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オースティンが右肘手術のため帰国 山崎、桑原も陽性

横浜DeNAベイスターズは10日、右肘の張りのためにリハビリ組で調整していたオースティンが、右肘の手術の為、帰国したことを発表した。また、山崎と桑原が新たに新型コロナウィルスのPCR検査で陽性判定となったことも発表された。予定通り11日からチームとして活動再開するか注目される。

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右肘張りで離脱、1ヶ月様子を見て手術を決断

下記は4月3日の神宮が雨天中止となった際に、ファームの試合の記事として書いたものだが、最後の部分でオースティンの手術について触れている。

右肘がどんな状況で、オースティン本人も含めてどう判断するかだが、クリーニング手術等が必要なのであれば、早めに決断すべきだと思う。今年からの3年契約プラスオプション1年なのだから、彼が一番パフォーマンスを発揮できる状況へ持って行くことが重要だ。

あくまで部外者かつ素人の憶測に過ぎないが、回復する可能性に懸けて状況を見ていて、あるデッドラインに来た時に決断するのではないか。そうでないことを祈るが、1ヶ月も戦列を離れるのは普通の「張り」ではないと思う。

3月13日のオープン戦から出場を見合わせ、開幕を前にリハビリ組で調整。ソトが打撃練習を再開し、1軍合流が見えて来た一方、オースティンは練習の強度やメニューも変わっていない様子だったので、状況は良くないと思っていた。

最悪の場合、近いうちに手術を受けることが発表されると思っていたが、このコロナによるチームの活動停止期間中に重なったのは、ファンとしては精神的ダメージが大きい。

1ヶ月を迎えたところで、このまま待っていても大きく改善しないと判断することになったのだろう。開幕から出場したいという思いがあっただけに、3月の時点ですぐに手術という決断に至らないことは理解できる。ベイスターズは、こうしたケースは手術に踏み切って改善させる方針なので、その方針と照らしてもこの決断はやむを得ないだろう。

チームとして戦っているし、本人の思いもあったとは思うが、札幌遠征に連れて行くような状況ではなかったということだろう。ほとんどのベイスターズファンがオースティンの人柄を理解しているからこそ、絶対にないと信じているが、やはり長期契約をしていきなりのこの状況はタイミングが悪すぎる。昨年末の時点で何の兆候もなかったのか。そのあたりは、聖域を作らずに検証が必要だろう。

どのような手術か詳細は分からないので何とも言えないが、クリーニング手術だと早ければ3~4ヶ月で実戦復帰もありうる。しかし、オースティン本来の力強いスイングをするには、筋力も戻す必要があるだろう。シーズン終盤か、CSを信じてその頃か。オースティンは上記の記事でも書いたように、2022年から3年契約プラスオプション1年と言われており、来年以降へ万全に備えるためと考えるべきだろう。

チームとしては痛いのは言うまでもなく、根幹が揺らぐレベルではあるが、こうなってしまった以上はどうしようもない。昨年以上にオースティンを欠くシーズンになった中で、外野手にどんな競争、飛躍が起きるか。昨年の不在時には何も起こせなかったが、今年こそ帰って来ても場所ないぞというくらい、他の外野手に期待したい。

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桑原は濃厚接触者疑いの隔離解除の検査で陽性

山崎が9日のPCR検査で陽性判定を受けたと10日朝に発表されたが、夕方になって桑原とチーフスタッフ1名が10日の検査で陽性判定を受けたことも発表された。桑原は、7日の時点で濃厚接触者疑いとして自主隔離していたが、隔離解除の為の検査で陽性判定となった。

エラー404 お探しのページは存在しません。 - 神奈川県ホームページ
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新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者は、感染者と最終接触した日から7日間(8日目解除)ですが、4日目及び5日目の抗原定性検査キットを用いた検査で陰性を確認した場合は、社会機能維持者であるか否かに関わらず、5日目から解除が可能です。

神奈川県 濃厚接触者の待機期間について より引用
名前位置受検日分類状況
桑原 将志外野手4/10陽性判定無症状
山﨑 康晃投手4/9陽性判定無症状
砂田 毅樹投手4/8陽性判定無症状
楠本 泰史外野手4/8陽性判定無症状
濵口 遥大投手4/7陽性判定無症状
神里 和毅外野手4/7陽性判定無症状
齋藤 隆コーチ4/6陽性判定鼻づまり、咳
戸柱 恭孝捕手4/6陽性判定無症状
牧 秀悟内野手4/6陽性判定無症状
倉本 寿彦内野手4/6陽性判定無症状
山下 幸輝内野手4/6陽性判定鼻づまり
柴田 竜拓内野手4/6陽性判定発熱、倦怠感
石田 健大投手4/6濃厚接触者疑い自主隔離
大田 泰示外野手4/6濃厚接触者疑い自主隔離
コーチ、選手のみ記載

同じく濃厚接触者疑いで自主隔離していた石田と大田は、発表がないので解除になると想定される。9日に山崎が陽性判定となったが、10日はもともと濃厚接触者疑いだった桑原と、チーフスタッフ1名の方が陽性判定となったことをNPBとしてはどのように判断するか。

繰り返しになるが、発症しないレベルのウィルスもPCR検査で増幅すれば検出される。無症状の陽性者がどれほど周囲を罹患させるかはさまざまな研究があるが、プロ野球がそこを無視して沖縄へ遠征するかどうかは社会通念上、難しいところがあるだろう。

こんな状況になっているが、予定通り11日夜に沖縄へ行って来る予定。試合があれば2試合観戦するが、沖縄の友人に会うだけになっても仕方ないかなと思っている。ルールに従い最大限、感染対策をしようと思う。

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佐々木朗希が1994年以来の完全試合を達成

ベイスターズの話題ではないが、試合がなくなった日曜日、佐々木朗希が連続三振を取り続けていると目にして4回裏から中継を見ていた。5回表も3者連続三振で、計13者連続三振。これまでの記録である9を64年ぶりに、大幅に塗り替える衝撃的なシーン。

6回表の先頭、紅林がセンターへ打球を飛ばし、連続三振は止まるも三者凡退。6回裏は長い攻撃で5点を追加。それまで1-0の緊迫感のある試合だったが、少し気が緩んでしまうことが心配だった。案の定、7回先頭の後藤に3ボール。ここが完全試合に向けて一番のピンチだったか。3-1からストレートで浅いライトフライに打ち取り、佐々木もガッツポーズを見せた。

8回にギアを入れて再び3者連続三振。これはいよいよ完全試合もあるかという感じになって来た。9回はサードゴロ、ショートゴロで2アウト。この試合、サードとショートの守備機会がここまでなかった。守る方もかなり緊張したと思う。ショートの藤岡の動きもどことなくぎこちなかった。

最後はラオウこと杉本を2ストライクからフォークで空振り三振。1994年槙原氏以来の完全試合を達成した。横浜スタジアムが誕生した年でもある1978年以降、完全試合は槙原氏のみ。投手の分業制が進み、バッティングマシンなどによる練習の変化で打者の能力も全体的に高まり、もう完全試合は見られないかと思っていた。まさか高卒3年目と高卒1年目のバッテリーがやってのけるとは。

完全試合はバックも含めての記録ではあるが、19もの三振を奪ったこの試合は、野手が捌いたアウトは8しかない。164キロのストレートに、150キロに迫るフォークが来ても、しっかりとキャッチし、振り逃げを許さず、ストレートとフォーク中心のコンビネーションを上手くリードしたキャッチャーの松川は、並んで称賛されるべき。

小園健太くんが、松川くんのことを好きすぎるので、勝手に親近感の沸いている選手だが、彼も凄い星の下に生まれ、実力も併せ持っている。もしかしたら佐々木に配慮して辞退したのかも知れないが、ヒーローインタビューは並んで欲しかった。解説の有藤氏も怒っていたけど、もし呼んでないならどうかと思う。その分、佐々木が松川のことを褒めるコメントをしていたのは良かった。

13者連続三振、1試合19奪三振でも凄いのに、そこに完全試合が加わって来るとは。大谷くんに凄いと言いつくしたが、これまた凄い。三振をこれだけ奪うと、球数を消費してしまう。それに、三振を奪うタイプの投手はボール球も駆使するので、特に佐々木のような剛速球系は無四球で行くのが難しい傾向にある。

それだけに、19三振を奪っての完全試合というのは、もはやマンガのレベルでまだ現実として信じられないくらい。105球ではあったが、普段にないアドレナリンも出て、それ以上の疲労があるはず。しっかりとケアして、将来もっと凄い記録を打ち立て、最高峰の場所に立ってもらいたい。

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