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石田、仕上がり良く開幕投手へ 林が猛打賞

03/24 埼玉西武1-4横浜DeNA(ベルーナドーム)

開幕投手を務める石田が、6回を1失点の好投。ストレートにキレがあり、低めへのチェンジアップが有効で6奪三振。順調な仕上がりで来週の開幕戦に臨む。三嶋、エスコバーに続き本番同様に山崎が登板し、セーブを挙げた。楠本が2本のタイムリーで3打点の活躍。2番に入った林は3安打の猛打賞をマークした。

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ポジ [Good]

自身3度目の開幕投手を務めることが決定している石田が、万全の投球を見せてオープン戦最後の登板を締め括った。

山川や源田が不在の西武打線で、オープン戦でも当たっていない状況ということを差し引いても、ストレートは力感はなくてもキレがあり、打者が押されていた。ストレートが良いので、チェンジアップが有効だった。きっちりと低めにコントロールされており、6回で6奪三振。両コーナーへの投げ分けもしっかりとできていた。

9年目の30歳。ベイスターズの投手陣ではもうベテランで年長者になって来た。後輩の今永のWBCでの投球も刺激になっているだろう。2017、2018年に開幕投手を務めた頃よりも経験を重ね、落ち着いて準備ができているようだ。あれからリリーフも経験し、昨年久しぶりに先発で7勝を挙げた。自分というものが分かって来ている。

それでも開幕投手は緊張すると思うが、阪神との好相性も味方にして、この日のような低めを突く投球を見せて欲しい。来週にとっておいて欲しいくらいの投球だったと思う。自信を持って投げて欲しい。

三嶋は少しボールがバラついていたが、三塁打を打たれても得点は与えなかった。今年のエスコバーは万全の仕上がり。春先の不安定さがないので、このままうまく開幕を迎えて、序盤からチームの勝利に貢献して欲しい。

ここまでの登板は予定されたイニングで登板していた山崎。最後の3連戦は、DHを外して投手も打席に立ち、試合展開によってリリーフも柔軟に登板させる、本番さながらの体制。9回のセーブシチュエーションで登板した山崎は、西武打線を寄せ付けず、2三振を奪って締めた。

オープン戦は6試合登板で無失点。全試合で三振を奪っている。オープン戦ということもあり、山崎が登板する終盤は主力が交代していることもあるが、完璧な結果を残した。今年も文句なしにクローザーを任される。日曜の試合展開では登板があるかも知れないが、万全で開幕を迎えられそうだ。

得点力が不足していた打線は、初回にいきなり3連打で2点を先制、4回にも2点を追加した。楠本が2本のタイムリーで3打点と中軸の役割を果たした。いずれもセンター方向への打球で、チャンスであっても基本に忠実なバッティングができている。オープン戦序盤は少し調子を落としたようだったが、開幕に向けて上がって来た。青柳が相手なので、ライトのポジションは楠本になりそうだ。

佐野は1、2打席でヒットを放ち、マルチヒット。この3連戦でも1番に入ったので、どうやら佐野を1番にする構想のようだ。打席を早く回して交代するためかと思ったが、佐野、宮崎の並びで開幕を迎えるのだろうか。

22日のヤクルト戦を体調不良で欠場した宮崎は、この日は練習に参加したが大事を取り欠場。代わって2番サードに入った林が、自身オープン戦初となる3安打猛打賞。最初の打席は当たり損ねだったが、足で稼いだラッキーヒット。2打席目はインサイドの高めに来たストレートをレフトへ運んだ。

3打席目は、アウトサイドのストレートを再びレフト前ヒット。逆方向へ巧く打って見せた。試合に出る度に成長を見せ、尻上がりに良くなっている。打率も.298まで上がって来て、開幕スタメンで使わない選択肢はないと思う。しかし、この日もサード。青柳に対して宮崎を使わず、林がサードのスタメンで出るなら別だが、セカンド牧、サード宮崎なのだからショートを守らせるべきだろう。

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ヤジ [Bad]

ショートのポジションを争う森だが、この日も4打数ノーヒット。先週のソフトバンク3連戦からヒットがなく、出塁も四球だけと結果が出ない。

ショートは森と心中するつもりなのか。森にはショートしかやらせてないので、森を出場させるとショートが空かない。それによって林がセカンドかサードに入っているが、前述の通り牧と宮崎がいるので、林を使うならショートを守らせておく必要がある。

この日の森林コンビは、はっきりと明暗が分かれた。オープン戦.148と低迷している森は、林を上回るのは肩くらいという状態。どちらをスタメン起用すべきかは火を見るよりも明らかだと思うが。

宮崎が戻り、26日に牧が出場した時にどのようなオーダーを組むか、注目したい。

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キジ [Other]

この日は親子ゲームという形で、13時から隣のCAR3219でファームの試合も行われた。先発は大貫で、3回無失点だった。良いボールもあったが、全体的にはまだまだ調整段階という感じ。患部に問題がなければ、次が5回、その次は100球前後で7回くらいという調整になるか。4月14日頃か、その次の週に1軍復帰を目指す形になりそうだ。

2番手は上茶谷。強いストレートを投げられていて、コーナーへ完璧に決まるボールも多かったが、精度にムラがあり、急に甘いボールが入って来る。良いボールを投げているのに、精度の低さで失点してしまうのは勿体ない。開幕ローテーション入りは難しそうな状況だが、チャンスを窺いながら、ボールの精度を上げて行きたい。

土日は、天気予報が悪いので屋外のファームは試合ができるか微妙なところ。ベルーナドームは残り2試合、開幕に向けた調整が続くだろう。笠原が京セラドームの開幕カードに先発するという報道もあり、東との競争になる。どちらが日曜のベルーナドームで投げるのか分からないが、ファームの試合ができないと、最後の登板が流れてしまう可能性もあり、最後まで開幕ローテーションが分からない。

前日に来日したバウアーが、11時から入団会見を行った。4月のうちに登板できるように準備したいということなので、実際は5月から彼のローテーション入りを期待する形になる。今永も長いイニングを投げる調整をした後で、ローテーションに入って来るだろうし、大貫も前述の通り4月後半には戻って来そうだ。

開幕ローテーションに入った投手も、結果を出さなければすぐに入れ替えとなる。また、最初は6人かも知れないが、3週目と4週目は5試合という日程なので、6人もいらない。4/25から6連戦が再開するが、そこまでに先発ローテーションは熾烈な争いになりそう。得点力に不安があるため、かなりハイレベルな先発投手を並べられないと苦しい。バウアーが1軍に来るまでに、先発投手がどれだけの成績を残せるか。残り2試合、開幕ローテーションにも注目しながら見て行きたい。

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