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勝ちパターンが機能して接戦制す

06/24 横浜DeNA3-2中日@ハマスタ

DeNAは高橋の2ランで先制された直後、伊藤光のタイムリーなどですぐに同点とした。5回に梶谷のソロで勝ち越すと、先発の井納から継投に入り、三嶋、石田、パットン、山崎のリレーが決まり、接戦を逃げ切った。

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ポジ

こういう試合を拾えれば、シーズンを通したときに勝率が大きく変わってくるという試合だった。

先発の井納が2点を先制され、5回までに8安打を浴びながらも、前日の濵口のように何とか踏ん張った。96球での降板は井納にとっては不本意だと思うが、最低限の仕事はしてくれたと思う。ストレートには力があったが、高めに来る球が多く、安定しなかった。5イニング中3度、先頭打者の出塁を許し、彼の持ち味であるテンポの良さが出せなかった。

それでも、ホームランによる2点で留めたことが、逆転勝利につながり、今季初勝利が付いた。ラミレス監督は次回登板を明言しなかった。坂本次第なところもあるだろう。それでも、いざという時にベテランがいるというのはベンチも心強いと思うから、次回はテンポの良い投球ができるように準備して欲しいと思う。

土曜の広島戦で打ち込まれて逆転を許した三嶋が、本来の仕事をして今季初ホールドをマークした。1アウトから三塁打を許す苦しい投球だったが、魂のこもったボールを投げ込み、同点を許さなかった。

石田は先頭を歩かせてピンチを招いたが、リリーフしたパットンが素晴らしかった。練習試合から隙のない投球を見せているが、とにかくストレートの伸びが凄いので、打者が完全に押されている。ビシエドに対しては高めも使って、球威でねじ伏せた。8回もあっという間に片付け、今季初めて勝ちパターンのリレーが守護神まで繋がった。

山崎の投球については別で書くが、守護神としてリードを守り切ったという結果が重要。DeNAの本来の形である継投で逃げ切りという勝ちパターンで、3連勝を飾ったことは、今後に向けても明るい材料だと思う。

開幕してからは、練習試合ほどの結果が出ていない梶谷だが、この試合はリードオフマンではなく、長打力で殊勲打をマークした。これまで苦しんで来た山本のストレートを左方向へ運び、打球はレフトスタンドへ消えた。今年は特に出塁に重点を置いているが、梶谷の長所でもある長打力が良い場面で出てくれた。

本人も十分自覚しているが、中軸が好調なので、引き続き出塁することを第一に考えてもらいたい。ただ、場面と投球によっては狙ってもいいと思う。あとは足も使っていきたいところ。

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ヤジ

個人的にも順位予想でDeNAより上にしているので、やはり今年の中日はかなり手ごわいなという印象。昨年もチーム打率がリーグ1位だったが、今年も高橋を中心にヒットが良く出ている。大島の状態は良いし、阿部も打つ方は万全。そして、DeNA戦ではやたらと京田が打つのは昨年から引き続いている。

ただ、連日の2桁残塁と昨年からの課題はまだ残っているようだ。DeNAの投手陣がよく踏ん張ったとも言えるが、まだまだ得点効率には課題がありそうだ。平田待ちというところもあるかもしれないが。

山本から3点取れたとは言え、中日の先発投手陣も若くて良い投手が増えてきたので、打線をきっちりと抑えていく必要がある。特に大島、京田は足もあるので、ここを抑えたい。

最後に、守護神として1点リードを守り切ったという結果が最も重要なので、それができたこの試合においては何の問題もない。ただ、やはりツーシームのキレが気になるところ。ストレートはかなり良いと思うが、ツーシームに打者があまり反応していないのが非常に怖い。

唯一、ストレートを完璧に捉えられたのが遠藤の大ファウル。昨年の10連敗中の近本を一瞬思い出してしまった。遠藤は、練習試合でもけっこう良いバッティングをしていたのだが、大島の復帰で出番がなく、平田に代わってスタメンだったこの日も良いところがなかったが、かなり成長を感じる。

それでもストレートはあまり心配していないが、ツーシームは空振りを取れないまでも、もう少し打者が反応したり、タイミングをずらされるようでないと、なかなか厳しい。調整も難しいシーズンになっているが、何とか状態を上げてきてもらいたい。

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キジ

練習試合で5回パーフェクトに抑えられた山本を相手に、井納が2ランで先制を許し、厳しいかなという立ち上がりだったが、すぐに同点としたことが勝因だと思う。

佐野、ロペスの連打でノーアウト2、3塁としたが、宮崎が三振に倒れ、得点が入らなそうな空気も漂ったが、7番の伊藤光がこういう場面でポイントゲッターになると、打線の厚みが増してくる。

高城は、濵口を素晴らしいリードで導いたと思うが、打線に投手が2人いるような状況だったので、ちょっと厳しいか。この日、高城は登録抹消となり、再び捕手3人に戻った。来週の濵口をリードするのは戸柱か?伊藤光を休ませながら使うことになるが、打線で見ると伊藤光の存在は大きい。

2回の同点劇は、井納のピッチャーゴロによる打点がもたらした。1アウト1、3塁という場面。中日の守備としては、バックホーム体制だった。しかし、井納の打球はピッチャー正面のゴロで、山本も思わず併殺が取れると思ってしまったのだろう。

サードランナーがロペスなので、バックホームで十分刺せた。阿部もセカンドのベースカバーには行っていなかったので、山本からの送球をベースよりもかなり前で捕る形になり、慌ててファーストへ転送してアウトをひとつ取った。

このあたり、山本の経験の少なさが出たと思う。これも勉強になっただろう。阿部も思わぬプレーになり、混乱したのだろう。伊藤光がどの位置にいるか把握できておらず、セカンドベースを踏みに行かず、ファーストへ送球してしまった。タイミングとしては十分セカンドでアウトにできる位置だった。

大和が凡退したので事なきを得たが、ファーストランナーもセカンドに進めてしまい、さらに追加点を奪われるピンチを広げてしまった。

DeNAにとっては、井納のゴロで同点にできたのは非常に大きかった。ここでロペスがホームで封殺されていれば、中日リードのまま進んでいて、DeNAの勝ちパターンのリレーを出せずに追加点を奪われていたかもしれない。

前日の走塁と言い、なぜかこの連戦は阿部がキーになっている。ルーキー同士が先発する第3戦では、何が起こるのだろうか。練習試合の時のような、坂本の小気味いい投球が見たい。

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