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三嶋、山崎で7失点 オースティン逆転満塁弾も無に帰す

09/26 横浜DeNA8-10広島東洋(ハマスタ)

一発欲しいところで見事に期待に応えたオースティン。逆転勝ちが見えただけにショックの大きい敗戦だった。森下から牧が19号2ランで先制も、今永が4回から3イニング連続失点。楠本の押し出しで追い付き、7回から三嶋が登板したが、林にソロを打たれてランナーを二人残して降板。砂田が西川に2点打を浴び、万事休すかと思われた。しかし、その裏2安打とエラーでノーアウト満塁。ここでオースティンが満塁弾で逆転。2点差で9回に山崎が登板も、1アウトから自らのエラーと四球に4安打を集められて4失点。あまりにも痛い逆転負けで6連敗。

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ポジ

牧がマルチヒットで116安打とし、球団新人記録まであと1本に迫った。2回、四球のオースティンを置いて、3球目のカーブを捉え、レフトスタンドへの先制2ラン。ストレートを空振りした後、森下のキレのある低めのカーブを一撃で仕留めたバッティングは素晴らしい。4回は1アウト1、2塁のチャンスでしぶとく三遊間へ転がし、小園が追い付くも内野安打。

打点はこれで62となり、佐藤輝を抜いて宮崎、マルテと並んだ。中日の4番ビシエドとも2点差で、持ち直して来た得点圏打率.294が示すようにチャンスでの強さを見せている。防御率0点台で26Sとなった栗林らとの新人王争いは最後まで続く。すっかり秋めいて来たペナントレースでも、牧のルーキーイヤーの活躍は終わらない。

オースティンが3点差の7回に、大逆転となるグランドスラムを放った。三嶋、砂田で3点を奪われ、敗色濃厚なムードが漂う中、塹江に対して桑原がヒットを放ち、雰囲気を変えた。柴田が続き、佐野のセカンドゴロは、菊池涼から小園への送球が少し逸れ、落球。リクエストの結果がセーフとなった。

ノーアウト満塁で得点できないというシーンが今季何度もあったが、2-1から真ん中付近に入ったストレートを確実に捉え、左中間スタンドへ放り込んだ。逆転満塁弾と言えば、昨年のハマスタ広島戦でも佐野がサヨナラの一打として放っているが、普通これが出れば勝てるだろうに、9回裏に打てばよかったのだろうか。現地はもちろん、テレビなどで観戦していたファンも興奮したシーンだった。ここで欲しいという場面で打ってくれるオースティンは流石だった。3安打で.319まで上げて鈴木誠を上回った。桑原や近本なども含め、まだまだ20試合あまり争いは続いて行きそうだ。

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ヤジ

3-3で終盤に入り、勝ちパターンを投入したが、三嶋が1イニングを投げ切ることもできずに交代。砂田もこの日は火消しとは行かず、3点を奪われた。先頭の林に、2球目のストレートを完璧に捉えられた。コーナーには行っていないが、それほど甘い球でもない151キロをここまで打たれるということは、ボールが走っていないのだろうか。

石原は高めのストレートを振らせて三振だったが、代打の長野には初球ど真ん中のストレート。サード真正面で助かったが、上本にはスライダーをライト前に運ばれた。これはオースティンが目測を誤っていた。照明が目に入ったのかも知れないが、捕れる範囲の打球ではあった。不運はあったが、小園にもストレートをライト前に運ばれた。上本が足を取られて転倒しそうになった為、サードへ送球してクロスプレーになったが、その間に小園もセカンドに到達し、2、3塁。これもやや不運だったが、ここで砂田に交代した。

砂田は西川に対して、3球目のスクリューが少し浮いたところをセンター前へ弾き返され、2者が生還した。ここまで再三、こういったピンチで後続を断って来た砂田を責めることはできない。だが、この二人を投入しての3失点は痛かった。致命傷にも思われたが、オースティンが一発で取り返してくれた。

さらに8回に佐野のタイムリーで1点を追加し、クローザーにとっては適度な点差である2点差での登板となった。先週、配置転換となり、ハマスタでのセーブシチュエーションは今季初。ベイプラで読み上げてもらったが、ハマスタでセーブを挙げれば2020年6月24日中日戦以来だった。

會澤に2球スライダーで入り、センター正面のフライに打ち取った。先頭を取れたので大丈夫かなと思ってしまった。続く代打の松山に対して、3-1とボールが先行。ツーシームが浮いたところをライト前に運ばれた。18日のマツダでの対戦ではストレートを連投して打ち取ったが、一転して変化球中心に投げたが、スライダーも決まらなかった。

小園には追い込んでから低めにツーシームが決まったが、当たり損ねのゴロが一塁線に転がった。山崎がダッシュして捕り、一塁へジャンピングスローとなったが、これがワンバウンドで牧が捕球できず。送球エラーとなって1アウト1、2塁。フィールディングはそれほど上手い方ではなく、送球ミスがある。かつて近本に逆転3ランを打たれた時も、バントで送球エラーをした後だった。徐々に雲行きが怪しくなる。

西川にはツーシームをセンター前に弾き返され満塁。鈴木誠にもツーシームを続けて2球目をセンター前へ同点の2点タイムリー。ショックが大きかったのか、調子の良くない坂倉にストライクが入らず、歩かせて再び満塁。クローザーとして、逆転はさせないというメンタルの強さが欲しかった。菊池涼にも2球目のツーシームをレフト前に弾き返され、逆転となる2点タイムリー。ここで櫻井と交代した。

打たれたボールは全てツーシーム。きっちり決まったのは小園の時くらいで、あとは甘く入って痛打されている。ピンチになり始めるとどうしてもストレートとツーシームだけになり、ツーシームでストライクを取りに行ってしまう。これは昨年不振に陥ったパターンと同じ。そこからボール自体はそれほど変わらず、スライダーやカットボールを取り入れることでバリエーションを増やして今季の成績があるはず。

この日はスライダーが決まらずに苦しんだのかも知れないが、ストライクを取りに行くツーシームは、ただの半速球の打ちやすい球であることを認識すべきだ。かと言ってストレートだけで抑えられるものではないが、ファウルでカウントを稼ぎ、ボールゾーンにツーシームを投げることで初めて効果がある。分かっているはずだが、ピンチになると見失ってしまうのか。言う程簡単なことではないと思うが、それくらいやってもらわなければならない投手だし、できる投手のはず。

三浦監督はコロコロ変えるポジションではないと、再びの配置転換には否定的なコメントを残した。エスコバーのクローザーはありえない。セーブシチュエーションに限定して投げさせるような投手ではない。展開や日によって9回に投げさせることはあっても、クローザー固定にすると彼の長所が生きない。とすれば、現状では三嶋と山崎で何とか務めてもらうしかない。

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キジ

あまり思い出したくもない試合。二転、三転する試合の中で、8回に追加点を奪って2点差に広げることができたので、さすがに勝てるかなという気持ちになっただけに、9回の4失点はショックが大きい。この日、中日は0-16で負けているが、ある意味それくらいの大差で負けるよりもダメージが大きい。もちろん、そんな試合をハマスタでやっては絶対にいけないが、大敗の方が割り切りはできるという意味で。

10連戦が雨天中止で9連戦となったが、3連勝スタートも6連敗で終わった。特にハマスタでの8連戦は投打が噛み合って完勝という連勝でスタートしただけに、一気にハマスタでの勝敗を5割に持って行く期待があったが、6連敗とはさすがに想定していなかった。ヤクルト戦では2戦目、広島戦ではこの日の試合を取れないから大型連敗になる。

前日までは2点以下しか得点できずに5連敗だったが、オースティンのグランドスラムなどで8点を奪った。しかし、今度は勝ちパターンの三嶋、山崎で7失点して逆転負けを喫するとは、うまく行かない。悪い時期でも何とか勝ちを拾って大きく負けないことがチームとして必要だが、それを食い止めるベンチワークもおぼつかない。尤もこの日の試合は、クローザーを出しているのでベンチとしてはどうしようもない敗戦ではあるが。

今週、東がハマスタでの練習に参加した。まだ1軍での先発登板は明言されていない。坂本が外れた火曜日の先発が予想されるが、伊勢が広島3連戦全てでベンチを外れている。これがオープナー的な起用、あるいは先発適性テストのような登板を想定したもので、東は先発しないのか。月曜には予告先発が出るので注目したい。

4月の10連敗以来で、開幕6連敗も含めて今季3度目の6連敗。ハマスタでの2カード連続3タテで、最後がこの逆転劇なので雰囲気としては非常に良くない。そうした中、8連勝中で12試合負けていないというヤクルトと折り返しの対戦。東の初登板となれば、多くを期待するのは酷とは言え、雰囲気は変わる。来季に向けて、東の復帰が光明となるか。

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