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石田も続いた!左腕3兄弟で阪神をスイープ

08/11 横浜DeNA4-1阪神(ハマスタ)

今永、濵口の好投を見て燃えないはずがない。先発の石田が、初回に自らの悪送球で併殺を取れず、暴投で先制点を許した。しかし、その後は変化球を低めに集めて8三振を奪い、7回まで投げ切った。打線は4回に佐野のソロで追い付き、7回に嶺井が勝ち越し2ラン。さらに代打オースティンの二塁打とエラーで3点の勝ち越しに成功。8回は伊勢、9回はエスコバーがピンチを断ち、逃げ切った。

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ポジ

初回はどうなることかと思った石田だが、7回1失点というHQSをマークし、7月12日以来の4勝目を挙げた。

その初回、山本にヒットを打たれた後、ロドリゲスの初球ストレートが膝の付近に当たってしまい、1アウト1、2塁。ここで佐藤輝をピッチャーゴロに打ち取ったが、セカンドへの送球が高くなり、柴田がジャンプして捕り、ベースを踏んでからの送球となった為、併殺が取れなかった。

取るべき併殺が取れなかった上に、糸原への初球がアウトサイドを狙いながら逆球となり、嶺井が飛び付いても捕れないボールとなった。暴投で先制点を与えてしまった。

最悪の立ち上がりだったが、ここを最少失点で切り抜けると、2回は陽川の内野安打の後、梅野を併殺に取った。ここを3人で片付けるとリズムに乗った。3回は投手の才木を含め2三振で三者凡退。同点に追い付いてもらった後の5回も三者凡退に片付け、得点をもらった後に打たれる悪癖も出なかった。

6回は1番から始まる打順で、先頭の島田にヒットを打たれたが、2番以降から3者連続三振を奪った。7回もマウンドに上がり、先頭の糸原を歩かせたが、当たっている陽川がバントで送ってくれたことは助かったのかも知れない。梅野と木浪を打ち取って7イニングを102球で投げ切った。この投球に打線が奮起し、直後に勝ち越し点が入り、自身に勝利も付いた。

今永、濵口、石田と左腕3兄弟での3連戦3連勝。左腕王国と言われながらなかなか揃わなかったが、3人とも見事な投球で勝利を掴みとった。坂本も前回は結果を出したし、あとはコロナの陽性判定を受けて離脱している東が戻って来れば。

石田を援護したのは、リードでも引っ張った嶺井だった。7回で降板となる石田を勝たせるには、ここで勝ち越し点が必要だった。先頭の牧がヒットで出塁も2アウト。しかし、嶺井が2ボールからの3球目、真ん中高めに甘く入って来たストレートを完璧に捉えた。

打った瞬間という当たりで、嶺井の特徴でもあるバット投げが鮮やかだった。5号勝ち越し2ランで、石田に勝ち投手の権利が発生した。

さらに、柴田がヒットで続き、代打のオースティンも真ん中のストレートを鋭く左中間へ弾き返した。センターの島田がボールを弾く間に、柴田が一塁から生還。中継プレーが乱れるとオースティンも三塁へ走り、ヘッドスライディングを見せた。熱い姿にベンチも盛り上がった。

前日に33球を投げた山崎は、この日はベンチを外れていた。当ブログでも書いた通りで、非常に良い決断だった。8回は伊勢を投入。いきなり板山にヒットを打たれたが、島田のファーストゴロを佐野が上手く捌いて併殺に取り2アウト。だが、山本、ロドリゲスを歩かせてしまい、一発同点の場面で佐藤輝に回してしまった。

エスコバーを9回に回したのは、佐藤輝に回ることを考えてではなかったのか。そうであれば、エスコバーに負担はかけるが、佐藤輝に回ったら行かせるように準備してしなかったのだろうか。それとも、伊勢を信頼しての続投か。結果的には、伊勢がアウトサイド低めのコーナーにストレートを投げ切り、見逃し三振。伊勢はベンチの信頼に応えた。

9回はエスコバー。1アウトから陽川、梅野に連打を浴び、再び一発同点の場面。ここで原口がチェンジアップを泳ぎながらも捉えたかに見えたが、打球はフェンスの手前で失速し、関根のグラブへ。続く代打のロハスJr.もインサイドのストレートを弾き返し、レフトへの大飛球、のように見えたが、カメラの撮り方にヒヤリとさせられた。同じようにフェンスの手前で落ちてきた打球を関根が押さえてゲームセット。

関根が守っていると、不思議と打球は失速して落ちて来る。2016年のクライマックスシリーズ、ファーストステージの第3戦も、阿部の打球が落ちて来てライトフライでゲームセットになった。観ている方はホントに最後まで手に汗握る、ヒヤヒヤする試合だった。

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ヤジ

初回の石田だけ。きっちりと送球できていれば、併殺を取れる打球だっただけに、勿体ない。この日は1点だけで済んだが、命取りになりかねないプレー。投内連携もしっかり確認しておいてほしい。

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キジ

チームのタイ記録、ハマスタ11連勝

6月28日から続く、ハマスタでの連勝は11に伸びた。7月7日の1分を挟んでいるが、これは2006年6月2日から7月1日と、昨日書いたように2015年4月22日から5月22日に続いて3度目となるチームのタイ記録に並んだ。しかし、2006年も2015年も、いずれも最下位になっている。何としても今回は12連勝以上に伸ばし、新記録にしたい。ローテーション通りであれば、8月16日の読売戦で、エース今永で記録を狙うことになる。

阪神戦は、これでハマスタでは3カード目のスイープ。8年連続で負け越し中で、特にハマスタでは阪神のホームかのように大暴れされて来た。5月14、15日は土日にハマスタで連敗しているが、それ以外の平日は全て勝利している。まだ京セラドームの3連戦という大きな鬼門も残っているが、9年ぶり勝ち越しも見えて来た。

阪神としても、大山に続き中野、近本もコロナの陽性判定を受け、離脱した。強力な投手陣を誇るとは言え、主軸が抜けては厳しい。ベイスターズの投手陣が抑えられたのも、こういった背景はあるとは思う。だが、各チームで何人かは欠けた状態で試合を進めている。読売の集団感染で物議を醸したように、チーム編成ができないくらい蔓延してしまえば止まるのに、バラバラと陽性判定を受けると主力抜きで続行しなければならないという状況。

NPBは、2023年のWBCに向けて11月にオーストラリアとの強化試合を組み、その前週に侍JAPANと読売などの壮行試合を組んでいる。そういった背景から、クライマックスシリーズ以降の日程をズラすことに二の足を踏んでいる。チームとしては決められたルールの下でやるしかないが、納得感はない。

大田がコロナの陽性判定を受けて登録抹消

この日の昼間、関根が1軍に合流したというニュースが入った。関根は先週土曜の試合でR.マルティネスから死球を受け、右腕の骨折という診断で登録抹消となった。しかし、今週初めにはDOCKで練習する姿もあり、回復が早いと思っていたが、1軍への復帰は驚いた。

名古屋の病院では剥離骨折という診断だったが、チームドクターが診たところ、関根の古傷の部分の一致していて、挫傷という診断に変わったようだ。痛みがなければ試合への出場もOKということで、復帰が決まった。

蝦名が特例2022で登録を外れ、梶原が代替選手として登録されていた。彼を外して関根を代替選手にすれば、復帰は可能だったので、そうなるのかと思っていた。だが、公示には衝撃的な内容が書かれていた。

大田が特例2022で登録抹消、関根が代替選手となっていた。

大田は、火曜の試合でサヨナラ打を放ち、前日の試合でもライトのフェンスに激突しながらの好捕から、脅威的なスローイングを見せた。センター前ヒットも1本放ち、フル出場していただけに、まさかという感じだった。

発熱などの症状があったため、特例を適用して外したが、この日の試合終了後にコロナの陽性判定を受けたことが発表された。

3/29 移籍後初スタメン
4/6 移籍初ヒット
4/7 濃厚接触者の疑いで登録抹消
4/12 復帰
4/17 移籍後初HR
4/21 猛打賞
5/4 猛打賞
5/9 右太もも肉離れで登録抹消
6/3 復帰
6/30 同点二塁打&神スライディング
7/6 2度目のヒーローインタビュー
7/8 足の張り等で登録抹消
8/5 復帰
8/9 サヨナラ打
8/11 コロナ陽性で登録抹消

調子が良くなってきて、活躍をし始めるとアクシデントが襲い、離脱してしまう。ホントに、こうも上手く行かないものか。だが、逆に考えれば半分近く不在の期間がありながらも、われわれファンの心を鷲掴みにするプレーを見せてくれている。8月末から9月の大事な時期に、再び大田が戻って来ることを待っている。

スターナイトウィークスを終え、首位攻防戦へ

スターナイトウィークスは、この日のキッズスターナイトで終わり。プロ野球初の襟付きユニフォームは、5戦5勝という見事な結果となった。このユニフォームのイメージが途轍もなく良くなったのは言うまでもないが、個人的には以前にも書いた通り好みではない。だが、襟付きのこのユニフォームは、これ以降も語り草となるのだろう。

8月は7勝1敗のスタート。6連敗中のヤクルトとのゲーム差が、一気に7ゲームと詰まった。ここまで近づくとは想定していなかった。

全勝ヤ残V勝率
11025942141
2De97494624611.67437-4.676
310652522379.63131-10.634
410551531384.62731-10.634
510650533377.62130-11.627
6100435614310.60628-13.613
「直」は各チームのヤクルトとの直接対決数。「全勝」は各チームが全勝した場合の勝率。その勝率を上回るのに必要なヤクルトの勝敗が「ヤ残」で、その時の勝率が「V勝率」

ヤクルトとDeNAの負け数の差は4で、11試合も直接対決がある状況で分からなくなって来た。もちろん、残り試合数が多いDeNAは過密日程で勝って行かなければならないが、勝てればどんどん近づいていく状況。

ヤクルトとDeNAが、8月に首位攻防戦をするのは1997年以来になるかと思う。

1997年8月10日の神奈川新聞より

今年と同じように6月に借金9を背負っていたが、オールスター明けに5割へ復帰、8月を20勝6敗という驚異的な数字でヤクルトを追いかけた。8月中盤の直接対決で3連勝し、一時は2.5ゲーム差まで迫った。優勝争いとは無縁のチームだっただけに、優勝争いというものに凄く興奮したのを覚えている。

正直、まだ7ゲーム差では首位攻防戦と言うのは憚られる。だが、ここで勝って行かなければ近づいて来ない。まずは初戦、大貫で勝利を掴みたい。最初を取れば俄然、勢いが付いて来る。土曜には台風8号が通過という予報もあり、2試合となる可能性もある。初戦に全てを懸けて欲しい。

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