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魔の8回 康晃、エスコバーが連夜の炎上 TA20号空砲

08/18 横浜DeNA2-5阪神(東京ドーム)

先発の大貫は、ロハスJr.にソロを浴びたが、ランナーを出しながらも粘り強く投げた。7回に2アウト満塁のピンチを招いて降板したが、砂田が好リリーフ。オースティンに20号勝ち越しソロが飛び出し、最高の形で8回に入ったが、エスコバーが連打され押し出し四球などで3失点。前日の山崎に続いての炎上で逆転負けで3連敗。

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ポジ

最高の流れでオースティンが昨年と並ぶ20号を放った。大貫と伊藤将の投げ合いで、6回を終わって1-1の同点。オースティンは、2打席連続で三振に取られていたが、3回に近本のライトへの大きな当たりに、フェンスへ激突しながら好捕するなど、勝利への執念を見せていた。

7回のピンチを切り抜け、続投した伊藤将と3度目の対戦。真ん中に入って来たツーシームを逃さずに強振。やや上がり過ぎた打球に、オースティンは全力疾走を見せたが、打球はギリギリでセンターバックスクリーンに飛び込んだ。それを見たオースティンはガッツポーズとともに吠えた。

自らの2三振の不甲斐なさへの怒り、チームを鼓舞する意図もあったかも知れない。試合に出ればチームの勝利への貢献だけを考えるファイター。最高のタイミングで4番が一振りで仕事をしたが、それがチームの勝利には繋がらなかった。だが、彼はこれからもチームの為に全力を出してくれるはずだ。

大貫は抜群というわけではないが、慎重に丁寧に粘り強く、阪神打線を打ち取って行った。ロハスJr.にはチェンジアップを拾われ、ライトスタンドまで持って行かれてしまったが、タイミングを外しながら連打を許さなかった。

6回を投げ終え100球目前だったが、7回の打席に送った三浦監督。大貫には7回まで投げて欲しいという強い思いがあったのだろう。それだけに、ここまで良いピッチングをしただけに、7回2アウトから梅野にヒットを打たれ、投手の伊藤将が打席に入った場面は抑えなければならない。

慎重になる気持ちは分かるし、110球を超えたのも久しぶりだろう。それでも抑え切らなければならない。そこだけが残念だった。砂田の好リリーフで追加点を与えずに済み、チームは逆転負けではあったがプラスの意味で反省できる。通常通り中6日で投げれば、来週も京セラドームでの阪神戦。次こそは自ら勝利を掴んで欲しい。

その大貫を救った砂田は、後半戦いきなり3連投。打者1人とは言え、厳しい場面での登板には頭が下がる。オールスター前も含めて6試合連続で打者1人の登板となっており、全て打ち取っている。最近はワンポイントの登板になっているが、本来はきっちりと間隔を空けながら1イニングも任せられる投手。だが、これだけピンチで結果を残してくれると、ここぞの場面で頼りたくなる。

昨年の前半は、ファームの中継で観た時も投げているボールにキレや勢いを感じなかったが、後半から徐々に良くなって、今年は完全復活と言える状態になっている。打者1人であっても準備をして、全球を全開で投げている。疲労には気を遣っているとは思うが、頼り過ぎないことが大事だ。そこで櫻井も一つ上がって来てくれると良いのだが、この日を見る限りはまだその日は遠いようだ。

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ヤジ

連日、8回に勝ちパターンが3失点。魔の8回となってしまった。この日は、大貫が7回途中まで投げ、砂田が好リリーフ。7回裏に勝ち越し、8回からの勝ちパターン投入となり、山崎は使わずにエスコバーを送った。

しかし、エスコバーも先頭の糸原に甘く入った変化球をレフト線へ運ばれ、サンズに巧く繋がれ、大山の打球は打ち取った当たりだったが、ちょうどセカンドベース上を通過し、柴田が止めきれなかった。いずれにせよ同点は免れないが、柴田だったら止めて欲しかった。

難しい打球で、セカンドベースに入りつつ前に出て捕りに行ったが、バウンドが合わなかった。後ろに下がりながら入れば、止めることはできたかも知れないが、オールセーフの可能性もある。一瞬の判断は難しいか。

佐藤輝は抑えていたが、勝負し切れずに歩かせて満塁。ロハスJr.にはストレートで押していたが、ファウルで逃げられ、痺れを切らして変化球で行ったところ、足元へ当ててしまった。アウトを取れずに逆転をされ、中野に犠牲フライを許してさらに追加点を奪われたところで交代。

エスコバーで逆転されてしまっては、どうしようもない。いつも抑えられるわけではないので、この日は良くなかったと割り切るほかないのだが、連夜の勝ちパターンの炎上は非常に気になるところ。エキシビションマッチを見る限り、三嶋はちょっと不安があると思っていたが、そこに至る前に二人がこの内容では心許ない。だが、代わりがいるポジションでもないので、やってもらうしかない。

打線は桑原の二塁打から佐野のタイムリーで同点とし、オースティンに一発が飛び出したが、終わってみれば4安打。5番以降がノーヒットと、繋がりを欠いた。6勝目を挙げた伊藤将は、DeNA戦3勝目ということで、完全にお得意様となっている。ピッチャーはボールが速いだけが魅力ではないと教えてくれるような、コントロールと配球の妙で翻弄された。

青柳、伊藤将と簡単に打てる相手ではないが、もう少し工夫が欲しい。打てない時は淡々と見えるものだが、執念が感じられなかったのは残念だ。藤浪はタイプが全く異なるが、ボールに手を出して助けないように、しっかりと見極めて欲しい。

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キジ

うまく行かない。開幕直後のように、思い通りに試合を運べない。先発は3試合とも最低限以上の仕事はして、試合を作っている。今年の課題であった部分は、この3試合に関しては悪くなかった。5月以降は5割という成績を支える打線が、なかなか得点を奪えない。相手の投手も良い投球をしているのだが、噛み合わない。

最低限以上の仕事をした先発も、責めることはできないが、あと一歩足りないところがある。そこが最下位にいる要因でもあるのだろう。打率が高い選手が並んでいても、今一つ得点が取れず、長打頼み。先発の陣容も悪くなさそうに見えるが、肝心のところでの勝負強さがない。勝ちパターンも綻びが見える。

ラミレス監督時代から5割がやっとというチーム。4月に外国人選手の不在で背負った借金17を返すことはままならず、そこから5割がやっと。勝ち越して行くには、やはり各自が少しずつレベルアップしていくしかないが、この延長線上に栄光があるのか。数年このスタイルでチームを構成して来たが、限界が見えているような気がする。思い切った構成変更を考える時が来ているのではないか。

今年すぐにというわけには行かないだろうから、それを睨みつつ、シーズンの終盤には思い切った起用も見てみたいと思う。この日は左腕の伊藤将だったが、ショートは森を起用した。結果は出なかったが、左腕相手に対して本人も感じるところがあったはず。他の選手の状態も良いわけではないので、しばらく見てみたい。

6月末から7月に、甲子園で5勝1敗と好成績だった阪神戦だが、ハマスタではないがホームゲームで連敗。中盤までは競りながら終わってみれば点差がついているという、首位と最下位のゲーム運びの優劣がそのまま出たような2試合だった。後半戦の開幕も勝てずに始まるのか。交流戦は初戦で勝てたが、いちいち開幕連敗記録を作って行く必要はない。ファームで素晴らしい投球を見せた坂本に期待したい。

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