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ガゼルマンは6回途中5失点 またも完封負け

03/25 埼玉西武5-0横浜DeNA(ベルーナドーム)

先発のガゼルマンは、3回に連続死球から犠飛で失点。5回は、宮崎のエラーも絡み、ペイトン、マキノンに連続タイムリーを許した。6回に山川のソロを浴びた後、ランナー2人を残し96球で交代した。打線は5安打で完封負け。林がこの日もヒットを放って3割に乗せた。

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ポジ [Good]

正直、なかなかポジれる要素が少ない試合だったという印象。

林が最初の打席で、追い込まれながらも粘り、最後はアウトサイドのスライダーを巧くレフト前へ運んだ。オープン戦の打率が.300に到達した。オープン戦ではあるが、これは規定打席に到達すれば3位となる数字。

現在、林は55打席。ベイスターズは18試合目だったので、規定打席は3.1×18=55.8打席で、1打席だけ足りていない。26日の試合で4打席立つと規定打席に到達し、打率ランキング上位に名前が登場する。繰り返しになるが、オープン戦ではある。それでもドラフト3位ルーキーにとっては自信にもなる数字ではないだろうか。

首脳陣にその認識があるかどうか分からないが、どのように使って来るか。牧がセカンドで試合に出る場合はスタメンから外れる可能性すらある。林がスタメンだとしても佐野、宮崎の1、2番であれば、おそらく下位に置くことになる。試合展開によっては4打席回らないケースもあるだろう。公式戦ではないので、開幕に向けた準備を崩してまで到達させるものではないが。

それよりも、この日もショートは森がフル出場。四球での出塁は1つあったがノーヒット。本当にこのまま森をショートで開幕スタメンに使うつもりなのか。競争とは何かを問いたくなる。

伊藤光に打球が当たって交代した山本が、レフト線への二塁打を放った。バッティングが課題と言われ続けるが、オープン戦は.462と結果を出した。現状だと戸柱が石田と濵口、伊藤光がガゼルマン、ローテに入れば小園と組みそう。東は山本の可能性があり、平良はまだはっきりとしていないのかなという印象。山本がバッティングでもアピールすれば、出番が増える可能性が出て来る。キャッチャーのスタメン争いも注目される。

山崎が連投テスト。打者1人だけ投球し、降板した。これで開幕前の準備は全て終わった形になる。7試合を無失点に抑え、万全で開幕を迎える。山崎の出番が多くなるような戦いができれば、チームとしてもベスト。打線の援護が期待薄なので、先発が踏ん張り、勝ちパターンのリリーフから山崎に繋いで勝つという展開が多くなりそうだ。

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ヤジ [Bad]

佐野や宮崎はそれ程心配していないのだが、打線トータルとしてはなかなか得点が取れない状況が続いている。今週は24日に楠本の3打点の活躍もあり、4点を取ったが、火曜は1-0での勝利、水曜は完封負け。そしてこの日はまたも完封負けで、開幕を直前に控えても状態が上がって来る様子がない。

牧がスタメンに入って来ることでやっと2023年開幕版のオーダーにはなるのだろうが、佐野、宮崎の1、2番はなかなかの奇策だが、機能するかどうか。二人揃って足が遅いので、各駅停車となり、3番に入る楠本や大田をせき止める形になりはしないか。

ヒットを打つことによる出塁率にはある程度期待できるものの、二人とも早いカウントから甘いボールを積極的に打ちに行くので、2球で2アウトもありえる。いろいろ考えた中で、中軸に走者を置いて回すことを重視したのかも知れないが、不安は尽きない。正解はないので、これだと決めたのならブレずに行って欲しい。

先発が崩れた場合のロングリリーフを誰にするかという点で、宮國に期待している部分があるかと思うが、現状だとかなり疑問符が付く。昨オフにオーストラリアに行き、手応えも得た様子だったが、投球を見る限りは球威、変化球、コントロールのいずれも今一歩足りず、中途半端になっている印象。

現状のベイスターズは、ローテーションの候補が多く、今永が2廻り目から入って来られるなら、より先発候補が溢れることになる。WBCのような短期決戦とは違うので難しいが、先発の中から第二先発ができるような投手を1人置けると、早めにスイッチできるのではないか。毎日という訳にも行かないし、交代したからと言って抑えられるわけでもないが、現状の宮國に期待するよりは良いのではないかと感じる。上茶谷、笠原あたりは先発枠が5人になるとボーダーラインになって来ると思う。

26日もファームは雨天中止が濃厚なので、来週前半のファームの試合でも、2番手の適性を見ておくのが良いのではないかと思う。ハマスタでの6連戦の後、次の2週間は最初から5試合しか組まれていないし、4月は春雨前線で雨天中止もあると思うので、先発投手もうまく使って行きたい。

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キジ [Other]

ガゼルマンは100球メドで先発し、5回1/3を投げた。5失点で自責は2点。宮崎にエラーが付いたが、捉えられた当たりでもあった。自らのファインプレーでライナーゲッツーを取ったが、その後ペイトンとマキノンに高めの甘いボールを弾き返された。

良いボールもたくさんあったが、全体的にボールが高かったという印象。非力な打者は押し込めたが、両外国人には弾き返され、山川には失投でど真ん中に入り、完璧な当たりのホームランを浴びた。昨年の良い投球では、もっと低めに集まっていた。あと1週間でどこまで精度を上げられるか。現状だと開幕2戦目を任されそうな気配だ。

ベイスターズは、特に無理をさせないチームなので、他球団でWBCに参加した選手が出場しているというのは関係なく、ウチはウチで良いと思う。牧は、マイアミに行ってからはほとんど出場していないとは言え、短期決戦で精神力も使っているし、慣れない環境で過ごし時差もある。一旦、しっかりと心身ともに疲労を取り、開幕に向けて準備して行くのは悪くない。

状態を確認した上で、逆に牧の方から開幕に向けて出場したいと志願があればオープン戦の最終戦に出場させれば良い。実戦調整が必要なら、来週は平塚でイースタンの試合もあり、天気も大丈夫そうなので、そちらに出場しても良い。

WBCではあまり良い状態には見えなかった牧だが、オープン戦でのチームの貧打を見ると、開幕からスタメンで出場して欲しい気持ちも強くなる。しっかりとシーズンの最後までスタメン出場することが大事なので、無理せずできることを着実に進めて欲しい。

今永もチームに合流するが、どのようなプランで1軍の先発を迎えるか。第二先発や決勝の先発を務めたが、実戦で長いイニングを投げていない。飛ばして短いイニングを投げていたので、ファームで少なくとも一度は長いイニングを投げる感覚を確認すべきと思う。

オープン戦も残り1試合。いよいよ開幕が近づく。オープン戦の順位は、既に11位が確定した。広島が最終戦に勝っても4勝9敗3分の勝率.307で、DeNAが負けた場合の6勝13敗、勝率.316を下回るため。試合数も異なり広島は3分があるためで、この場合はマイナス1ゲーム差で最下位ということになる。

ヤクルトも2021、2022年はオープン戦最下位から優勝しているし、2020年も読売が最下位から優勝した。むしろ最下位の方が良かったんじゃないの?というくらい。最終戦、先発は笠原なのか東なのか分からないが、良い形で終えて欲しい。

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