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2日続けてほぼ同じ負け 謎采配続出

09/22 阪神6-3横浜DeNA@甲子園

ここまで同じような負け方を2日続けてできるものなのか。初回の満塁で無得点に終わり、先制を許す。5回に逆転するも追いつかれ、8回にミスが絡んで決勝点を許す。ただ、先発投手を6回も投げさせて同点と敗戦処理を出しての同点という点だけ、大きく意味合いは異なる。チグハグな投手起用に無策な打線。5割を切り今後はラミレス監督お得意のAクラスを守る戦いとなる。

ポジ

坂本がスターナイトで7失点と打ち込まれた阪神戦で、リベンジの投球。3回2アウトまで2三振を奪ってパーフェクトピッチング。しかし、投手の高橋にボール球のスライダーを巧くすくわれてライト前ヒット。続く近本にも低めのスライダーをライトスタンドに運ばれて2失点。

しかし、4回は先頭の糸井にヒットを打たれるも、サンズをアウトサイドのチェンジアップで併殺打に取り、5回も三者凡退で投げ切った。65球とかなり余力を残しているように思われたが、ラミレス監督の判断で降板した。残念ながら3勝目は消えてしまったが、次回登板が期待できる内容。ハマスタのヤクルト戦になるかと思うが、デビューからの3連勝を狙って欲しい。

オースティンが5回に8号逆転3ランを放った。打った瞬間の当たりでレフトのサンズも動かなかった。レフトポール際の中段まで飛んで行ったが、甲子園でこの付近に飛んでいくのはあまり見ない。推定飛距離130mだが、もっと飛んだように感じる凄い打球だった。最終打席は木浪の好守もあり併殺打となってしまったが、ボールへのコンタクトは悪くない。調子は確実に上向いて来ているだろう。自打球で倒れた時は、またやってしまったかと思ったが、凄い勢いでトレーナーを追い返していたので大丈夫だろう。

ロペスが日米通算2000試合出場。思えば、達成の直前で不振によりファーム落ちとなった。良い状態で迎えさせたいという意図があったかは分からないが、レフトへの鋭いライナー性のヒットも出たので、残り試合で日米通算2000安打は達成してもらいたい。

ヤジ

フィーリングにデータをこじつける継投

継投はほとんどが結果論になる。決断した当事者以外からは意外と思える継投をした場合、うまく行けばお手柄、失敗すれば叩かれる。そうだとしても、勝利するために最善の策であるべきだ。継投は監督やコーチのアイデンティティをアピールする手段ではないのだから。

6回表に坂本へ代打が出た時、一体どれくらいの人間がそれに賛同しただろうか。

--坂本は5回2失点

「期待通りの投球。コントロールもよく、腕も振れていた」

--65球での交代

「(前の打席で本塁打を浴びた近本に回る)もちろんそれもそうだが、5回をとりあえずしっかり投げて、十分健闘した。近本、糸原、糸井の上位打線は左投手の方が打率が高いので、1点差でしたし、ここで代えようと思った」

https://www.sanspo.com/baseball/news/20200922/den20092217500005-n1.html

前回の阪神戦では7失点と火だるまになった坂本を、5回までまずまずの投球したところで代え、勝利投手にしたいという思いは理解できる。だが、それが本当に彼の成長を促すものになるのか。既にプロ初勝利を6回無失点の投球で挙げ、先週に2勝目を手にしている。次のステップはこういった展開で6回なり7回なりを投げ切り、自分の手で勝利を掴むことではないのか。

単に代えたかった思いを、データにより正当化しているだけ。降板の為のデータもあれば、続投すべきデータも山ほどある。言い訳に拙いデータを持ち出すのは見苦しい。確かに近本は左投手の方が若干打っているが、糸井は左投手の打率はそれほど良くない。当てはまるのは糸原くらいだろう。

前の打席にホームランを打たれた近本を必要以上に恐れたことにより、自ら試合の流れを変えてしまう継投が最善の策だろうか。ただ、これを百歩譲ったとして、6回にマウンドに上がった投手を見てさらに衝撃を受けた。

敗戦処理としてしか使えない状態の山崎を1点リードでマウンドに上げた。理由について、名将はこうコメントしている。

「ここ何試合か負けているところで投げて、145キロくらいしか出ていなかった。そういったフィーリングは大事。こういった状況の方が力が発揮できると思った」

「今年見た中ではベスト。アンラッキーな安打もあって点は取られたが、スピードも出て、メンタル的にもよくなった。われわれの見たかった今まで見ていたヤス」

https://www.sanspo.com/baseball/news/20200922/den20092218000006-n1.html

敗戦処理としては、モチベーションが上がらずに140キロそこそこのストレートしか投げられていないので、もっとモチベーションの上がる勝ちパターンで使うことにした。結果的には150キロも出てたし良かったということだ。

言うことに事欠いてこれか。今年見た中でベストというのはスピードガン表示が、という理解で良いのだろうか。153と表示されても、打者が球威を感じていなければ何の意味もない。確かに、近本の内野安打は完全に打ち取った打球だったから不運とも言えるだろう。だが、153キロのストレートをインサイドに投げ込んだ後、低めのツーシームを投げて、空振りが取れない事実から目を背けている。クローザーの山崎はこのボールで空振りを取って来た。不運だけで片付けられないものがそこにあった。

そして、続く糸原にも同じようなツーシームを簡単にすくわれてライト前ヒット。糸井にはレフトを巧く運ばれた。これもラミレス監督としては仕方ないレベルのものだということだ。自分のフィーリングは間違っておらず、たまたま運よく阪神打線が1点取ったということらしい。

サンズへの3-1からのツーシームは、抜けて真ん中高めに入る酷い球だった。ただ、幸いなことに高く抜け過ぎたため、打ち損じになった。3ランホームランされても全く不思議のない甘い球だった。大山は良い角度で上がったが、これは2球ストレートが効いて若干インサイドのツーシームに差し込まれていた。

結果的には、何とか同点で済んだという内容に見えたが、監督としては今年のベストで、見たかったヤスだったそうだ。ということは次からも勝ちパターンで登場し、近いうちにクローザーに戻れるということなのだろう。期待して待ちたい。

坂本を5回で降板させたことにより、石田が回を跨ぐことになったように思えたが、こちらも石田が甲子園で成績が良いために2イニング行ったそうだ。それであれば、最初から2イニングと言われていたと受け取れるので、2イニング目に失点した石田の責任だろう。1イニング目が良かっただけに残念だった。陽川を2球で追い込んだが、勝負球が決まらなかった。1番へ返るところなので、先頭は出したくなかった。石田のバント処理はうまい方だが、送球ミスは痛恨だった。タイミング的には微妙だったので、代走で江越が出ていることを考えれば、ファーストでアウトひとつでも良かったかも知れない。

代わったばかりの高城がどう指示していたのか。戸柱にやたらと執着していたように見えたが、この日は突然、右の代打で蝦名を送り、石田が回を跨ぐにも関わらず途中で捕手が代わることになった。石田クラスであれば、そこまで影響はないと思うが、ちゃんとプランしていたのか、ドタバタで代わったのかによっても大きく異なるだろう。

坂本は「近本、糸原、糸井の上位打線は左投手の方が打率が高い」から降板させたのに、石田はその打順に対して回跨ぎで投げさせる矛盾を、記者は指摘しないのだろうか。甲子園の成績>打者の左右投手別の成績、ということだろうか。

ロペスを登録してスタメンで使ったことにより、エスコバーが不在だった。その状況で先発を5回で代えるのも理解できない。23日はパットンをベンチ外にするのか、それともロペスを一旦外すのか。翌日はエスコバーが使えるので石田を2イニング行けると思ったのなら、それもアリだろう。だが、パットンを翌日ベンチ外にするつもりなのであれば、6回に登板させても良かったのではないか。同点になった後は、9回でプランしたと思うが、結局使わずに終わった。

決定打が出ず一発頼み

前日も初回1アウト満塁として、今季初登板の岩田を攻め立てたが、宮崎が併殺打で無得点。5回に逆転して降板はさせたが、打ち崩すまでは行かなかった。

この試合は、1、2番の連打にオースティンが歩いてノーアウト満塁。佐野は初球、ストレート一本で待ち、落ちる球を豪快に空振り。ストレートをファウルした後の落ちる球に合わずに空振り三振。毎回打てるわけでもないが、ここは4番として得点になるアウトになって欲しかったところ。

ノーアウト満塁では最初の打者の内容によっては得点が入りづらいと言われる。まさにその通りとなり、宮崎も前日の併殺打の影響か消極的になり、2球目の高めに甘く来たストレートを見逃し、最後は落ちる球で空振り三振。久々の出場となったロペスも高めのストレートに完全に詰まってしまった。

4回にも宮崎のヒットと木浪のエラーで1アウト1、3塁のチャンスがあったが、柴田が三振で得点できず。一度はオースティンの3ランで逆転はしたが、やはりDeNAが主導権を握って試合を進められなかった。これは前日と同じで、逆転したとしても流れを掴んだわけではなかった。

左腕の高橋相手だったが、ショートには柴田が入った。倉本も最近は調子が下降傾向ではあるが、柴田が良い状態なわけではない。結果的には柴田は最初の打席でヒットを打ったが、倉本を使っても良かったのではないかと思った。

キジ

スコアこそ1点だけ阪神が多く取ったが、ほとんど同じような内容と言っていい連敗。先発を崩し切れず、中盤に追い付かれ、終盤は阪神のリリーフに圧倒され、DeNAのミスで失点して敗れる。

個人的に監督采配のフィーリングは否定しない。むしろ、プロ野球選手経験者が監督を務めるのだから、彼らにしか見えていない選手の状態や気持ちなどでの起用があってもいい。データだけでやるならAIがやった方が優秀だろうし。

だが、ラミレス監督は自分がデータを駆使した知将と見せたいのか、フィーリングで起用したことに無意味なデータの裏付けをしている。もしくは、いろいろな切り口があるデータを、視野が狭く一方向からしか見ていないのに、そのデータを拠り所として采配を揮ってしまっている。それが問題だと思っている。

もちろん、一瞬一瞬で戦況が動く中、決断にかけられる時間は僅かだから、あらゆるデータを多角的に分析できるわけではない。そうなのであれば、そのようにコメントするなり、次に生かす姿勢を見せればいい。選手のせいにしたり、ネガティブなコメントをしないことは非常良いが、これも野球などの無意味なコメントと穴だらけの根拠の説明が逆効果になっている。

いずれにせよ、勝てばラミレス采配が讃えられ、負ければ奇策で自滅と言われるのがこの世界。高田GMがいない今、野球としては素人の三原代表以下の体制がどのような判断を下すか。ラミレス監督としては、CSはなくてもいつも通りプランBとして最上位を目指して行くだろう。ファンとしても日々、目の前の試合に勝ってもらいたいことは変わりない。

Aクラスに滑り込むのはラミレス監督の得意中の得意な分野なので、借金生活にはなったが、その点は心配していない。雨柳さんが先発予定の23日は、台風12号の影響で天気予報が微妙。既に消化試合に入っているが、なるべく早めに消化しておきたいのは確かだろう。

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