横浜DeNAベイスターズは12日、静岡草薙球場で予定されていたオープン戦が、悪天候が予想されるため中止となった。13日は京山はスライドせず濵口が先発する。また、三浦監督が開幕投手は既に前日本人に告げており、20日に行われる出陣式で発表することを明かした。
13日登板のマー君を優先して中止？
もともと金曜は午後から雨という予報だったが、かなり早い10時過ぎに「悪天候が予想されるため」中止となった。雨は午後から翌日の午前までまとまった量が降る予報になっている。
13日は、マー君が先発する予定になっており、この日に試合を行ってグラウンド状態を悪くするよりも当初からシートをかけて翌日の試合をすることを優先したのではないかと邪推するくらいに、まだ雨も落ちていない状況で中止の判断が下った。実際、静岡の13時から16時の雨量は数ミリ程度。調整段階の選手に悪天候で試合をさせるのはリスクもあるので、判断としては良かったのではないか。
昨年の3/4には、同じ静岡のこのカードで、13時予定だったオープン戦を雨予報の為に11時に繰り上げて実施していた。これはオープン戦が無観客試合になっていたから融通を利かせることができた。今回は有観客で予定していた為、そういうわけにもいかず、中止となった。
13日も朝から雨で、予報だと上がるのが15時前後といったところで、プレーボールがかかるか微妙なところだ。マー君の登板なので楽天としてはやりたいところだろう。
京山の登板日変更でどうなる開幕投手
三浦監督がこの日の試合が中止となり、報道陣の取材に対して、開幕投手について、既に前日本人に通達済みであることを明かした。また、この日球団から発表された出陣式で開幕投手を発表することも明らかにした。
20日のオープン戦終了後、ハマスタで出陣式を行う。この模様は球団公式You Tube Channel、球団公式Twitterでライブ配信もされるということだ。
昨年はオンラインファンミーティングとして開催されたが、今年はオープン戦の後、そのままハマスタで実施される。オープン戦が中止になった場合は出陣式も中止になる。
ラミレス監督はサービス精神旺盛で開幕スタメンまで発表したが、三浦監督は開幕投手までかなと思う。先発投手はいずれにせよ、前日には発表されるものだからそこまで差し支えはない。
開幕まで6日というタイミングでの出陣式で、どんな話が聞けるか、楽しみにしたい。
宮國と育成契約へ
朝からニュースで報じられたのは、昨年で読売から戦力外通告を受けた宮國を育成契約で獲得する方針であるということ。まだ球団から正式な発表はないが、各媒体が一斉に報じているので近々発表されそうだ。
エスコバー、ロメロ、シャッケルフォード、ピープルズ、コルデロ、ディアス、スターリンと育成も含めて外国人投手が7人在籍しているベイスターズだが、全員が来日できず、ファームも含めると投手が足りない。トライアウトにも参加していた宮國だが、当時は風張を獲得して終了していたが、この状況となり、支配下登録も視野に入る投手として、宮國の獲得を決めた模様だ。
まずはイースタンで投げながら様子を見てという感じになりそう。以前、中畑氏も「どこかの球団から声がかかるはず」と太鼓判を押していたし、先日も岩隈氏がブルペン投球の様子を解説していたのを見た。トライアウトの時点よりも回復しているようであれば期待は持てるが、過度な期待をせずに見守ろうと思う。
緊急事態宣言解除で来日OKも
先日、プロスポーツの外国人選手が来日できていない状況について、加藤官房長官や茂木外務大臣からコメントがあったが、緊急事態宣言が解除されるタイミングで、一部の外国人については入国を認める方向で調整しているようだ。ビザが下りる状況であれば、緊急事態宣言解除で来日できることになる。
しかし、東京では前の週よりも新規感染者数が増加に転じており、2週間延長した緊急事態宣言を解除するには根拠がない状況になっている。現状で3月21日までとなっているが、18日に解除するかどうかを判断するという。さらなる延長があれば、来日はやはり4月に入ってからになる。
各選手、自国でトレーニングはしているが、MLBのキャンプも始まって一緒にやっていたメンバーがいなくなったため、実戦的な練習がほとんどできていないようだ。それもあって原監督が東京ドームで合同自主トレを提案していた。隔離期間を調整の時間に使えるようにして、少しでも早く実戦に合流できるようにという配慮だが、参加している外国人選手の中でクラスターが発生する可能性もあるので、調整が難しいかも知れない。
この点に関しては、もう開幕時点でいないということは揺るぎないし、1ヶ月程度は日本人メンバーで戦って行かなければならないので、来れる時期になったら来ると割り切って、今のメンバーで奮起してもらいたい。
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