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ファーム投手陣、2日で23四死球 1軍は中止

04/03 ファーム 東北楽天7-0横浜DeNA(森林どり泉)

先発の京山は、初回にピッチャーゴロの送球を粟飯原が捕れずにエラーとなって失点。その後も毎回ランナーを背負うも、3回の小郷のタイムリーによる追加点だけで凌いでいたが、5回に内田の2点タイムリーなどで失点したところで降板。代わった浅田がさらに2点を追加され、7失点となった。4回0/3、7安打8四死球と大荒れの投球となった。打線は、高田に対して5回まで1安打に抑え込まれ、終盤は併殺でチャンスを潰して完封負け。

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阪口7四球、京山8四死球

先発ローテーションのレベルをさらに高める存在として期待している阪口、京山が残念な投球に終わった。先週の平塚では阪口が6回1失点、京山が8回2失点と結果を残し、1軍の先発投手陣の状況によっては入れ替えもあるのではないかと思っていたが、厳しい結果となった。

2日に先発した阪口は、初回に4つの四球を与え、押し出しで失点するなどコントロールが定まらなかった。2回は三者凡退に抑えたが、3回は3安打と四球が絡んで2失点。5回も連打と四球でノーアウト満塁とし、1アウトを取ったところで100球に達した為、スターリンと交代した。

4回1/3で5安打7四球4失点という内容。昨年、手術を受けてリハビリからスタートし、実戦で100球まで投げられる段階には来たが、ちょっとこの内容では1軍のチャンスは得られない。調子が悪い日もあるだろうが、悪いなりに投げることができないと1軍のローテーションには入れない。剛速球があるわけでもなく、魔球のような変化球があるわけでもないので、チームの目標でもある80%の確率で投手有利なカウントを作り、勝負球の精度を上げて行きたい。

その後、スターリンも押し出し四球を与えるなど3四球、クリスキーと高田も1つずつ四球を与え、チーム合計で12四球と課題の残る試合となった。

そしてこの日、京山もコントロールが乱れた。阪口と同様に、ボールが先行することが多く、球数を要した。5回のマウンドで1アウトも取れずに降板。4回0/3で6四球2死球と荒れた。こちらもコロナへの感染から調整している段階で、105球まで投げられたことは良いが、阪口同様に課題が残っている。まだ若いとは言っても高卒6年目で、まだこの次元で投げているのかというのが正直なところ。現役生活は長いようで短いと聞くので、課題をクリアして行かないとチャンスがなくなって来る。

前の試合に続いて、この日も投手陣がコントロールへの課題を露呈。浅田が2四球、連投のクリスキーが1つ四球を与え、11四死球となった。2日で23四死球と頭の痛い試合が続いてしまった。

枠内で勝負できるボールを磨き上げるというチーム方針に対して、これだけボール球が多くては厳しい。殆どが先発の二人が与えた四死球ではあるが、打たれる以前にファームの打者と勝負できていないようでは困る。楽天は、この勝利で開幕から8連勝となり、ファームでも好調なチーム。新外国人のギッテンスが調整中だが、5割近いアベレージをマークしており、近々1軍へ合流しそうだ。そうだとしても、やはりゾーンで勝負できないと厳しい。

本来なら2日のソフトバンク戦で先発予定だった高田が、楽天でコロナ感染が拡大していることによる中止の影響で、この日のイースタンでの先発となった。打線は、高田に対して蝦名のセンター前へのポテンヒットの1本だけ。エラーも絡んでノーアウト2塁となったが、得点できず。

終盤にランナーを溜めたが、いずれも併殺打に倒れて完封リレーを許した。楽天3連戦では、初戦に粟飯原、2戦目で梶原がそれぞれファーム公式戦初ホームランをマークした。粟飯原は高卒1年目だが、ショートでフル出場するなど、早くから実戦経験を積んでいる。体も出来上がっている方で、今後森が復活して来た時にもライバルとなって来るだろう。田部は打率.341と好調をキープしており、若手の内野手も楽しみだ。

大橋や東出あたりは仙台には帯同せずにDOCKで調整しているようで、投手も石川や加藤がしばらくメンバーに入っていない。故障などで参加できない選手も増えて来ており、少し心配な面もある。出場が続く選手に負荷がかからないように、うまくやり繰りしていかなければならない。

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1軍は雨天中止、9連敗中の阪神戦へ

今週末は北から寒気が流れ込み、寒の戻りとなって非常に気温が低く、冷たい北風が吹く中での試合になっていた。3日はさらに雨が降っており、神宮球場でのデーゲームは開門したが12時過ぎに中止となった。

前日にサヨナラ負けを喫しているだけに、この日に勝って勝ち越しを決めたかったが、気温の低いコンディションでの試合が続いてケガに繋がる恐れもあるし、ビジターが9試合続くところで休養が取れたとプラスに捉えたい。

火曜日からは開幕9連敗となった阪神と、甲子園開幕カードとなる3連戦。昨年、ベイスターズは開幕8戦で2分を挟む6連敗だったが、1979年のヤクルトが記録した開幕8連敗を上回ってセ・リーグワーストとなった。開幕○連敗は慣れているベイスターズファンでも、お目にかからない異常事態。

SNSなどでは「阪神爆弾」がベイスターズへ行ったと言われているが、ベイスターズが爆弾と言われることはあっても、受け取ることになるとは。しかし、以前にもヤクルトの16連敗が止まったりと、連敗ストッパーとしては実績がある。

ベイスターズファンにとっては、阪神戦ということと、さすがに9連敗だったら止まる頃だろうということで、嫌な予感しかしていないと思う。ただ、唯一ポジ要素としては、ハマスタではなく甲子園ということ。負け越しが続く阪神戦だが、昨年の甲子園は6勝3敗と相性が良い。

前監督が「連敗の後には連勝の波がやって来る」と語っていたように、ひとつ勝つと流れが大きく変わるはずだ。個人的にも順位予想で阪神を優勝にしていただけに、弱いチームとは思えない。初戦を取られてしまうと、今季のセ・リーグはスイープが異常に多いこともあり、一気に行かれてしまう予感もある。

中6日で先発が予想されるロメロにかかっていると思う。ここで阪神を生き返らせるかどうかは、今年のセ・リーグの行方も左右する。この3連戦、特に初戦はかなり大事な試合になるので、集中して全力で行ってもらいたい。

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ソトが実戦復帰か、今永も登板へ前進

DOCKへ見学に行っているファンのツイートでも散見されたが、今永は打撃投手として登板。ソトが打席に入っている様子も見られた。カナロコなどでも報道された通り、次のステップとして今週から実戦復帰という方向になりそうだ。三浦監督も「状態を見てからだが、ステップアップしている。近々、実戦も予定している」とコメントしている。

05火 18:00 ヤクルト(スカスタ)
06水 18:00 ヤクルト(スカスタ)
07木 17:00 ヤクルト(スカスタ)
8金~10日 試合予定なし

ソトが何試合ファームで出場するのかにもよってくるが、スカスタで3試合出場し、週末のハマスタでの中日戦で1軍復帰というのが最短。3月12日のオープン戦を最後に出場していないので、万全を期すならもう少し出場を重ねてから復帰というところになるだろう。

ただ、8~10日は、7球団のイースタンにおいてベイスターズの試合は組まれていない。社会人チームなどとの練習試合がある可能性はあるが、結局この期間で実戦へ出場できないなら1軍へ上げてしまう可能性もある。

4月12、13日は沖縄セルラー那覇での読売2連戦なので、中日戦で1軍登録しないのであれば、15日のハマスタのヤクルト戦をターゲットとして、12~14日のCAR3219での西武戦に出場してからということも考えられる。現状、ファーストは佐野が務め、外野では楠本に加えて関根がアピールしているので、しっかりとスタメンで出られる状態にしてから上げた方が良いと思う。

今永については、5~7日のスカスタで先発できれば、最初は2~3イニングから始めて、3~4回の先発登板で1軍復帰を判断ということになるだろうか。順調に行けば5月上旬の復帰も見えて来る。本人としては3日後に投げられるという感覚だったそうだが、単なる炎症にしては長くかかっているので、今後の再発も含めて慎重に様子を見て行くだろう。

オースティンについても、ツイートではDOCKで練習する姿が見られるが、回復状況としてはソトよりも進んでいないように感じる。そもそも、オースティンについてはキャンプ後の3月1日のハマスタでの練習を欠席し、「体の検査」をしている。三浦監督も念のための検査で不安を取り除くと言っていたが、単に右肘の張りだけではないように思う。言及を避けているのもそれがあるのではないか。

右肘がどんな状況で、オースティン本人も含めてどう判断するかだが、クリーニング手術等が必要なのであれば、早めに決断すべきだと思う。今年からの3年契約プラスオプション1年なのだから、彼が一番パフォーマンスを発揮できる状況へ持って行くことが重要だ。

あくまで部外者かつ素人の憶測に過ぎないが、回復する可能性に懸けて状況を見ていて、あるデッドラインに来た時に決断するのではないか。そうでないことを祈るが、1ヶ月も戦列を離れるのは普通の「張り」ではないと思う。

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