横浜DeNAベイスターズは14日、前日に続いてAgreスタジアム北谷で中日との練習試合を予定していたが、強い雨のため中止となった。天気予報は悪くなかったが、予想外の大雨で選手たちは北谷に移動した後で中止が決定した。15日は1軍が休養日。嘉手納組がアトムホームスタジアム宜野湾で社会人の沖縄電力と練習試合を行う。
雨男は誰だ?
ベイスターズで雨男と言えば、番長をおいて他にいないだろう。雨にまつわる数々のエピソードを持つが、当初予定されていた引退試合が雨で流れ、その当日に振替試合のチケットが販売され、長時間並ぶファンに放送でメッセージを流したことがあった。そして実際の引退試合でも雨が降るという。
三浦監督も急な大雨での中止に「言われると思った」と言っていたようだが、もう一人疑惑の男が浮上していた。
三浦監督に負けぬ雨男ぶりで、19年キャンプでも初登板を雨で流し、5月の公式戦でも雨天中止で登板が消滅していた。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202102140000449.html
日刊スポーツさんの記事によると、阪口は2019年にもいくつか被害を受けているらしい。そう考えると、これだけではなく、雨での中止によりローテの谷間がなくなって、先発のチャンスが消えたことが、他にもあるような気がする。
本人は三浦監督を示唆しているようだ。金曜には紅白戦での反省点と次回登板への意気込みを語っていたので、投球を見たかったのだが、この雨では仕方がない。次回に向けてしっかり調整してくれるようなので、期待したい。
佐野は残り試合に出場へ
金曜は右手の平の張りで打撃練習を回避した佐野だが、この試合は4番DHで出場予定だった。土曜に打撃練習をしていたので、全く問題はないのだろうが、この試合と15日の休養日もあるので、より万全を期すことができるだろう。
佐野本人は、開幕までの打席の数も限られてくるので、今後の実戦はできる限り出場し、打席に立ちたい意向を示した。昨年首位打者を獲得し4番としての地位を確立したが、まだまだ26歳、レギュラー2年目の選手で早い段階から実戦で打ちながら調整したいところだろう。無理のない範囲でしっかりと試合に出て開幕に合わせて欲しい。
居残りの投手は室内で打撃練習
野手は戸柱、大和、宮崎以外は全てゲームメンバーで北谷に移動した。投手の多くは宜野湾で練習メニューをこなした。この日ブルペンに入ったのは平田だけだったが、先発投手のメンバーは、室内練習場で打撃練習を行った。バント練習がメインだが、各投手がバッティングも行った。
外国人選手の入国遅れにより、セ・リーグで今季DHを導入するかどうか、再び議論されているようだが、DHがなければ投手のバント、バッティングが試合を分けることもあるので、こういった準備は必要だ。前日の練習試合で先発した上茶谷は、モノマネをしながら楽しそうに練習していた。
入江のバントの構えが独特で、平良にイジられていた。バントが巧そうには見えないが、明治大出身だから打席にも立っていたはず。入江の場合は高校時代に甲子園で3戦連発を放っており、打った方が期待できそうな気がするが、セ・リーグのプロの投手としてバントはきっちりこなせるようにしておきたい。
ファーム練習試合は嘉手納組だけで
14日の1軍の練習試合が中止になったが、15日に行われるファーム練習試合には宜野湾組は誰も参加せず、しっかりと休養を取ることにしたようだ。
8桑原 6森 3山下 7蝦名 9乙坂 D楠本 4知野 5田部 2高城 P宮城
◆投手(順番未定) 宮城 勝又 中川 櫻井 笠井 飯塚 風張
キャンプの練習メニューを見る限り、15日はゲームメンバー以外も宜野湾での練習となるのだろうか。ブルペンは山崎だけが記載されている。1軍キャンプ休日だが、首脳陣は練習試合も含め、各選手の状態を見る形になるのかも知れない。
14日のスタメン出場が流れた蝦名が、4番で出場する。知野も1軍の練習試合で良いところが見せられなかったので、この試合は意気込んでいることだろう。個人的には紅白戦で目立った山下が、状態を維持しているか注目。左の代打が必要だし、外国人選手の状況によってはファーストで使いたい。
投手では風張がメンバーに入っているが、登板するようだったら投球内容に注目したい。14日に投げられなかった櫻井も、紅白戦の感覚が維持できているのか、確認してみたい。
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