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バウアー、プラスワン投票で史上最多36万票獲得

NPBは7月14日、オールスターのプラスワン投票の結果を発表した。セ・リーグは史上最多の36万票以上を集めたバウアー、パ・リーグはオリックスの山本が選ばれた。出場を熱望していたバウアーは、プレーだけでなくYou Tuberとしても楽しませることを約束した。

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これまでの最多2018年坂口の10倍以上

バウアーは、オールスターのファン投票が開催されていた6月に、ファンへ自分への投票を呼び掛けた。オールスターに出場できたら、30分のオールスタースペシャルバージョンのVLOGを作ることを宣言していた。当初は先発投手部門で今永よりも下の6~7位だったが、徐々に得票数は増え、最終的には1位の村上の281,990票に迫る235,943票を獲得したが、届かなかった。

選手間投票、監督推薦でも選抜されず、プラスワン投票が始まったタイミングで再び投票の呼びかけをSNSで行った。プラスワン投票は中間発表が一切なかったが、SNSでの動きなどを見ていると、バウアーと山本がダントツかなと思っていたし、自分もその投票を毎日行っていた。

14日に発表された投票結果は以下の通りで、上位3名だけの発表となっている。5月19日から6月20日まで1ヶ月間あったファン投票の23万票を、7日間だけだったプラスワン投票が大幅に上回る結果となった。

順位選手名チーム得票数
1バウアーDeNA369,446
2村上ヤクルト32,818
3山田ヤクルト22,092
プラスワン投票結果(セ・リーグ)

2010年から始まったプラスワン投票の過去最多は2018年の坂口(ヤクルト)の27,354票だったが、10倍以上の異常な投票数となった。大変申し訳ないが、これまでのプラスワン投票は、個人的には投票はおろか、いつの間にか終わってたというレベル。特にベイスターズファンには、大きな関心事となっていたが、バウアーの存在感、投票のアピールは他球団のファンにも届き、多くの票を集めた。

2022年のプラスワン投票の得票総数が115,701ということだから、バウアーがもたらしたインパクトは相当大きいことが分かる。最後の1人としてオールスターに出場するバウアーだが、いろいろな意味で注目度はナンバーワンになりそうだ。プレーはもちろん、来週日曜のVLOGがとても楽しみだ。

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ベイスターズからは8人が出場

ファン投票は、阪神勢の躍進もあって1人も選ばれなかったが、選手間投票と監督選抜で6名が発表されていた。前日に関根が入替選手として発表され、この日のバウアーでベイスターズが8人が出場することになった。

種別位置選手名回数
選手間投票二塁手牧秀悟2
選手間投票三塁手宮崎敏郎3
選手間投票外野手佐野恵太3
監督選抜投手東克樹2
監督選抜投手山崎康晃7
監督選抜投手今永昇太2
監督選抜外野手関根大気1
プラスワン投票投手バウアー1
2023年オールスター ベイスターズの出場選手

近年はベイスターズもAクラスに入ることが増えて来ており、良い選手も数多く在籍しているが、最近5回の出場選手を見ると5人ほどで、直近2年は3人だけだった。

年度出場選手
2017山崎、井納、戸柱、宮崎、筒香
2018山崎、東、ロペス、宮崎、筒香
2019山崎、今永、ロペス、筒香、神里
2021三嶋、山崎、佐野
2022伊勢、牧、佐野
2020年はコロナ2019の影響で中止。2017年は濵口が辞退し、代替選手として井納が出場

まだオールスターまでに3試合残しているので、ケガなどによる辞退の可能性は残るが、8人は大洋時代も含めて1962、1964、1995、1999年に並ぶ球団最多人数。21世紀に入ってからは最多の人数となった。

個人的には1995年のオールスターが想い出深い。ハマスタで開催されることと、チームの調子が良かったことで、今年の阪神のようにファン投票を席巻した。佐々木、駒田、ローズ、ブラッグス、佐伯、畠山がファン投票で選抜され、監督選抜で盛田と石井が加わっての8人。

佐伯と畠山は外野手として投票用紙にノミネートしていたが、実際には鈴木尚、波留がメインで出場していたこともあって、オールスターに出場するような成績かと批判もあった。だが、ハマスタで行われるオールスターで、ベイスターズから8人も出場するというのが個人的には嬉しく、楽しかった記憶が残っている。

今回はバウアーの存在もあるし、中日からではあるが細川も出場するし、その時以上に楽しみなオールスターになる。野球好きではなく、ベイスターズ好きなので、ベイスターズの試合以外はあまり観ないが、この2試合は注目したい。

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オールスター出場でも中4日で17日先発

三浦監督が、15日からの広島3連戦は今永、東、バウアーで行くことを明言した。オールスター出場が決まったが、バウアーは予定通りに中4日で17日に先発する。オールスター前の最後の試合での先発となるが、三浦監督はそこを考慮して公式戦のイニングを少なくすることはないとコメントした。プラスワン投票で選出された場合は、大貫の先発もあるかと思ったが、バウアーで勝ちに行く。

その大貫はこの日、ファームで先発し、5回2/3で103球。9安打4失点と良いとは言えない数字。映像で見ると、先頭打者をお見合いで二塁打としてしまったり、際どいコースがボールと判定されたり、良いとは言えない当たりがヒットになったりと、そこまで悪いわけではなかった。だが、100球が近づいたところでコントロールが乱れたようなので、そこは修正する必要があるだろう。

日付相手球場先発
15土広島横浜今永
16日広島横浜
17月広島横浜バウアー
18火フレッシュ富山
19水オールスターバンテリン(東)
20木オールスターマツダ(今永、バウアー)
21金予備日
22土読売横浜石田
23日読売横浜バウアー
24月移動日
25火中日バンテリン
26水中日バンテリン今永
27木中日バンテリン大貫
28金ヤクルト神宮バウアー
29土ヤクルト神宮石田
30日ヤクルト神宮平良

オールスターを挟んで、しばらく先のローテーションまで考えてみた。通常に考えると、オールスターに出場する先発の三本柱は、直後の週末の試合には先発しないだろう。だが、バウアーなのでそうとは限らない。

17日に先発し、通常通り100球を超える投球をした場合、さすがに中1日でバンテリンの登板は難しいのかなと思う。オールスターでの1イニングを、先発のインターバルの調整でのブルペン投球相当だと捉えれば、17日から中5日で日曜に投げることもありうるか。

通常に考えると、バウアーが25日にオールスターから中4日で先発、状態を見ながら中4日で30日に先発というのが現実的ではある。バウアーが中4日でズレて行くので、オールスター明け2カード目に三本柱が全員行っても、その後はある程度分散される。その場合は、来週末の読売2連戦は、大貫、石田で臨むことになりそうだ。

従来の日本人の先発投手の常識であれば、中4日で先発するとかなり詰めた状態で、無理をさせている、休ませる必要があると考えがち。だが、バウアーはMLBで中4日でずっと先発をしてきており、トレーニングもそうだが、試合前や試合中のキャッチボールでの球数、先発のインターバルでの調整方法、疲労回復の方法、そして4APPで自分の体の状態を把握して調整しているので、その物差しで語ることはできないと思う。

当然、バウアーが全てを決めるのではなく、トレーナーや監督、コーチと相談して決めていること。オールスターにも出るのにバウアーを休ませないのかと素人の我々が言っても意味がない。バウアー自身が希望して中4日で先発しているのに、そこを否定することはバウアーに対して失礼にもなるのかなという気がする。

とは言え、優勝に向けてバウアーが8月、9月も高いパフォーマンスを発揮してもらう必要があるので、そこはチームとしてしっかりとコンディションを把握して決断して欲しいと思う。

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