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やっと3連勝!ピープルズが6回無失点、投打噛み合う

05/03 中日1-2横浜DeNA(バンテリン)

今季初登板となったピープルズが、6回を92球で4安打無失点の好投を見せた。打線はこちらも今季初登板の中日・梅津に対し、2安打に抑え込まれたが、3回にピープルズが高松のエラーで出塁し、四球と犠打で1アウト2、3塁からオースティンの内野ゴロ間にノーヒットで先制。代わった谷元から佐野が3号ソロで貴重な追加点を挙げ、7回以降は勝ちパターンが反撃を1点に抑えて逃げ切った。DeNAは今季初の3連勝。

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ポジ

何と言ってもこの試合はピープルズに尽きる。

ここ3試合、アクシデントが続いて先発が3回すら投げ切れていなかった。ピープルズはファームでの2試合、5回2/3で8失点の防御率12.71という結果だった。内容的にも球威が今一つにも関わらず、高めに浮く球が目立っていた。昨年の良い時はストレートで押せていたので、もう少し調整が必要かと思っていた。それだけに何とか5回投げてくれればという期待だった。

初回、大島に対してボールは高いものの少し動かして、フライを打たせた。ファウルグランドを背走してソトがナイスキャッチ。この最初のアウトが非常に大きかった。高松には追い込んでからインサイド低めのコーナーにストレートが決まり見逃し三振。ガーバーには痛烈な打球を打たれたが、正面を突いてセカンドゴロ。立ち上がりを簡単に3人で片付けて、流れに乗った。

先制点をもらった後、きっかけとなったエラーをした高松の打球を、ソトが弾いてエラーのお返し。俊足の嫌なランナーを出したが、巧みな牽制で刺して自らピンチを断った。

5回、6回といずれも先頭打者をヒットで出塁させたが、落ち着いた投球で後続を打たせて取った。終わってみれば、5回どころか6回まで無失点の好投でQSをマーク。昨年8月28日のヤクルト戦(ハマスタ)と同じく6回無失点となり、それ以来の来日3勝目を挙げた。

現地観戦だったので、ピープルズについては意外と良いということと、パワーピッチャーのようなピッチングもできることが印象に残っていた。この時も佐野が試合の流れの中で重要なホームランを打っていた。

その佐野の3号ソロも本当に貴重な一打だった。谷元の甘く入ったフォークにうまくタイミングを合わせてライトスタンドへ運んだ。狙っていたボールではなさそうだったが、甘く来たところを逃さなかった。8回には変化球にバットを合わせるような形で、三塁線を破るヒットを放ち、マルチヒット。一時大きく落としていた打率は.320でセ・リーグの5位に入って来た。反抗へ4番の爆発は不可欠だ。

ピープルズの好投もあり2点リードで7回に入れば、勝ちパターンの登場。エスコバーが7回を全く寄せ付けない投球で、2三振を奪って三者凡退で片付け、大きく流れを引き寄せた。

山崎は先頭の根尾にツーシームが甘く入ったところを強振され、ライトの右を襲うライナー。オースティンがダイビングを試みるも届かず、三塁打となってしまった。しかし、1点は仕方ないという守備隊形で、大島のセカンドゴロ間に失点したが、後続の3人をきっちりと抑えて、流れは中日に渡さなかった。11試合連続無失点でストップしたが、信頼は変わらないだろう。

最後は三嶋が連日の1点差を物ともせず、153キロの力あるストレートに、キレのあるスライダー、フォークでほぼ完璧な投球。打てるボールは高橋周の3球目のフォークが少し浮いたくらいで、素晴らしい投球だった。登板間隔が大幅に開いたり、連投となったりで調整が難しいところだが、クローザーとして申し分ない投球を見せている。これで5セーブ目。チームが勝てずに大幅に後れを取っていたが、ペースが上がって来た。

エスコバーが来日し、山崎が復活したことにより勝ちパターンの盤石さは昨年を上回るくらいになってきた。先発がしっかりと試合を作ってくれれば、この日のようなきっちりとした勝ち方ができる。打線が得点できない日は、投手が踏ん張るというように投打の歯車もやっと噛み合って来た。

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ヤジ

7、8回と先頭が出塁しながら得点できなかった。リリーフが反撃を1点で食い止めて事なきを得たが、隙のない野球をして行きたい。

嶺井に対して、祖父江が3球続けて頭の付近に投げてきた中、代打で山下を出してバントというのは驚いた。三浦監督は昨年のファーム監督なので、山下がバントをできるかどうかは判断できたと思うが、あまり印象はなかった。中日の守備も乱れてバントヒットになり、桑原にもバントのサイン。しかし、これが失敗に終わった。1アウト2、3塁の形にして倉本で最低1点を取って3点差に、という考えだと思うので、ここのバントは否定しない。

ただ、8回に佐野がヒットで出塁したところでは牧にバントをさせなかった。得点圏での結果が出ていないが宮崎、ソトと続くのだから、3点差とすることに拘るならバントでも良かった。どこに重点を置いているのか少しぼやけた采配に映った。

こういう得点が取れない日に投手が踏ん張ってカバーしてくれたことは、チームとしてうまく回っているのだが、取れるところできっちりと得点を重ねることが勝率を高めて行くはずだ。

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キジ

5月は3連勝でスタート。どこまで巻き返せるか。まずは4日の大野雄大を相手にどこまで戦えるかというところだろう。大貫は前回の反省も踏まえ、今季2度目の沢村賞投手との投げ合いに勝って欲しい。

昨年1勝11敗だったバンテリンドームで既に3勝1敗と、鬼門から好相性に変わりつつある。このカードも勝ち越すことができれば、完全に好転するだろう。

ピープルズが想定以上の好投を見せたことで、ロメロをどこで先発させるのか。昨日の投稿の先発予想では、ピープルズは3日の中日戦だけ先発し、一旦登録抹消と予想したがどうするか。先発にアクシデントが続いており、リリーフよりも苦しいのは先発投手陣なので、シャッケルフォードを外す手もある。

報道を見ると、ロメロと今永について三浦監督が「今月中」というコメントになっており、今週末にロメロが先発するかどうか。中川の時も近いうちに、という表現だったので、あまり明言しないようにしているのだと思うが。

日付相手球場予想先発
3月中日バンテリンDピープルズ
4火中日バンテリンD大貫
5木中日バンテリンD濵口
7金阪神ハマスタ中川(ロメロ)
8土阪神ハマスタ京山
9日阪神ハマスタピープルズ

92球だったピープルズを中5日で日曜の阪神戦に持って行くことも不可能ではない。シャッケルフォードを登録抹消するなら、ロメロをファームでの登板から中4日で7日の阪神戦に先発させることも可能。

この日、ファームで入江が先発したが1回で降板した。久々の実戦復帰なので予定通りなのか、何らかのアクシデントがあったのか、それとも週末に先発予定なので調整で1イニングだったのか。明日のファームの先発にも注目したい。

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