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戸柱が初の連弾!山崎好投で流れ呼び込み乱戦制す

05/02 横浜DeNA8-7東京ヤクルト(ハマスタ)

先発の阪口が2回、3点を失ったところで右肘に違和感を訴えて降板。急遽登板となった石田が1点は追加されたが5回まで好投。打線は4点を先制された直後に戸柱のソロから3点を返し、4回にはソトの同点打の後、戸柱が2打席連続となる3ランで勝ち越し。6回に平田、砂田で同点とされたが、8回は山崎が2三振を奪う完璧な投球で流れを呼び込むと、桑原のソロで勝ち越し、三嶋が締めてハマスタで今季初の連勝、カード勝ち越しを決めた。

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ポジ

3日連続で先発が3回持たず交代も

初戦は2回先頭の村上の打球が坂本の左肩付近に直撃し、交代となった。2戦目は中川が3回2アウト満塁というピンチを残して国吉に交代。そしてこの日は、2回に3点を失って2アウト1、3塁という場面で、阪口が右肘に違和感を訴えて降板。

初戦では三上に続いて3番手で2イニングを投げた石田が、この日は緊急登板。代わり端、村上にタイムリーを打たれて4点目を与えてしまった。しかし、その裏に味方が3点を返すと、5回までの3イニングで2安打無失点の好投。苦しい台所事情を支えるとともに、好投でチームの逆転を引き出した。

6回に一度同点とされてしまったため、今季初勝利とはならなかったが、ヒーローインタビューに呼ばれた。そこで最初に出た言葉が「僕自身、開幕してから不甲斐ないピッチングが続いていたので、チームの為に自分ができることは何かということを考えながら毎日、取り組んでいたので結果が出て嬉しいです」というものだった。

エスコバーが不在、山崎もファームスタートで直前にギリギリ開幕1軍を決めた状態で、石田が勝ちパターンの8回を任されて開幕した。しかし開幕戦で失点し、3戦目は1-0のリードで追いつかれて初勝利を逃した。ホーム開幕戦は3点リードの8回に登板したが投げ切れず、急遽リリーフした山崎が打たれて逆転負け。11点を奪ったヤクルト戦でも4点リードの7回に登板し、4失点でまたも勝利を手放してしまった。

首脳陣の信頼があるからこそ任されたポジションだったが、石田の4試合連続失点がそのままチームの開幕6連敗に直結してしまった。その苦しい思いはずっとあっただろう。簡単に取り戻せるものではないが、ひとつこうして結果を残し、ファンの前で声を届けることができた。

エスコバーも来日し、山崎が見事な復活を遂げて8回を守っている。開幕時とは役割は変わったが、チームの為にどんな形でも貢献したいという気持ちが、急遽の登板でも力になったと思う。今後どうするのかは首脳陣次第だが、チームにとっては必要な投手であることは言うまでもない。

プロ初の2打席連続ホームラン

ラミレス新監督の夢に出てきたというルーキーイヤーの戸柱。いきなり開幕スタメンで出場し、その落ち着きとキャラクターが「大洋戦士」と呼ばれ、ベテランのような風格を漂わせてきた。昨年もラミレス監督が最もスタメンマスクに起用した捕手。一方で、外側中心のリードや2割そこそこの打撃に対して、解説者だけにとどまらずファンからも叩かれるようなことも目立った。

管理人も「セ・リーグで一番見た目打ちそうなのに全く打てない打者」と思っていた。実際、この試合前で56打席に立って打率.130、出塁率.161だったのだから、投手と変わらないと言われても反論できなかった。

この日は、4点を先制された直後、小川の低めのチェンジアップを強振してライトスタンドへのソロ。このバッティングがチームに勢いを与えた。初回の立ち上がりで小川が2アウト満塁のピンチを招いていた。あまり良い状態ではなかったが、4点の大きなリードを得た。2回裏をすんなり乗り切れば、尻上がりに調子を上げて楽に投げ切られる可能性もあった。それだけにすぐに点を返したのは大きかった。

そして、3回はソトのライトへのフェン直の二塁打で同点とし、なおもノーアウト2、3塁。次の打者は投手の石田だったが、先発が早く降板する試合が続いており、代打を出して勝負することができない状況。戸柱のところで何とか1点でも勝ち越しておきたいというところだった。

ヤクルトは梅野にスイッチ。いきなりボールが3つ続いた。歩いてノーアウト満塁で石田という場面が考えられたが、3-1からの5球目、待てのサインはなかった。思い切って打ちに行ったところ、フォークが高めから甘く入って来た。強振した打球は、戸柱自身プロでは初となる2打席連続ホームラン。石田の打席の前で3点を勝ち越した。

こちらも6回の同点で殊勲打とはならなかったが、最初のホームランも含めて、この試合の流れをチームに呼び込んだことは間違いない。2017年に9本塁打、52打点をマークして得点圏では筒香が降臨すると言われた戸柱が、この日は帰って来ていた。この日ばかりは、見た目通りの強打者であった。捕手が打てば、このチームの得点力は計り知れない。まだ1割5分程度だが、2割を少し超える程度でいい。この日のような勝負強い一撃があれば。

制球抜群の好投で流れ呼び込む

石田が好投して5回をリードで終えたが、6回に登板した平田が誤算。サンタナにソロを浴び、西浦にもヒットで出塁を許した。1アウトも取れずに砂田へ交代。砂田も松本友を追い込みながらレフト前へ運ばれ、暴投もあって同点を許した。

7回はエスコバーがピシャリと抑え、8回にはこの3連戦で初めて山崎が登板した。前の打席でホームラン、この日3安打のサンタナに対して、初球はストレートが浮いてボールになったが、次のストレート、カットボールがアウトサイド低めのコーナーに決まり、最後は149キロのストレートがまたもコーナー一杯に配され、サンタナは反応できなかった。西浦にもストライクを先行させ、2球で追い込むと最後は当てるだけのバッティングでセカンドゴロ。

続く打者は代打の川端。ホーム開幕戦で対戦し、逆転となるタイムリー二塁打を打たれた相手だ。しかし、気迫のこもったストレートをアウトサイド低めのコーナー一杯に投げ込み、3球で見逃し三振。川端も最後は手を出そうとしたが、スイングにならなかった。

完璧な投球でチームに流れを引き寄せた。チーム唯一の2勝となったが、いずれも同点で好投し、味方の勝ち越し点を呼んだ価値あるものだ。ヒーローインタビューには呼ばれなかったが、11試合連続無失点ということも含めて、チーム状態の浮上に貢献している。我々の知るヤスアキが帰って来た。三嶋との8、9回が盤石の態勢になって来た。三嶋に何があるか分からないし、その時にはヤスアキがいるというのは心強い。

大きな挫折を乗り越えて、一回り大きくなった彼の投球がこれからも楽しみだ。

5回の併殺打の悔しさを胸に

山崎が素晴らしいピッチングで8回表を片付け、1番から始まる好打順。しかし、相手もセットアッパー清水を登板させてきた。簡単には得点できないという中で、3球目のストレートが少し浮いたところを叩き、ライトスタンドにギリギリ飛び込む勝ち越しソロ。もちろん出塁することを考えていたと思うが、最高の結果になった。

5回、先頭のソトがヒットで出塁し、2打席連続ホームランの戸柱がバントで送った。それだけ4点リードにすることの重要性があった。倉本はサードゴロだったが、オスナがエラー。1アウト1、3塁となって桑原を迎えた。

積極的に初球から打ちに行ったが、ストレートに抑えてセカンドゴロ併殺打。最悪の形でチャンスを逸し、それが6回の同点に繋がってしまった。ここで1点でも取れていたら。その思いで次の打席を待った。挽回のチャンスで見事に結果を出した。

ヒーローインタビューで、ハマスタでの初の連勝、カード勝ち越しに「みんなハッピーな気分だと思います」とコメントした桑原。「これからも僕らしく頑張ります」と言う通り、チームに元気を与える存在であり続けて欲しい。

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ヤジ

阪口が立ち上がり2つの四球でピンチを迎えたが、何とか無失点で切り抜けた。しかし、2回は先頭の塩見への四球が響いた。どのあたりから肘に違和感があったのだろうか。西浦には初球が甘く入り過ぎた。小川はバント失敗の三振、山崎はショートゴロに取り2アウトまで漕ぎ着けたが、踏ん張り切れなかった。

ストレートのスピードは140キロ台後半が出ていたので、投げられないという程ではないのだろうが、無理をする必要はない。

初戦の坂本に続いてアクシデントで先発が2回で降板するのは想定外。だが、リスクマネジメントとして、想定外では済まされない。前日にも思ったのだが、坂本がアクシデントで早く降板し、三上も石田も2イニングを使ってしまっているのだから、坂本と入れ替えで誰かリリーフを登録しておくべきなのではないか。

甲子園ではチームの流れを変えるためという意味合いもあったのだろうが、遠征中に4人の選手を呼び寄せた。この3連戦はハマスタで行っているわけだから、呼びやすいだろう。阪口もアクシデントがなかったとしても、早く降板するリスクはあった。

この日は、シャッケルフォードをベンチ外とし、2試合連投で3イニングを投げた三上はベンチに入れていた。三上を使うつもりはあったのか。シャッケルフォードに連投させないという判断は百歩譲るとして、三上もベンチを外すべくもう一人登録すれば良い。出場選手登録は30人で1人空きがあったのだから。

3日にピープルズを登録する際の入れ替えで、誰を抹消するかは終わってから考えれば良い。たった2日だけの登録になったとしても、それはチームの為であり人情で考えるべきところじゃない。特に9連戦なのだから、連投を避ける意味でも2人くらいベンチを外せる陣容であれば、負担を軽減できる。

この日としては、石田が3回1/3を投げたことで事なきを得たが、こういう負荷のかかる期間が、後々の疲労として効いて来る。コーチもいるので監督だけの判断ではないのだろうが、もう少し最悪想定をする必要があるだろう。

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キジ

ハマスタで今季初の連勝、カード勝ち越し

前日に27日ぶりの2勝目だったが、ルーズベルトゲームを制して、ハマスタでは今季初の連勝とカード勝ち越し。これで直近5試合では4勝1敗と上昇気配だ。

30日はヤクルトの金久保を筆頭に、速いストレート系でねじ伏せられて無得点に終わったが、マツダでの13得点から打線は復調したと見ていいだろう。オースティンは超特大のホームランを放ったように、自分のポイントで打てている。佐野もチャンスで打てない期間が続いたが、通常に打てるようになっている。ソトも少しずつではあるが、バッティングフォームを元の形に近づけるなどの微調整をして良くなっている。

宮崎は相変わらずチャンスで結果が出ず、牧も状態が良過ぎただけに当たりが止まっている状況。それでもある程度の得点は期待できる状態にはなっている。

あとはやはり先発投手。坂本、阪口と勝てていた先発が相次いでケガで離脱したことは非常に痛い。しかし、ピープルズ、ロメロ、今永といったところが順次加わって来る。連勝をするには先発投手の安定は不可欠。打線の状態が上がって来ただけに、先発投手が試合を作って勝利に繋げたい。

ファームではロメロが6回途中無失点

ロメロが横須賀スタジアムで行われたイースタンの楽天戦で、2度目の先発登板。この日はDHを使わずに9番ピッチャーとして打席にも入った。1軍での実戦に向けて最終テストというところか。

球数は87球。6回2アウトを取ったところで仁志監督がマウンドに行き、交代となった。90球程度をメドにしていたと思うが、最終仕上げにしてはやや少ないかなという感じだが、前回登板の4月27日から中4日ということもあるだろう。本人としては中4日の方が良いということなのだろうか。

週末のハマスタ阪神戦でデビューとなりそうだが、ここも再び中4日で投げるのかどうか。坂本のアクシデントで最後、焦って最終調整した見切り発車ではないことを願う。

投球の方は、前回は短いイニングで登板し153キロをマークしていた。この日は立ち上がりに150キロはあったが、中盤は140キロ台後半止まり。風が強く投げづらかったので、その影響もあるかも知れないが、それはハマスタも同じになる。ファームの打者はこのくらいのスピードと変化球で打ち取れるが、1軍で投げてどうだろうか。

アクシデントが続き先発投手を再編

坂本に続いて阪口も右肘の違和感。次回もローテ通りでというわけにはいかなそうだ。平良に続いての離脱。入江も足に打球が当たっての抹消という状況で、苦しい先発陣に後から加わって勝利を挙げた二人もいなくなるという痛すぎるアクシデントが続いてしまった。

開幕ローテーションで残っているのは濵口と大貫だけという状況だが、ここで再びローテーションの再編を迫られる。まずはピープルズが3日の中日戦で先発することが既に発表されている。また、報道ではロメロも週末のハマスタで登板することが濃厚となっている。今永についてはバンテリンでの登板がないとすれば、もう1試合ジャイアンツ球場で投げ、翌週のハマスタでの読売戦で登板ということになるだろうか。

日付相手球場予想先発
3月中日バンテリンDピープルズ
4火中日バンテリンD大貫
5木中日バンテリンD濵口
7金阪神ハマスタ中川(上茶谷)
8土阪神ハマスタ京山
9日阪神ハマスタロメロ

ロメロがいつ先発するかによるが、この日のファームでの先発と同様、MLBで慣れ親しんだ中4日を希望する場合、7日の先発もありうる。そして、現時点で野手2人、投手2人が出場選手登録されているため、ピープルズを登録するとシャッケルフォードがベンチを外れることになる。さらにロメロまで登録することはできない為、ピープルズが良くても悪くても1回限りとなるか、シャッケルフォードを一旦登録抹消することになる。

4月28日に登板した京山の登録を翌日に抹消した時点では、坂本と阪口の離脱は当然予期していないので、どういうプランだったのか分からない。特にケガという話はないので再登録可能になる5月8日に先発し、翌週は相性が良いマツダでの先発になるのではないか。ロメロの登板日によっては9日になるかも知れない。

上茶谷は、2試合連続で6点のビッグイニングを許し、再調整のために登録抹消された。ファームで何試合か結果を残してからの復帰となるのか。ボール自体にそこまで問題があったとは思えないが、前回と同じ阪神戦で再び先発というのは厳しいか。となると、中川をもう一度先発させることになるかも知れない。あとはこの日、3回1/3を投げた石田を先発転向させるプランか。

入江は前回、打ち込まれて4連敗となり、打球が足に当たったこともあり登録抹消となった。そうした経緯からファームでの登板を経て復帰を目指すことになるのではないか。平良は全く情報がないが、これだけ間隔も空いているし、投げられるようになったとしてもしばらくファームで段階を追って調整になるだろう。それ以上の手術というようなことにならなければ良いのだが。

ロメロの動きを見る限りは、ピープルズは月曜限定で一度だけとなり、翌週の11日からの読売戦は、大貫、濵口が中6日で、3戦目に今永と考えているのではないか。このあたりは3日からのイースタンの読売3連戦の起用でも見えて来るかと思う。

アクシデント続きで苦しい先発投手陣だが、何とかここを乗り切って、陣容を整えて行きたい。

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