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マジック点灯を阻止! ソト3打点、今永4勝目

07/01 東京ヤクルト4-6横浜DeNA(神宮)

6月を19勝4敗という驚異的な数字で駆け抜けた、強いヤクルトを相手に、セ・リーグで最後に自力優勝を残すDeNAが、マジック点灯の阻止を懸けて対戦。初回に佐野のソロで先制、2回はソトの2ランで3点を先行。しかし、今永がオスナの一発と、3回の山崎、山田のタイムリーで同点とされる。打線はソトと大田のタイムリーで再び2点をリード。今永は7回途中まで4失点で凌ぎ、田中健、クリスキーから山崎に繋いで逃げ切った。

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ポジ

初回の佐野の先制の10号ソロに続き、2回にソトが7号2ランを放ち、前日の逆転サヨナラ勝ちの良いムードをそのまま神宮にも持ち込んだ。今永が同点とされるも、4回に二塁打の宮崎を置いてライト線へのタイムリー。積極的に二塁を狙ったが、これは良い返球が来てアウトに。

5回の守備では足を痛めたようだが、そのまま出場を続けた。ヒーローインタビューでは痛みもあると言っていたが、大事には至っていないようだ。マルチヒットで3打点の活躍。今週は阪神戦で2日続けて勝利打点を挙げ、ヒーローインタビューに立ったが、7月に入ったこの日も勝利打点を挙げた。右方向への大きなホームラン、引っ張ってのレフト線ヒットと内容も良くなってきている。これでいよいよ復調なるか。

宮崎が3安打猛打賞。前日の逆転サヨナラ勝ちではしゃいだ時に膝を痛めたのか、足を引きずって戻って来ていたので気になっていたが、それを感じさせないバッティングだった。足が万全ではない状態で出場し続けているのかも知れない。宮崎は多少の痛みなどがあっても絶対に試合を休まない選手だから、心配にもなるが、彼がしっかり打てているということは問題ないのだろう。

前日のヒーロー、大田はこの日も2番でスタメン出場し、マルチヒットをマーク。リードを2点に広げる貴重なタイムリーも放った。ライトの守備ではファインプレーも見せていた。攻守に魅せられる選手だなと改めて思う。

三浦監督も前日に、泰示は出場してもベンチにいても大きな戦力であることをコメントしていた。ベンチでもナインを鼓舞するような声を出し、先頭に立ってチームを盛り上げる姿があった。前日の試合の話になってしまうが、球団のYou Tube公式Channelの下記の動画は、そんな泰示の様子が分かるものになっている。早くハマスタのヒーローインタビューに立って、この「ヨコハマサイコーー」を言いたかったのだろうなと感じた。

彼の持つ雰囲気や明るさは、ベイスターズに非常にマッチしていると思うし、チームに溶け込んでなくてはならない存在になりつつある。現状、常時試合に出るというところまで行っていないが、蝦名ら外野手で切磋琢磨しつつ、チームのために力になってくれる存在は非常に大きいと思う。改めて来てくれて良かったと思う。

今永が4失点と苦しい投球ながら何とかリードを保ち、7回2アウト1、2塁で相性の悪い山崎を迎えたところで交代。田中健がカーブで内野ゴロに仕留め、4球ながら見事な火消し。

エスコバーが3連投、伊勢も連投という状況で二人をこの日は使えない。そうした中、1点リードの8回にマウンドに上がったのはクリスキー。最近の好投を見れば、一つ上の役割である勝ちゲームの終盤に入って来ても良い内容。だが、先頭の山田を追い込みながらヒットされ、村上を迎える。

ストレートとスプリットのファウルでカウントを稼いだが、最強バッターを相手になかなか勝負球が決まらず、最後はスプリットがワンバウンドになり四球。村上のスイングを見ても甘いところに投げるわけにも行かず、これはやむを得ないか。

ノーアウト1、2塁でオスナという厳しい場面を迎える。高めのストレートでファウルさせた後、スプリットが浮いてしまったが、ミスショットでショートへのインフィールドフライ。代打の青木には3ボール1ストライクと苦しいカウントになったが、低めへのストレートが2球、素晴らしいボールが行った。力で押し込んでレフトフライ。

内山壮は追い込んでから、スプリットが完全に抜けてしまい投げミスだったが、打者も想定外のボールに思わず振ってしまった。お互いにミスして結果三振となった。今年のヤクルトはこういう場面はほぼほぼ点が入っていたと思うが、よく踏ん張ったと思う。クリスキーは4ホールド目だが、今後は伊勢やエスコバーの負担が減るような役割を担って欲しい。

どうしても抑えて当然という感じになりがちなクローザーだが、山崎はセ・リーグのクローザーでも最も先頭打者の被打率が低い。しっかりとまず先頭打者を取ることで、セーブの成功率が高まる。この日も2シームでファーストゴロに取り、後続も断って三者凡退。16セーブ目を挙げた。チームの試合数もほぼ半分というところで、3年ぶりの30セーブも見えて来た。ちょうど通算200セーブにも当たるので、目標としては非常に良いポイント。ぜひ達成して欲しい。

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ヤジ

勝利投手となった今永だが、降板時は非常に悔しそうな表情を浮かべていた。今永はこんなもんじゃないという期待と激励を込めて、あえてここに書かせてもらう。

チームは3連勝中と良い流れ、相手は連勝を重ねて独走態勢の首位ヤクルトで敗れればマジックが点灯する。前日までリリーフが連投しており、今永としては8回まで投げて山崎に繋ぎたいと強く思っていたはず。

ナイターとは言え、猛暑の中での登板。3点のリードをもらいながら、オスナ、山崎と長打を浴びて同点とされ、再び2点リードをもらっても、塩見に痛打された。時折コントロールミスで甘く入るボールをきっちりと捉えられた。

6月は大爆発していた手の付けられない村上は、3打席とも逆方向のフライに打ち取ったが、それ以外の打者に打たれてしまった。7回も投げ切りたかっただろうが、塩見を警戒してカウントを悪くし、インサイドのストレートを弾き返された。相性の悪い山崎という場面での交代はやむを得ない。

本人が一番悔しい思いをしたと思う。直近2回の先発は序盤から大量失点で負け投手になった。この日も4失点とQSはマークできなかったが、打線の援護もあって試合は作った形になった。自身に4勝目も付いて、勝って反省できる形になった。次回は東京ドームの読売戦と思われるが、今度は今永の力でチームを勝たせるというような投球を期待している。

打線は11安打を放って6得点。首位チーム相手に良い攻撃ができたとは思うが、9回も森の内野ゴロ間に1点を追加して野選によりオールセーフとなっただけに、もう少し上手く攻めて欲しかった。森を動かしたいところで、結局スタートしないタイミングで内野ゴロとなり併殺というのは、拙い攻撃だった。貯金を30近くも持つチームなので、きっちりと取れる時に取っておかないと、ひっくり返される。

4人がマルチヒット以上をマークし、全体的にヒットが出ていたが、牧はノーヒット。牧しか勝たん試合は、昨年から数々あったが、牧だけ打たん試合もあるんだね。なかなか状態が上がって来ないが、ここを乗り越えればまた一つ高みに立てる。

疲れが出ているから休ませた方が、というのはファンが言うことじゃない。心配なのは分かるけどね。本人もその気はないだろうし、一番近くで見ている監督、コーチやトレーナーが適正に判断して、必要であれば止めればいい。無理をさせるのは良くないが、フィジカル面で異常がないなら休ませずに乗り越えてもらうしかない。不動のレギュラーになって欲しい選手なのだから。

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キジ

前日のサヨナラ勝ちを現地で観たということもあり、強過ぎるヤクルトを相手に胸を借りるような穏やかな気持ちで観ていたが、いざ先に3点を取って今永となると、勝ちたいという気持ちが出て来る。

6月は19勝4敗という凄い数字。13カード連続勝ち越し中で、それもほとんどがスイープで勝って来ている。弱気かも知れないが、一つ勝てれば良いなと思っていた。他のチームも、ヤクルトと対戦すると借金を3つ増やされて帰って来ていた。

今永が期待したような投球は見せられなかったが、前日からの勢いも借りて打線がしっかりと得点を取ることができた。初戦を取れたというのは気持ち的にも大きい。

今季2度目の4連勝。前回は3月29日からのバンテリンドームでスイープし、4月1日の神宮までの4連勝だった。月初の神宮でというのが共通点。前回は2戦目の土曜に敗れて連勝が止まっている。今回は今季初の5連勝に伸ばせるか。

ヤクルトは、連敗も5月10、11日の中日戦以来ない。2連敗すらなかなかしないチームを相手に連勝は難易度が高いが、先週末も読売と大量点の試合をやっていたが、投手は状態が落ち気味。何とか打って、先発を援護して行きたい。

ベイスターズの自力優勝は、この3連戦をスイープしない限り、一旦消滅してしまう。強いヤクルトをスイープすることはまだ見えないが、一つ一つを大事に戦ってその結果が出ればベスト。まずはやや苦手にしているサイスニードの攻略が必要だ。

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