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頂戦の始まり 春季キャンプ初日、松尾が番長と対戦

横浜DeNAベイスターズは2月1日、A班が宜野湾、B班が奄美でそれぞれキャンプイン。新しいホームユニフォームを着た選手たちが、精力的に練習に励んだ。注目のドラフト1位・松尾がランチ特打に登場し、三浦監督が打撃投手を務めた。

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注目の中、特別な時間

今季からの新しいホームユニフォームで、全員が一斉に野球シーズンのスタートを切った。頂戦の始まり、第一歩。

早朝から選手名鑑などで使用される写真撮影、グラウンドでの安全・天候祈願と続き、10時前に円陣を組んでミーティング。ウォーミングアップから2023年の春季キャンプが始まった。

午前中は、ノックと走塁練習。その後はランチ特打に入った。注目のドラフト1位ルーキーの松尾が登場。三浦監督が初日ながら打撃投手として登板し、いきなり投手と打者として対戦することになった。

松尾は、「今までの打撃投手よりもボールの伸びが凄くて、コントロールの良さも凄いなと思いました」とコメントしていた。三浦監督は「高卒ルーキーと言うのを忘れるくらい、初日にしてはしっかりと振れていたのかなと思う。ヘッドスピードもあるし、力強いスイングだった」と評価した。

谷繁氏以来となるドラフト1位の高卒キャッチャーで、1軍キャンプ参加ということで注目される中、監督の投げるボールを打つという特別な時間。松尾にとっても貴重な経験だろうし、ファンとしてもそれを見られて嬉しかった。

松尾は、ブルペンでは大貫のボールを受けた。ボールの伸びや質が凄いと感じたようだ。今後もさまざまな投手のボールを受けて、プロの投手のレベルを体感し、各投手の特徴を学んで行く必要がある。3度目のブルペンからは変化球も解禁されるので、濵口のチェンジアップや入江のフォークを受けて、自分に何が必要かを感じてもらいたいと思う。

ロングティーではフォロースルーの大きなフォームで力強い打球も飛ばしていた。まずは最初の2クールでコンディションを整え、第3クールからの実戦形式でどんなバッティングをするか、楽しみにしたい。

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今年も琢朗コーチのアイデア

午後の野手のグラウンド練習では、琢朗コーチのアイデアが目を引いた。20kgのベストを装着し、負荷をかけての練習、小さなハードルを避けながら動いたままのティーや、スライドボードの上にスパイクを脱いで上がり、滑りながらティーを打つなど、変わった練習が見られた。下半身を使うことを意識させる練習だと思うが、以前琢朗コーチが飽きさせないようにいろいろ考えていると言っていた通り、面白い練習になっていた。

昨年の試合前、ソトと琢朗コーチがマンツーマンでティーバッティングをしていたが、少し前寄りにトスを投げ、下半身の粘りで捉える練習をしていた。これに新外国人選手のアンバギーもトライしたが、最初はなかなかボールを捉えられず、苦労していた。

その後、少し慣れたのか、体が前に行きながらも下半身で粘ってボールを捉えることができていた。ランチ特打後には打球へのスピンのかけ方だろうか、通訳を介して熱心に話し込んでいた。

昔の外国人選手のように、自分の理論以外は受け付けないという感じではなく、ベイスターズでさらに成長しようという気持ちが見えた。ソトからも琢朗コーチの評判を聞いているだろうし、キャンプ後半の実戦に向けて、良い練習ができればいいと思う。

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初日から活気づくブルペン

全体のウォームアップ後、キャッチボールとノックを終えて、投手陣が続々とブルペン入り。投手キャプテンに任命された山崎が先陣を切った。大貫、濵口、石田も並ぶ豪華なブルペンとなった。

東、伊勢、入江、吉野、ウェンデルケン、エスコバーを除く16投手が初日にブルペン入りし、投球を行った。これには三浦監督も「初日に勢いのあるボールを投げられるように調整してくれた」とコメント。濵口が力強いストレートを投げていたことを印象として挙げていた。濵口は他の投手よりも長くブルペンでの投球を行っていた。昨年もそうだったが、長いイニングを投げるための準備を着実に進めている。

小園もまだ全力ではないが、動きを確認しながら、初日にブルペンに入った。昨年は宜野湾ではほとんど投球していなかったので、大きな成長。体も大きくなったように見えるので、今後が楽しみだ。

第1クールが5日間あるため、最初の2回目までのブルペンはストレートのみで投球することになっていると三浦監督が明かしていた。初日にブルペンへ入らなかった投手も、エスコバー以外は2日目にはブルペン入りする予定。吉野やウェンデルケンはどんな感じなのか注目したい。

昨年の今頃は、牧や大和が新型コロナウィルスの陽性判定を受けてキャンプに参加できず、大田や小園が濃厚接触者の疑いでホテルに隔離されていた。それを考えれば、ほぼ全員で順調なスタートを切れた。ケガ人をなるべく出さずに最後まで充実した時間を過ごしてもらいたい。

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