スポンサーリンク

筒香が劇的な逆転3ラン!僕らの夢の始まりだ

05/06 横浜DeNA6-5東京ヤクルト(ハマスタ)

筒香のために用意された舞台で、ものの見事に輝いてみせた。2回、ジャクソンが4四球で押し出しを与え、先制される。その裏すぐに伊藤のタイムリー二塁打と京田の犠牲フライで逆転するも、3回にサンタナに2ランを浴び、再びリードを許す。7、8回にも手痛い失点を喫したが、8回裏に佐野のタイムリーで1点を返すと、筒香がライトスタンドへ逆転3ラン。これ以上ない筋書きのドラマは歓喜で幕を閉じた。

スポンサーリンク

ポジ [Good]

筒香の復帰戦として注目を集め、ファンだけでなくチームメイトも期待する試合。その舞台で、ここまで劇的な逆転3ランを打つとは。筋書きを用意したってこんなに上手く行かない。

まずは、恐れ入りました。筒香へ心からお詫び申し上げたい。昨日のブログでも書いたように、バッティングでそこまで戦力になるとは計算していなかった。もちろん期待はしている。そこは強調しておくが、実際は復帰1年目、なかなか苦戦するのではないかと思った。

呼んだ以上、代打ではなくスタメンで使うというのは理解できる。ちょうど相手も以前から知っている石川だったこともある。ただ、3打数ノーヒットで途中交代かなというイメージだった。その時点で筒香を少し舐めていたようだ。

最初の打席は宮崎が二塁打の後、四球で歩いた。石川も少し警戒したのか投げづらそうにしていた。相手に与える威圧感、選球眼はさすがだなと思った。2打席目は宮崎がライトの落球で出塁し、またも2塁に置いての打席。ストレートを捉えたが、打球が伸びずにセンターフライ。しかし、感じは悪くないなと思った。

3打席目、2番手の星とは初対戦。初球、高めへストレートが外れた後、2球目のアウトサイド高めのストレートを捉えた。打球はファンの歓声に乗って伸び、リボンビジョンの一番上にあたる二塁打。あと数十センチでホームランという当たりだった。ストレートに弱いと言われて来た筒香だが、150キロをしっかりと弾き返した。左方向への打球も、かつての姿を思い起こさせた。

そして、8回裏。佐野のタイムリーで2点差に詰め、2アウト1塁から宮崎がボールを見極めて歩いた。一発が出れば逆転という場面で筒香の4打席目。ここで打ったらホントに凄いなと思いつつ、大声援に迎えられる筒香を眺めていた。星のストレートを捉えたとは言え、逆転3ランが現実になるとしたら、スプリットが浮いて来たところを捉えられればと思っていた。

まさか初球から打ちに行くと思わなかった。真ん中に入ったストレートを完璧に捉えると、打球はライトスタンドに飛び込んで行った。ホントに打った!物凄い鳥肌が立った。むしろ、MLBへ移籍する前ってこんなに凄い人だった?と思ってしまうくらい、あまりにも劇的で、凄い場面での一発だった。

もう何回も見ているが、いろいろ書くより球団公式You Tubeチャンネルの動画を見れば、言葉は要らない。

逆転した後、森原が先頭の丸山和にヒットを打たれ、これはまだ波乱があるのかと思ったが、オスナ、村上と大きな外野フライが伸びずにグラブに収まった。これはもうハマスタが筒香の復帰を歓迎し、そうさせているのかと思うくらいに何かの力が働いていた。最後、川端がキャッチャーファウルフライに倒れ、筒香の復帰戦は、彼自身の力で勝ちゲームとなった。

ヒーローインタビューが筒香ひとりであったように、この試合はもう筒香だけ。とは言え、他の選手たちも筒香の合流で気合が入っていたし、良い活躍を見せてくれた。記憶に残った点を箇条書きで。

  • 伊藤が粘ってレフトフェン直のタイムリー。この一打は大きかった
  • 不調の宮崎が、筒香の復帰に刺激を受け、二塁打と激走、ヘッスラ
  • 度会が代打で、生まれる前からプロで活躍する石川からヒット
  • 蝦名が8回に貴重な二塁打。外野が激戦になり、生き残りへ結果を残せた
  • 佐野がタイムリーで筒香の劇弾を呼び込む。もっと成長した姿を見せたい
スポンサーリンク

ヤジ [Bad]

ジャクソンは初回、まずまずの立ち上がりで三者凡退。2回は、村上、サンタナに対して慎重になり、際どいコースもボールと判定されて連続四球。長岡はバントせず強攻策、チェンジアップでライトフライに打ち取る。しかし、北村拓にボールが先行し、3つ目の四球を与えてしまった。

1アウト満塁で中村を迎え、2球で追い込む。だが、またも際どいコースをボールと判定され、最後はチェンジアップが高めに抜けてしまった。1イニング4四球で、押し出しで先制点を与えてしまった。すぐに逆転してもらったが、3回にもオスナを歩かせ、サンタナには初球のカットボールが甘く入り、風にも影響されてバックスクリーンへの逆転2ラン。

コントロールが全然できていないという感じではなかったし、ストレートは力があって良かった。この日は有隅球審が低めをあまり取らず、相性も良くなかった。ボールが抜けてしまうことが多かったのは修正ポイントだが、そこまで悪かったわけではない。

それほど打たれたわけでもないのに、独り相撲でこれだけ失点してしまっては困る。もう少しゾーン内で勝負できるように修正して行けば良いと思う。

ただ、次回は1軍で機会を与えるかどうかは微妙。来週は富山、福井の北陸シリーズで、寒さ、マウンドへの対応が必要になる可能性もある。一度、ファームで全体的にチェックし、交流戦の6連戦の部分で復帰できるように調整した方が良いのではないかと思う。

牧は、現キャプテンとして良いところを見せようとしたのか、ちょっと空回りしたか。バッティングの状態は悪くないはずなので、落ち着いて手を出すべきボールを打ちに行って欲しい。

スポンサーリンク

キジ [Other]

遂にその時がやって来た。2019年オフ、MLBへ挑戦するためアメリカへ渡った筒香。いつかまたベイスターズの25番を背負ってくれると思っていたが、さまざまな情報に心を揺さぶられた末の実現。当たり前ではないこの日だが、筒香の気持ちは球団公式の動画に収められている。

本当のところは分からないが、もうそれはいい。今、筒香はベイスターズで優勝するという大きな目標に対してモチベーションを高めている。そこにいてくれるだけでいい。他の選手にはない存在感。

ファームでは結果が出ていなかったが、三浦監督もそういう部分もあって1軍に合流させた。多くのファンも、結果が出ていない中で時期尚早と思ったはず。だが、やはり筒香くらいの選手になると、1軍の舞台でアドレナリンが出た中でプレーすることで、集中力が違って来るのだと思う。もちろん、ファームの試合で適当にプレーしているわけではない。だが、ここの違いは大きかったのだと思う。

まずは日本復帰で最高のスタートを切った。同時に、これで簡単に下げられなくなった。ここからは筒香自身が結果でレギュラーを維持し続けなければならない。オースティンが復帰した時、さらなる激戦となるレギュラー争いが、チームの層を厚くしてくれるはず。これが、僕らの夢の始まり。ここから高みに登り詰めることを期待したい。

しかし、筒香が戻って来たその日に、2016年や2017年のような熱く燃える逆転劇になるとはね。伝説的な試合がたくさんあったあの頃。振り返ればこの試合も伝説の一つになるかも知れない。個人的にも、忘れられない試合になった。

それでは現地の様子を写真で。

まずはデイリーヤマザキ関内駅前店の歓迎ぶり。

昼頃から曇り、一時雨も降っていたが、試合開始前には晴れ間も覗いていた。

日本復帰戦は6番レフトでスタメン出場となった。

外野で遠投を行う先発のジャクソン。

日本復帰最初の打席は四球。

8回裏2アウト1、2塁のチャンスで筒香が登場。

凄い歓声だった。まさかホントにという感じで、歓喜というより呆然としてしまった。

ホントに心地よい何とも言えない時間。

この日は筒香ひとりのヒーローインタビュー。これで良かった、これが観たかった。

5年前とは違うバズーカを打ち込む筒香。

これからまだ続く長いシーズン。筒香とベイスターズのみんなが、どんな戦いを見せてくれるか。そう簡単には行かないだろうが、楽しみがまたさらに膨らんだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました