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カミチノで5打点 大田が初振タイムリー

02/16 練習試合 広島東洋4-6横浜DeNA(コザしんきん)

初回、4番としてベイスターズ移籍初出場の大田が、ファーストスイングでタイムリー。上々の滑り出しを見せた。神里がタイムリーを2本、知野が犠牲フライを2本マークし、二人で5打点の活躍により着実に加点。石田は無失点も、中盤に濵口、ディアスが失点したが、今季初の対外試合を勝利で飾った。

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大田が青いユニフォームで躍動

桑原が持ち前の積極性で初球をセンター前へ運び、森の打席で二盗を決めた。森はシュートに詰まりながら進塁打。細川三振で2アウト3塁となったところで、移籍した大田が、青いビジターユニフォームをオールドスタイルの着こなしで打席に入った。

試合への出場は今季初でベイスターズの一員としては初の試合。4番起用で注目された中、チャンスでの打席だったが積極的に打ちに行った。1ボールからのファーストストライク、チェンジアップが高めに甘く入ったところを強振。打球はダイビングしたサードのグラブを弾き、レフト前へ達した。

練習試合ではあるが、結果が出ないよりは出た方が良い。ファンに対しても挨拶代わりの一打となった。だが、昨年の今頃はやはり移籍した田中俊が活躍を見せていたし、オープン戦では全く打てずに苦しんだ。大田くらい実績がある選手であれば、いかに開幕に合わせてシーズンを通して活躍するか。その第一歩を順調に記したといったところか。

その先制点で勢い付き、打線は2桁安打をマーク。この日はDHで2打席だけ立った桑原が、積極的なバッティングで、センター前へマルチヒット。3割打者として迎えるシーズン、今のところ不安はない。

一番目立ったのが神里。最初の打席は2球で追い込まれたが、ボールを見極めて四球を選んだ。玉村の牽制で飛び出してしまったが、末包の送球が逸れて記録上は盗塁になった。この時期は積極的に仕掛けても良いが、ミスがあったのなら反省は必要だ。

4回はノーアウト1塁で中崎に対して8球粘り、インサイドのストレートを右中間へ弾き返した。俊足を生かして三塁打。犠牲フライでこの回2点目もホームも踏んだ。そして、5回は2アウト満塁で3ボールとなったところでストレートを積極的に狙い打ち、セカンドの頭をライナーで破る2点タイムリー。

神里はバッティングではあまり積極的なイメージはなく、こういった場面で甘いストレートでも見逃してしまう印象がある。練習試合ということもあるだろうが、3ボールから積極的に打ちに行った姿勢は非常に良いし、シーズンでも待てのサインが出なければ、甘いボールを狙い打って欲しい。

森も逆方向へマルチヒット。身内の不幸で移動が続いた中で、疲れも見せずに動けていたと思う。ひとつ悪送球があったし、盗塁も決まらなかったが、それは教材でもある。翌日以降の練習でひとつひとつクリアして欲しい。

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犠牲フライでソツなく得点、3盗塁

2回は、四球の神里が結果的に盗塁となり、柴田が送って1アウト3塁。ここで知野がセンターへ飛距離十分の犠牲フライ。こういう得点が取れそうな場面で取れないというシーンを何度も見ていただけに、練習試合であってもノーヒットで1点が取れたというのは良かった。

知野は4回に神里の三塁打で1点を追加した後の1アウト3塁でも、低めのボールをうまくすくって犠牲フライ。犠牲フライは打てそうで打てないものだが、2打席連続できっちり仕事ができたのは、バースデーヒットとはならなかったが、評価は高いだろう。

途中出場の小深田は、浮いたボールをしっかりとセンターの左に落とした。ファームから1軍の練習試合に呼んでもらい、爪跡を残せた。伊藤光の打席で、4球目にスタート。タイミングは完全にアウトだったが、小園が捕球できずに盗塁となった。

1ボール2ストライクでランエンドヒットだったのか。インサイドの完全なボール球だったが伊藤光も避けながら見逃しているので、ヒットエンドランではなさそう。昨年ファームで100試合出場も2盗塁の小深田が走者で、おや?という攻撃だった。

広島の守備にも助けられ、チームとしては3盗塁になったが、この時期に走らせるのは昨年も同じ。急にチームが変わったわけではない。いかに精度を上げ、シーズン中でも同じ作戦が取れるか。練習試合なので失敗OKだが、昨年はとにかく走らせて悉く失敗しただけで終わった印象なので、今年は中身を求めたい。

良い面が多かっただけに、悪い部分が目立ってしまったのが細川。初回は変化球3つで3球三振。3回はノーアウト1、2塁でインサイドを狙ったストレートの失投を捉えられずファウルし、結局三振。5回も同じくノーアウト1、2塁で三振。進塁打を狙って小さく打てとは思わないが、チームとしては得点を取るためのバッティングを目指しているだけに、2ストライクと追い込まれた後に最低限の仕事が2度続けてできなかったのは痛い。

シーズンでは5タコは時々あることで、この試合だけを見てダメだとかファーム行きとか言うつもりはない。ただ、佐野が離脱したとは言え、そんなにチャンスがあるわけではない。自分でこれと思った手首を返さない新しいフォームを信じてやればいいと思うが、そこじゃないと思ってしまうようなバッティングだった。積極的に打ちに行っているのは救いなので、週末の試合で反撃して欲しい。

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結果に拘った石田が3回無失点

前々日となる14日は1軍の休養日となっていたため、休日返上で嘉手納のファームの練習に参加し、結果を出すことに拘って先発マウンドに上がった石田が、3回3安打無失点。ボールの精度はまだ十分ではないだろうが、ランナーを出しながらも牽制もうまく使いながら、要所を締めた。

先発ローテーション入りへまず無失点という結果でアピールできたので、石田としてはこの登板で達成したいことはできた。あとはここから競争の中で、結果とともに内容を見せられるか。最初の登板としては上々だった。

9回を締めた中川もアピールに成功。上から投げ下ろす角度のあるストレートは球威もあった。フォークも大きな落差で空振りを取れていたので、順調だろう。64番のユニフォームに変わったのだが、体つきも一回り大きくなったように見える。この日は終盤に選手が交代したところと対戦したが、リリーフとして開幕1軍を手にするには、中軸との対戦でどうかというところ。またチャンスがもらえるはずだ。

濵口は2失点。初回は濵口らしからぬ順調な立ち上がりだったが、2イニング目にコントロールを乱した。先頭の林を追い込みながらストレートが甘く入り、詰まらせたがヒットゾーンに飛んだ。セットポジションでストレートがコントロールできずに中村健を歩かせ、暴投の後に内野ゴロで失点。1点で留めたいところで石原に0-2からタイムリーを打たれた。この1点は、シーズンでも防いで行きたい失点。この時期としてはボールは悪くなかったが、この部分は反省して欲しい。

ディアスは、初球の不用意なストレートを見事に捉えられてしまった。初見でいきなりスタンドまで持って行ったルーキーの中村健も見事だった。少しコントロールにバラつきがあったし、球威も十分ではなかった。2イニング目は併殺かと思った当たりを小深田がエラーして2点目を奪われたが、結果ほど悪くはなかった印象。再びチャンスを窺いたい。

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