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タイムリー欠乏症続く 序盤のチャンス逃しミスで失点

07/10 中日6-2横浜DeNA(バンテリン)

2回ノーアウト1、3塁、3回1アウト1、3塁で無得点。広島戦からのチャンスで得点が取れない状況が続く。先発の阪口は3回まで2安打無失点だったが、4回に不運なヒット2本から高橋周に2点タイムリーを浴びると、満塁から牧がこの日2つ目のエラーでさらに2失点。打線は松葉にあと1本が出ず、6回にソトが2ランで追撃したがそれまで。痛い3連敗となった。

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ポジ

桑原がマルチヒット、佐野が猛打賞。打率上位の2人がさらに数字を伸ばした。桑原はセンターから右方向へのバッティングと祖父江に対して粘って四球を選んで3出塁。しかし、得点に結び付かずチームが敗れているのは苦しいところだが、自分のできることを続けて行くしかない。

佐野は広島戦での決勝ホームランがきっかけになったのか、ヒットのペースが急上昇。7月はここまで打率.464の超ハイアベレージ。昨年も8月の月間MVPを獲得したが、今年は中断期間がある為、変則的に7・8月として月間MVPが選出される。中断期間明けまで調子が続くか難しいところではあるが、2年連続で夏の月間MVP獲得なるか。

宮崎、ソトもマルチヒットなので、4人がマルチヒットという試合なのだが、それ以外の打者が打っていない9安打で、ソトの2ラン以外は2、4、7番がブレーキになり得点を挙げられなかった。状態の良い打者はいて、そこまで貧打という状態ではないので、各自が最低限の役割をこなしていきたいところだ。

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ヤジ

やはり急激な4番の不振が痛い。相性の良い松葉に対してもタイミングが合わず、2三振。3三振に併殺打と完全なブレーキになってしまった。これまでの貢献を考えれば、彼だけを責めることはできないが、やはり4番は打線の軸だけにここまでの不振は影響が大きい。

桑原と佐野が好調なだけに、2番に入った牧とオースティンのブレーキは、得点を取る上ではかなり障壁になった。ここまで頑張って来たルーキーも責めることはできないが、3回に右打ちが出来ていれば先制点は入っていたはず。ヒットが打てないとしても、凡退の仕方は意図が欲しかった。ただ、若いカウントから思い切って打ちに行った結果で、受け身になっていないところには光を見出したい。

大和に疲れが見えて来て、バッティングの調子も落ちているので、柴田をショートで使ったところ、いきなりのケガで、この日に登録抹消となった。2回ノーアウト1、3塁で1点を取るバッティングができていれば、この試合の展開も変わっただろうが、初球のそれほど甘くないボールをファウルフライなのだから、状態は悪いだろう。この日、急遽名古屋へやって来た森だが、次の試合は空気を変えるためにも思い切ってスタメンに使って見ても良いのではないか。

阪口は、ローテーション投手として定着するには、もうひと踏ん張り欲しかったところではあるが、気の毒な登板になった。4回、先頭のビシエドに対して、1打席目はシフトが完璧ハマって、セカンドベースの後ろにいたセカンドへのゴロになった。同じような当たりだったが、追い込んでいたためか通常の守備位置だったため内野安打。

そして、福留の打席で、ランナービシエドでランエンドヒット。サード後方への詰まった当たりだったが、宮崎は下がり切れず、大和もビシエドがスタートしたことで少しスタートが遅れたかも知れない。このあたり、オースティンやソトがランナーでランエンドヒットをするかどうか賛否両論あるとは思うが、中日の作戦は奏功した。

前日決勝のホームランを放った木下拓にはバントのサインで、きっちりと初球で成功してリズムを作った。高橋周は調子は良いとは言えず、最初の打席も併殺打だった。そのため勝負に行ったが、3ボール1ストライクで空いている一塁も頭に入っていたはずだが、インサイド要求のストレートが真ん中に入り、2点タイムリー二塁打となった。ここは絶対にコースを間違えてはいけないところ。勝負どころを押さえるという勝てる投手の要素がまだ身についていない。

そして、そのミスを切り替えられず、不振の阿部を歩かせてしまう。阿部を取れば投手の松葉で終えられるところ、ピンチを拡大してしまった。松葉はバントを失敗してくれたが、京田をまた歩かせて満塁。これが牧の2点タイムリーエラーに繋がってしまった。

今年の前半は、開幕ローテーション入りを逃したが、平良の離脱ですぐに先発の機会を得て、プロ初勝利がチームの今季初勝利となった。そこからローテに定着したが、右肘の張りで離脱。2ヶ月弱ぶりに復帰して2勝目を手にした。高卒3年目、21歳にして多くのことを経験できた。ちょうど中断明けすぐの8月15日に22歳になるが、飛躍のシーズンとするため、インターバルを上手く使って後半戦に活躍して欲しい。その為にこの試合の内容を反省して欲しいと思う。

この試合は牧にとっては厳しいものだった。2つのエラーで、片方は2点タイムリーエラーとチームが負ける主因となった。彼にとっては悔しい試合だったと思う。2回のエラーは、アンツーカでバウンドが微妙に変わり、打球が少し速かったため、反応し切れずにグラブの土手で弾いてしまった。併殺を取ることに意識が行き過ぎて、打球のイレギュラーに反応することができなかった。

そして4回は、詰まったハーフライナーの不規則な回転のかかったボールが、バウンドしたことで変化球のように方向が変わった。これに前進し、ボールに近づきすぎた為、バウンドに合わせることができなかった。内野手で前に出ることは悪くないが、人工芝の球場で、ファーストから近いセカンドを守っているので、バウンドした後のボールの動きを見る為にも下がって捕るという選択もあった。特に2アウトで併殺を取る必要がないのだから、

ノックではキレイな回転のゴロがほとんど。投手が変化球を投げ、打者が詰まったことにより、ノックではありえない打球が飛んで来る。これは実戦で経験して行かなければならないこと。今後、このチームの内野の柱になって行くであろう牧が、将来の糧とする試合になればと思う。

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キジ

今年は好成績だったナゴヤドーム改めバンテリンドーム。しかし、11連敗だった昨年のような試合が続いた。ハマスタでは打ち込んでKOしている松葉も、バンテリンドームではなかなか打つことができず、術中にハマるという悪い形が出てしまった。

ハマスタおじさんと呼ばれるほど、阪神時代にハマスタで打ちまくっていた福留に、この日は中日移籍後初のバンテリンドームでのホームランなど3安打を許した。開幕後に比べれば状態は上がって来ているようなので、警戒し過ぎず、しっかりとコースを投げ分けていきたい。

連敗でバンテリンドームでは初のカード負け越しとなった。3タテは何としても阻止したい。しかし、ファームでも結果の出ていないロメロが先発ということで、得点が取れなくなっている状況では不安が大きい。前述したように、森をスタメンで使って新たな風を吹かせてみて欲しい。三浦監督はあまり動かないタイプのようだが、負けが続いている時は動かして行った方が良い。佐野、オースティンは変えづらいかも知れないが、得点力を上げる為に並びを動かすのも一つの手だろう。

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