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佐野が打撃練習回避 XYDBキャンプ10日目

横浜DeNAベイスターズの2021年春季キャンプは12日、第3クール2日目の練習を行った。前日の大雨の影響で早出練習、ウォームアップは室内練習場となった。予定より早く整備が完了し、キャッチボールからメイングラウンドで行い、午後のフリーバッティングには5投手が登板した。

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佐野は右手の平の張り

この日の早出練習の組には佐野も入っていたが、バント練習は行わなかった。キャッチボールは通常通り行ったが、ケースバッティングでは打席に入らず、ずっとレフトの守備に就いていた。午後もバッティング練習は行わなかった。

右手の平に張りがあったということで、大事を取ってバッティングを行わなかった。三浦監督も心配していないとコメントしていたが、キャンプでバットを振り込んだことによる一時的な張りということだろう。このため、佐野は13日の中日の練習試合には帯同しない。おそらく14日も宜野湾に居残りで調整となるだろう。

別メニューとまではいかないが、ここまで故障者がほぼなかったので、少し目立つ感じになるが、大事に至る前にペースを少し抑えることができたので、良かったのではないかと思う。佐野の場合は昨年の4番お試しとはもう違って、いかに開幕にピークを持ってくるか。じっくりと逆算して調整して欲しい。

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入江が146キロも「反省」

午後のフリーバッティングに大貫、平良、平田、入江、池谷が登板した。

入江と池谷は、プロの打者に初めての投球。入江は神里、柴田と対戦。ストレートで詰まらせるなど、球威は感じさせたが、コントロールを乱す場面もあり、本人は50点の採点。神里の胸元を抉り、「すみません!」という場面も。やはりチームの先輩を相手に絶対に当ててはいけないという状況で、緊張もあっただろう。これはどの投手も同じ条件ではあるが、風も強くて投げにくい面があったと思う。

それでも三浦監督は手元で伸びがあったとボール自体は良かったと評価し、実戦が楽しみだとコメントを残した。実戦でも初登板は緊張があると思うが、味方に投げるよりは投げやすい面もあるのではないか。

池谷は中井、嶺井と対戦。特徴のあるフォームからキレの良いボールを投げ込んだ。入江の時よりもコンディションが悪く、風に加えて細かい雨が降る中での投球となったが、右打者を相手にクロスファイアを投げ込み、詰まらせるなどボールの良さを感じられた。キャンプで良い状態を維持している嶺井には柵越えを許したが、今後の実戦を見てみたい投手だ。

この日投げた中では平良が良かった。キャンプ序盤から早めの調整で、三浦監督からもペースを抑えるように言われていたが、素晴らしいボールを投げていた。平良に関しては毎年のことだが、年間を通していかにケガで離脱をせずに投げられるか。投球だけではなく個別練習でそういった体の強さも作っていることと思うが、今年こそ通年で活躍して2桁勝利を挙げて欲しい。

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ブルペンは浸水で使えず

ブルペンは簡易的な屋根が付いているのだが、全面を覆っているわけではないため、前日の大雨でキャッチャーが座る位置が完全に浸水して使えず。この日ブルペンに入る予定の投手は、メイングラウンドの一塁側、三塁側にそれぞれある1つのブルペンを順番に使って練習を行った。

阪口、石田、三嶋、上茶谷、京山、武藤、国吉が投球を行った。阪口は中継のインタビューで、風が強くて投げにくかったと感想を語ったが、シーズン中にもそのようなコンディションで投げることもあるため、そういう意味での練習にはなったようだ。三浦監督からは試合でそんな投球見てないぞと声をかけられるほど、この日は調子が良かったようだ。

紅白戦では知野にソロを浴びるなど、6安打3失点と打ち込まれた阪口。実戦で良いところを見せてアピールしたいという気持ちが先行し、焦ってしまったようだ。ストライクを揃えすぎたし、本人も認識しているようにストレート狙いのところに、甘く行かざるを得ない状況を作ってしまった。この時期に順調に行き過ぎても安心できない。三浦監督が言っているように、今のうちにどんどん失敗して欲しいという通り、紅白戦での反省が阪口のキャンプ後半に生きてくれば良いと思う。

上茶谷は翌日の中日との練習試合を控え、前日に投球を行って調整した。濵口は前々日に投球を行い、前日は投げなかった。このあたり、個人で調整方法が異なっている。同じリーグの相手にどんな投球を見せるか、注視したい。

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三浦監督初の対外試合

練習試合なので当然ながら結果は関係なく、「思い切ったプレーをして欲しい」と積極性を求める。佐野が帯同しないこともあり、4番は細川で行くことになった。2020年の公式戦も最後の2試合は4番を務めた。2021年もそのまま続けて4番に座ることになった。三浦監督も昨年、ファームで4番に起用し続けた期待の打者に「見てみたいから」と起用を決めた。

5番には紅白戦の初打席でホームランを放った牧を起用し、6番の伊藤裕までフレッシュな中軸で初戦に臨む。関根、宮本はスタメンの機会を得たので、結果が欲しいところ。

8関根
5田中俊
D中井
7細川
4牧
3伊藤裕
6倉本
2山本
9宮本
P上茶谷

投手は上茶谷が3回を投げた後、濵口も3回を予定。その後は伊勢、櫻井、砂田、武藤、国吉が状況に応じて登板する。おそらく1人は予備としてのベンチ入りなので、砂田か武藤は登板しないかも知れない。

嘉手納組から櫻井のほか、知野と蝦名が試合に参加する。この2人も途中出場の機会があると思うので、紅白戦に続いてアピールしたいところだ。

野手は、佐野、大和、伊藤光、宮崎が宜野湾に居残りとなり、試合に参加しない。ベテランと大事を取った佐野は、来週後半からの出場になるのではないか。

天気は問題なさそうで、今年初の対外試合を楽しみにしたい。

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