、何とか攻略の糸口を見つけて欲しい。青柳に対して全員で攻略したように、石井コーチの下で一丸となって欲しい。この日はソトを外したりはしたが、チームとしての意志は感じられなかった。

9回は、栗林に対して宮崎が15球を粘って三塁打。しかし、楠本は2球目のストレートに力負けしてファウルフライ。オースティンも同じようなフォークを3球振って三振。大和も2球目を打ち上げてファウルフライ。7球であっという間に終わってしまった。

2点差なので1点だけ返しても意味はないが、宮崎が15球粘っただけに、あれは何だったんだという気持ちにもなる。栗林が開き直ったということもあるのかも知れないが、あまりにも酷かった。オースティンも代打で時々出るだけなので、ホームランを打ったとは言え本調子には程遠い。目付けを少し上にすべきなのに、低めのボールを振ってしまっている。今年はもう最後まで代打で行くつもりなのか。

コロナの陽性判定を受けて今週から復帰したばかりとは言え、ファーストやライトの守備練習をしている様子もない。代打であってもいてくれた方が存在感はあるが、やはり彼は4打席立ってこそ輝く選手だと思う。無理はさせたくないのだろうが、どうにも歯がゆい。

スポンサーリンク

キジ

大瀬良を打てず、やっぱりかという思いと情けなさもあるが、ずっと連勝し続けることは難しいので、相性の悪い投手に良い投球をされたと切り替えるしかない。重要なのは連敗せずに再び上昇ムードに戻ること。この日負けてしまったのは仕方ないが、残りの2試合を取って勝ち越して戻りたい。

広島の土日も曇りではあるが、何とか天気は持ちそうか。昨日書いた通り、マツダでの試合は日曜で最後となるので、ここで消化しておきたい。この日の敗戦で3勝7敗となったが、相性を考えても連勝は難しいとは思うが、優勝の望みを繋ぐためにも、打線が奮起して先発投手を援護して欲しい。

2戦目の遠藤は、8月20日は初回に牧、宮崎の連発で3点を先取し、5回までに5点を奪った。前回は7回2失点と結果を残しているだけに、雑にならず、しっかりとチーム全体で攻略してもらいたい。石田は前回のヤクルト戦での3回降板のリベンジを期待したい。広島には相性も良く、故郷で良いところを見せて欲しい。

ヤクルトは村上に史上最年少の50号が飛び出し、中日に快勝した。これで再び7ゲーム差に戻り、苦しい状況は続く。ハマスタで対戦した感じだと、中日のチーム状態は良くないので、DeNAが勝って行かなければゲーム差は開くことになりそうだ。

雨の中の試合で、1時間の中断もあって終了時間も遅かった。広島への移動ゲームで、翌日はナイターデーと9月はいきなりのハードスケジュールで幕開けとなったが、ここが最初の踏ん張りどころだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました