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マツダで2戦連続完封負け 手痛い連敗

09/03 広島東洋4-0横浜DeNA(マツダ)

3回1アウト2塁で野間はファーストゴロ。ソトからのトスを石田が捕れず、エラーで先制点を許す。5回は1アウト1、3塁とされ、菊池のショートゴロ間に追加点。代わった田中健も秋山にタイムリーを打たれて3点ビハインドの苦しい展開。打線は2回に先頭の牧が二塁打も、後続が断たれて無得点。遠藤の力のあるストレートに苦しみ、2試合連続で完封負け。

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ポジ

佐野がレフトでファインプレーを連発した。3回裏、1点を奪われてなおも2アウト2塁の場面で、秋山が2球目のカーブをレフト方向へ弾き返し、これは抜けたかなと思ったが、佐野が背走してナイスキャッチ。抜けていればさらに1点というところ、最少失点で留まった。

4回も2アウト3塁という場面で、小園がレフト方向へライナーを放ち、今度こそ抜けたかと思ったが、佐野がジャンピングキャッチ。2度も石田のピンチを救い、2点を防いだ。バッティングでの貢献が多い選手だが、ファーストも務めながら外野で良い守備を見せてくれた。

開幕戦でプロ初登板し、3失点の苦いデビューだった三浦が、プロ2試合目の登板。8月28日から1軍に登録され、ブルペンで控えていた。先発投手が早めにマウンドを降りた、ビハインドの展開での起用が想定されていたが、0-4の8回裏に登板。

デビュー戦と同じく広島が相手となったが、坂倉をストレートでレフトフライに打ち取ると、マクブルームも同じく高めで打ち上げさせ、小園も初球のカットボールで詰まらせた。3つのフライアウトで三者凡退と僅かながら、反撃を果たした。立場上、登板機会がない方が良いことになってしまうが、機会があれば、他の場面でも任されるように結果を残して行きたい。

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ヤジ

われわれ素人であるファンは、数字として見えるものであるスピードガン表示で考えがち。だが、実際は144キロの表示でも打者が振り遅れれば、それは速いということになる。スピードガン表示はあくまで初速であり、フォームや変化球とのコンビネーションも併せて、打者の手元でいかに速く感じさせるかが重要。

160キロを超えるスピードは、ホームランの飛距離と同じく野球のロマンだが、いくら速くても、いくら飛ばしても、試合に勝てなければ意味はない。そうした意味で、遠藤のストレートは145キロに満たないボールが多かったが、打者がほとんど遅れていた。カーブも上手く使っているし、ストレートそのものの回転が良く、打者の手元でも変わらないスピードなのだろう。これは打席で見ないと分からないことで推測でしかないが、打者の反応である程度推し量ることはできる。

立ち上がりは、遠藤のストレートが高めに浮いていた。しかし、大田も手を出して行ったが打ち上げてしまった。高めに強い選手だが、さすがにボールが高過ぎた。佐野も高めのストレートに押されてセカンドゴロ。前回は立ち上がりに2発で攻められたが、不安定な立ち上がりを捕まえられない。

2回は先頭の牧が高めのストレートを弾き返し、西川のグラブを弾くレフトオーバーの二塁打。宮崎は、進塁打の意識を非常に感じるバッティングではあったが、あまりにも意識し過ぎたかも知れない。チェンジアップを上から叩いたが、投手の守備範囲で牧は動けず。ソトはストレートに遅れて三振。苦手のインサイドにきっちり投げられた。柴田はストレートを当てるのがやっとで、チェンジアップが甘く入っても当てるだけのファウルフライに倒れた。

最初の2イニングをうまく立ち上がれたことで、遠藤が尻上がりに良くなった。ストレートに押され、カーブにタイミングを外され、きっちりと捉えられず、捉えたかと思った当たりも正面を突いた。8回は森浦に三者凡退。4点差でケムナが登板した9回も、桑原がヒットで出た後、大田が初球を併殺打と悪い面が全て出た形で、栗林を引っ張り出すこともできずに、完封負け。2日連続の完封負けでは、先発がゲームを作ろうがどうしようもない。1日は中日戦で素晴らしい攻撃を見せたが、広島の投手には全く歯が立たない。

作戦は立てているのだろうが、それを感じないということは相手も楽に投げられている。もっと、チーム一丸となって攻略して行く姿勢が欲しい。好球必打で仕掛けが早いチームではあるが、その弊害として四球を取れていない。狙っているのか分からないような形で手を出すことが目に付いた。打者のタイプ、場面にもよるが、もっとしつこく自分の狙ったボール、あるいは甘いボールを引き出すようなバッティングが必要かと思う。

石田は5回途中、92球で3失点。エラーで先制点を許しているが、自分のミスなのでね。1アウト2塁でファーストゴロとなり、ソトのトスがベース上ではなく、やや投手から見て手前だったので、グラブを進行方向とは逆側に出す形になった。打者が野間で俊足だったので、捕ってからベースを確認して踏んだのでは間に合わないと思ったのだろう。トスを受ける前に目を切って、ベースを見てしまった。

今年は先発に復帰して、期待以上にやってくれているとは思うが、この日の投球は4回まで自責点としてはゼロだったが、あまりにもテンポが悪い。球数も多いし、この投球を見ながら後ろで守っている野手の気持ちも考えて欲しい。甘く行って痛打されるわけには行かないが、あまりにもボールが多い。これで援護がないって、それはそうだろうと思う。

先発に求められるのは、まずはゲームを作ることだと思うが、守りの時間を短くして、チームに良い流れをもたらすことも重要。良い時の石田は攻めの投球で小気味がいい。この日は調子が良くないから、何とかかわそうと思ったのだろうが、厳しい内容だった。濵口と中身が入れ替わったのか?

坂本がピッチャーゴロとバント処理で二度も送球ミス。7回はギリギリのタイミングでアウトとなり、佐々岡監督のリクエストでも判定は覆らずに事なきを得たが、恐らく短距離のスローイングが苦手なのだろう。フワッとした送球になっている。

エスコバーもそうなのだが、いざという時に送球ミスが出ては自分を苦しくするので、しっかりとフィールディングの練習をして欲しい。練習のための練習ではなく、野間のような俊足のランナーが走っていることをイメージして、速い送球をしなければ練習にならない。ベイスターズには濵口など上手い選手もいるので、そういう部分も習って成長して欲しい。

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キジ

首位を追いかけたいところで、手痛い連敗。この日はナイターでヤクルトが中日に敗れた。現状の中日だと1つも勝てないケースもありうると思ったが、小笠原が好投した。7ゲーム差は変わらないが、残り試合数は1つ減っているので、より苦しくなった。

単なる連敗ではなく、2試合連続完封負けというのが厳しいと思う。ヤクルトがそこまで大きく負けることは想定できないので、7ゲーム差を逆転するには、ここからさらに8月のような勢いで勝ち進まなければならない。そうした中で、8月は投手陣の頑張りで勝てていたが、ここからは打線がもっと活発に援護することを期待していた。

この日の石田は前述の通り内容が良かったとは言えないが、大貫に続いて最低限の投球はしていた。だが、打線が全く得点できないのではどうしようもない。前にも書いた通り、個人的には非常に難しいと思っているが、諦めないのであれば、もっと死に物狂いで得点を取りに行く姿勢が欲しい。

広島戦のデーゲームは、この日の敗戦で9連敗ということになった。広島戦は週末に組まれることが多かったため、デーゲームでの開催も多くなった。唯一、土日でナイターとなった8月20、21日は連勝しており、他の試合では平日のナイターだと勝てている。この相性の悪さだと4日と17日も苦戦しそうだ。

開始球場スコア責任投手
32614:00横浜5-10大貫
32714:00横浜6-7山崎
42314:00マツダ0-6上茶谷
42413:30マツダ4-5x三嶋
5714:00マツダ1-2x三嶋
5813:30マツダ3-17
62514:00横浜4-5濵口
62614:00横浜3-4平田
9314:00マツダ0-4石田
9413:30マツダ
91714:00横浜
2022年広島戦のデーゲーム

4日は今シーズン最後のマツダでの試合となる。何とか最後、一矢報いて終わりたい。兎にも角にも打線が打ってくれないことには勝てない。もっと一丸となって集中力をもって攻略する姿勢を見せて欲しい。勝ちたいという気持ちがあっても、個人がバラバラに打っていたのでは打線にならない。

京山は、前回は勢いづいたヤクルト打線を止めきれなかったが、ボール自体は悪くなかった。21日の対戦では自らホームランも放ち、7回途中まで無失点という投球だった。中心メンバーが戻っているとは言え、京山のボールが投げられれば抑えられるはず。打線の援護を得られるよう、テンポの良い投球を見せて欲しい。

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