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圧巻の投球!待望のエース今永、初先発で1勝目

04/21 広島東洋0-1横浜DeNA(マツダ)

今季初先発となった今永は、立ち上がりから威力あるストレートを軸に、広島打線に連打を許さずゼロを並べて行った。広島も初先発のコルニエルが好投し、試合は両チーム無得点のまま終盤へ突入。8回表、連続四球と宮崎の3本目のヒットでノーアウト満塁。牧が三振の後、楠本の内野ゴロ間に1点を先制。今永は8回101球6奪三振で無失点で降板。9回は山崎が締めて5セーブ目を挙げ、エースに1勝目をプレゼントした。

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ポジ [Good]

WBCの決勝からほぼ1ヶ月。WBCに出場した選手の中で、最も遅い今季初登板となった。先発投手に限っても他の投手より2週間以上も調整に費やした。これが正しかったのかは、シーズンが終わるまで分からない。いや、1週間程度の調整で投げた世界線は見ることもできないので、分からないかも知れない。

WBCでの登板の為、例年よりも早く仕上げ、シーズンと合わせると通常よりも長丁場になる。ボールの違いやフォームなどの技術的なところもあるだろうが、三浦監督として、チームとして、選んだのは開幕後になるべく早くローテーションに復帰してくれることより、シーズンの大事な時、最後までローテーションの中心にいてもらうこと。

復帰を3週間遅らせたからと言って、何も起きないとは限らないが、一度心身ともにリフレッシュしてから作り直す方が、そのリスクは大幅に下がるだろう。確率としてそれを取ったということ。

今永はチームの宝であり、万全な状態にしてから投げさせるというチームの思いを感じた。前年に受けた右肘の手術から復帰だった齋藤隆とは状況は大きく異なるが、1998年も齋藤隆をじっくりと復帰させ、最終的に13勝を挙げてリーグ優勝に貢献し、日本シリーズでも完封したことを思い出す。三浦監督も、齋藤隆コーチも少しよぎっているのではないか。

これだけ時間をかけておいて、無様な投球はできない。今永にとっては開幕だし、少しはプレッシャーもあっただろう。だが、そんなことを感じさせないような、素晴らしい投球。これがWBCの優勝チームで決勝に先発した投手の力。

味方の打線がコルニエルに苦しみ、援護がない中でも、我慢して自分の投球をし続けた。ルーキーにして「援護がないという言い訳は防御率0点台の投手だけが言える」という明言を残した今永先生。7回まで0点に抑え、防御率0.00を維持した中で、援護がないぞ!と言える状況になっていた。ノーアウト満塁から1点しか取れなかったが、虎の子の1点を取ってもらえた。

8回は先頭の坂倉にヒットを打たれ、バントで1アウト2塁。苦しい場面だったが、代打の松山にはストレートは見せ球として使い、低めのチェンジアップを3つ空振りさせた。一つも打てるボールはなかった。菊池は変化球で入って、ストレートで突っ込む。コースは狙いと違って高めに行ったが、押し切った。

8回を102球で投げ切り、9回の打席で代打を送られた。今季初登板ということを考えれば妥当だろう。今永の力であれば完封も狙えたが、それは次でもいい。期待通り、あるいは期待以上の投球を見せた今永。心強いエースが帰って来た。

ヒーローインタビューでは今永一家が球場に来ていたことを明かし、家族の前で好投できたことを喜んだ。そして、ロッカー前でバッテリーを組んだ戸柱とは抱擁を交わしたが、ロッカーの中に入ると他の選手は誰も来ない。そして、蛍の光が流れる。

ノーヒットノーランでもサイレントトリートメントだったこのチーム。今年はさらに今永イジりが進化している。加入後間もない京田も華麗にスルー。いや、最高だわこのチーム。この仕打ちで今永は、来季のMLB移籍を強く決意した、かも知れない。

今永を支えたのが戸柱と山崎の二人。昨年は嶺井が今永と組むことが多かったが、駒大バッテリーが復活。昔から勝手を知っていることが良くもあり、悪くもあるだろうが、この日は良い形で出ていた。8回のピンチも、今永がなるほどという表情でサインに頷いて投げていた。バットでは援護できなかったが、完封リレーを完成させ、後輩のエースに勝利をもたらした。

エースの好投に、クローザーも気迫の投球を見せた。先頭の野間は追い込んだが、詰まった打球が二遊間へ落ち、京田が素晴らしい動きで送球するも、野間の足では間に合わず。非常に嫌な感じのする出塁になったが、4割を超える秋山をスプリットで空振り三振に仕留めた。マクブルームもストレートでファウルさせてから、スプリットで空振り三振。西川はストレートで押し勝ってセンターフライ。

中軸を相手にさすがクローザーという投球だった。マツダとは相性は良いが、エースの好投を無駄にしない最高の仕事だった。これで5セーブ目。開幕2戦目では悔しいサヨナラ負けを喫したが、今年もクローザーとしてフル回転が期待される。

今永を援護したのは、宮崎。この日は初回に内野安打で早々に15試合連続安打を決め、2打席目は死球。そして、3打席目でレフト前ヒットを放ち、4打席目はノーアウト1、2塁からまたもレフト前ヒットで繋いだ。直接ランナーを還せなかったが、このヒットが楠本の内野ゴロ間の得点に繋がった。

.450近いアベレージを残している中で、3打数3安打でさらに打率を上げて.473。チームが4安打とコルニエルに苦しむ中、異次元のバッティング。いよいよ3、4月の月間MVPも見えて来た。まだ肌寒いナイターもあるので、ケガには十分注意しつつ、打線を引っ張って欲しい。

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ヤジ [Bad]

4月21日は、牧の52歳、いや25歳の誕生日。昨年は雨のハマスタで、バースデーアーチも放ち、中断中のベンチで、ライトスタンドからバースデーソングの演奏を受け、指で2と4を作り、チームメイトから42歳とイジられた。試合はコールド勝ちし、良い誕生日になった。

この日は、3回に1アウト満塁のチャンスでショートフライ。高めに入ったスライダーを打ちに行ったが、捉え切れなかった。8回は、ノーアウト満塁で回って来て、汚名返上の機会だったが、低めのスプリットで空振り三振。

調子がまだ上がっていないのは分かるが、ヒットを打てないにしても、どちらの打席かは打点を稼げるような凡退をして欲しいところ。相手もそれを防ぐ配球をして来るし、全力で抑えにかかって来るから、簡単ではない。そうだとしても、4番を任されている選手なので。

タイミングの取り方が素晴らしい牧だが、フォーム的にも本来の形ではなさそうだ。ボールを引き付けて、右方向へ打って行く長所があるが、どうもボールの見切りが早いというか、こねて当てるだけになるケースも多いし、甘いボールを見逃して打てないボールに手を出してしまっている。WBCの時から気になっている、あまり見たことのない牧が続いている。

打点王がいるチームが強いという考えを持っているし、入団時から打点とチャンスでの強さに拘りを持っていた。昨年も素晴らしい得点圏打率を残したが、今季はここまで.188。先週は状態が上向いたかに見えたが、今週は再び下降してしまっている。

だが、4番がこの状態でも、何とか1点をもぎ取り、今永と山崎がその最少点数を守り抜いてくれた。牧の誕生日に、自身は最悪だったが、勝利を掴みとってくれた。最高のチームメイトじゃないか。分かっている、やがて牧が調子を取り戻し、チームに多くの勝利をもたらしてくれるはず。この借りは返してくれるだろう。

それでも、牧だけを特別扱いはしない。こんな4番ではダメ。本人が一番分かっているはず。この苦境を抜け出して、爆発して欲しい。チームが勝てているうちに調子を取り戻し、苦しくなった時に支えて欲しい。

4番として牧が責任を背負う部分はあるが、牧だけが打てなかったわけでもない。この日は、宮崎が3安打したが、それ以外は投手の今永だけで4安打。宮崎は異次元だが、これでよく勝てたと思う。ある意味、投打が噛み合って勝利できた。大貫も初登板で勝ちを付けられるように、今度は打線が援護して欲しい。

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キジ [Other]

昨年はハマスタでの開幕シリーズで3連敗。次のマツダでのカードも3連敗し、広島戦開幕6連敗。最初の9戦で1勝8敗と大苦戦した。序盤の出遅れの大きな原因となり、最終的にも8勝17敗とヤクルトを追うのに足枷となった。

今季は7カード目で初対戦。セ・リーグの中で最後に対戦することとなり、お互いに開幕4連敗から上位へ浮上した同士。加えて待ちに待ったエースの今永が先発ということで、一つ大きな節目の重要な試合だと思っていた。

結果としては、今永が思い描いていた通りの素晴らしい投球を見せた。そして、大瀬良は登録を外れたが、コルニエルがそれに匹敵するくらいの投球をした中で、接戦を勝ち切りことができた。今永に勝利が付いたということが何よりも大きい。

今永、大貫を欠く中で8勝6敗の成績を残して来たが、肝心の二人の状態はどうなのか。大きなプラス要素とは思っていたが、本当にそうなのか一抹の不安もあった。今永は故障だったわけではないが、この日の投球を見て、安心した。

あとは22日の大貫。彼は肉離れからの復帰で、昨年11勝を挙げた投球ができるか。大貫も期待通りの投球をすれば、いよいよこのチームは波に乗って来る。同時並行で、平塚ではバウアーが最終仕上げの先発マウンドに上がる。

今永に調整の時間を与え、トミージョン手術から復帰の平良と東は中10日を空けて先発させ、大貫も慎重に復帰のステップを踏ませた。そして、バウアーもじっくりと調整。オースティンは来週末からファームで試合に出場し始める。4月は我慢して抑え目で入ったが、それでも3つの貯金を作れている。5月からの加速に向け、良い形で残りの4月の試合を進めて行きたい。

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