スポンサーリンク

石田が投打に活躍 阪神戦ビジター8連敗で止める

07/13 阪神0-4横浜DeNA(甲子園)

村上に4回まで関根の2安打に抑えられていた打線は、5回にソトの四球と京田のヒット、山本が送った1アウト2、3塁から投手の石田が2点タイムリー。石田は課題の得点直後をきっちりと抑え、5回無失点で勝利投手の権利を得る。6回に京田のタイムリー、8回は牧の16号ソロで加点し、6回から森原、ウェンデルケン、伊勢、山崎と繋いで完封リレー。石田が4月18日以来の3勝目。

スポンサーリンク

ポジ [Good]

石田は、リーグ防御率2位の好投手との投げ合いということで、先制点をやらないように慎重で丁寧な投球。ここ最近の登板でコースを狙い過ぎてカウントを悪くしたり、歩かせてしまった反省も生かし、時には大胆にインサイドにストレートを投げ込んだ。

3度、先頭打者にヒットを打たれ、うち2度は二塁打だった。それでも阪神の拙攻もあり、ランナーを先に進めさせなかった。初回、1アウト1、2塁となったところで大山を併殺打に取ったことが非常に大きかった。

そして、5回には自援護の2点タイムリー。今季はこれが初ヒットだったが、昨年は24打数4安打の.167。レフト方向へ巧く押っ付けてヒットを打つシーンを何度か見たので、バッティングは良いなという印象があった。山本にバントさせて1アウト2、3塁としたが、石田の方が打ちそうだと思っていた。とは言え、リーグトップクラスの成績を残す投手から、ショートの頭を越える2点タイムリーは見事だった。

これで先発登板は4試合連続で5イニング。その前も5回1/3で、ほぼ5回で代えられてしまうが、長いイニングを投げようとして序盤に失点するよりも、まずはこういう形で試合を作ってくれれば。4月18日以来、約3か月ぶりの3勝目を手にした石田。昨年もコロナの陽性判定で長期離脱を余儀なくされ、3勝目を挙げたのは7月12日。最終的に7勝したが、それを上回ることを目標に、後半戦はローテーションに定着して欲しい。

6回から継投となり、最初は森原。今季の自責点5はすべて、5月14日の雨の甲子園。最初は森原らしいボールが投げられておらず、甲子園が苦手なのかと心配したが、経験豊富なリリーバーはきっちり修正し、ミエセス、佐藤輝、坂本を3者連続三振。

前日にサヨナラ負けを喫したウェンデルケンは、木浪にストレートを打たれて右中間の二塁打。しかし、ここからチェンジアップが冴え、前川、森下、中野を3者連続三振。森原と合わせて6三振を奪う快投。ピンチは招いたが、素晴らしい投球を見せた。

伊勢もかなり苦労した。フォークの落ちが今一つで、浮いたところを打たれた。3本のヒットで1アウト満塁とされたが、代打の渡辺諒をフォークで泳がせて浅いセンターフライ、木浪にはフォークが甘くなったところを拾われたが、ライトの関根がウォーニングゾーンで捕った。

4点差でセーブシチュエーションではなかったが、山崎も投入して三者凡退に抑え、完封リレーを完成させた。9日の読売戦では延長12回を完封リレー。この時は途中で交代した山本だが、この日は最後までマスクを被り、素晴らしいリードで完封リレーに貢献した。先発の石田も強気にインサイドを攻める配球を成功させた。森下の2打席目に3球三振に取った配球は見事で、ここから勢いも止まった。

次も石田の先発でスタメンの出番をもらえそうだ。打撃開眼の祐大はもういなくなったようだが、こうした活躍で出番を増やして行きたい。

京田は、4回に坂本のセンターへ抜けるかというライナーを好捕。先制点を与えなかったという意味では大きなプレーになった。バッティングでは6回に貴重なタイムリーを放ち、マルチヒットもマーク。宮崎が佐野のライト前ヒットで三塁へ行っていたことも大きかった。はちみつでも見つけたのか、二塁回ってから速かった。足に不安はあるが、出場する以上はしっかりとプレーする姿勢を見せてくれた。

打線の仕上げは4番。牧が、勝利を大きく手繰り寄せる2戦連発の16号ソロ。石井のあまり落ちなかったフォークを叩き、前日と同じような弾道でレフトスタンドへ放り込んだ。7月の打率も3割に乗せ、上昇ムード。ハマスタでさらなる爆発に期待したい。

途中から出場した選手も良いアピールをしてくれた。梶原が浜地の150キロストレートを弾き返し、ライトへクリーンヒット。ようやく今季初ヒットが出た。これで気分的には大きく違うだろう。蝦名も、森下のレフト後方への大きな打球に追い付き、フェンスに激突しながらスーパーキャッチ。こういったところから波に乗って欲しい。

スポンサーリンク

ヤジ [Bad]

とにかくこの試合はどんな形でも勝つこと。そういう意味では途中の危うさは多少なりともあったが、終わってみれば先制、中押し、ダメ押しと得点し、投手陣が苦しみながらも完封リレーを飾るという快勝になった。バント失敗の後に併殺という流れが変わりかねない場面もあったので、細かい部分を修正しつつ、次の広島戦へ向かって欲しい。

スポンサーリンク

キジ [Other]

3連敗を免れ、阪神戦ビジターの8連敗を止めた。1つ勝って横浜へ戻れるのは非常に大きい。三本柱のバウアーで負けてしまったが、石田の好投で星を戻した。できれば勝ち越したいカードではあったが、まだビジターで1つも勝っていないという状況を止められたことは、一歩前進だと思う。

14日の移動日を挟んで、オールスター前最後のカードであるハマスタでの広島戦に臨む。BLUE☆LIGHT SERIES 2023 ~SUMMER~として行われるカードだが、4月のSPRINGは3連勝している。今回は相手が赤いが、球場を埋める青いパワーを背に、勝ち越してもらいたい。

この日、オールスターを辞退した広島の西川に代わり、関根が出場することが発表された。 補充の補充という形だが、出場してもおかしくない活躍を見せて来た。地元の名古屋で試合もあるし、ぜひ良い経験にして、後半戦も活躍して欲しい。プラスワン投票の結果は14日16時の発表だが、バウアーも出場なるか。そうなると8人の出場となり、ファン投票をジャックした阪神に次ぐ人数となる。休んで欲しい気持ちもあるが、2位の好成績に相応しいと思うので、誇りを持って出場して来て欲しい。

最後に、この日のイースタンで、オースティンがDHとしてスタメン出場。いきなり最初の打席でこれぞオースティンという打球の2ランを放った。2打席目でもセンターオーバーのタイムリー二塁打。ヘッドスピードが速いし、インパクトが強いので、打球が思ったよりも速く、伸びて行く。やはりこのバッティングは常に1軍で欲しい。延長となった試合で6打席立っているので、守備ができれば意外と早く上がって来るかも知れない。

この試合では神里も2ランを放って3安打、大田も3安打と打線が爆発した。ファームの場合は、調子が悪くても育成の観点から投げさせてくるし、育成段階の投手もいるので、誰からどういうボールを打ったのかが重要。防御率が6点台になってしまった渡辺勇は特に立ち上がりが良くなかったので、差し引いて考える必要はあると思う。しかし、良い形で調整し、1軍でも打てる状態に仕上げて欲しいと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました