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二度の満塁いずれも併殺打 今永7回無失点も援護できず

09/05 中日2-0横浜DeNA(バンテリン)

8月3日に亡くなった木下雄介氏の追悼試合。今永は、駒沢大で木下氏が同級生だった。同じく駒沢大で一緒にプレーした戸柱と久々に組むバッテリー。初回、先頭を歩かせたが併殺で切り抜け、その後はキレのあるボールでゼロを並べた。味方打線の援護がない中、7回まで無失点で我慢の投球。打線は3回、7回に1アウト満塁のチャンスを得たが、いずれも併殺で潰した。8回にエスコバーが2失点し、そのまま完封負けを喫した。

ポジ

中日が、木下雄介氏の追悼試合を開催したが、今永も大学の同級生として彼なりの追悼試合に臨んだ。高校から同じ駒沢大に入り、木下氏はケガもあって1年で中退することとなったが、チームメイトとして時を過ごしていた。この3連戦で1軍に上がり、今永と木下氏より3学年上の戸柱が先発マスクを被った。

先頭の京田に対して少し気負い過ぎたのか歩かせてしまったが、堂上を併殺に取って平常を取り戻した。3、4回はランナーを得点圏に背負ったが、粘り強く投げて切り抜けた。5回には先頭のA.マルティネスのライナーに、オースティンがダイビングキャッチ。スーパープレーでさらに闘志が高まった。

後半戦の3試合、後半に捕まることが多かったが、6回を三者凡退に抑えた。キャッチャーが伊藤光に代わった7回は、1アウト満塁のチャンスを逃した直後に先頭の大島にヒットを打たれ、悪い流れになりそうなところではあったが、ビシエドをチェンジアップで引っ掛けさせ、福田にも緩急を使って、当てただけのセカンドゴロで併殺打。

戸柱も5月4日以来、4か月ぶりのスタメン出場となり、今永と今季初のバッテリーを組んで引っ張った。バットでは、7回完全に詰まった当たりではあったが、ライト前にポテンヒット。得点には繋がらなかったが、チャンスを演出した。戸柱が駒大4年の時、1年として入って来たのが、木下雄介さん。そして、寮で同部屋だったそうだ。この為に昇格したということはないはずだが、こうした試合で久しぶりのスタメンとなったことに縁を感じていただろう。

今永も勝利に繋がらなかったものの、7回という壁を越えて、今季ベストピッチと言ってもいい内容。4試合苦しんでいるが、必ず勝利という結果に結び付いて来るものだと思う。

ヤジ

この3連戦の初戦に続いて零封負けだったが、内容は全然異なる。ピンチを迎えてギアを上げて抑え込んだ大野雄とは異なり、ロドリゲスにしても、祖父江にしてもかなり追い込んだ状態だったにも関わらず、決め切れなかった。

3回は先頭の桑原がヒットで出塁。森は送りバントの構えもしていたが、ロドリゲスがストライクを取れずに歩かせてしまった。佐野はストレートで空振り三振だったが、オースティンが歩いて満塁。ここで宮崎が打席に入る。初球はストレートをファウル。そこから3球ボールとなり、5球目はスライダーがインサイド高めに抜け気味に入って来たが、これがストライクの判定。

この試合、全体的にストライク、ボールの判定がどうかなと思うことが多かったが、この1球が大きく影響した。6球目のスライダーをやや強引に打ちに行ってショートゴロ。強い当たりで併殺が完成した。前のボールをストライクと言われてはこれも打ちに行かざるを得ないだろう。ロドリゲスはこれで少し立ち直り、結局4、5回は四球でランナーを出したものの打つことはできなかった。

7回は3番手の祖父江から、戸柱がライトへポテンヒット。代走の神里が起用され、今永がリズム良く初球でバントを決めた。桑原が追い込まれながらライト前へ弾き返し、前進守備で神里は三塁止まり。1アウト1、3塁で森に代わって楠本を起用。

ここ最近、代打でヒットを連発している楠本に期待が高まったが、5球目のスライダーが足に当たり、満塁となった。前日に決勝2ランを放った佐野に期待が集まったが、インサイドに4球投じられた後、最後の7球目のアウトサイドのストレート押され、ショートゴロ併殺打。

打球速度が速く、足が遅い選手が揃うので、ある意味併殺打は宿命であり、それにしてもここまで100試合超で併殺打は宮崎が12、佐野は11とそこまで多いわけではないが、2度の1アウト満塁でいずれも併殺打で1点も取れないというのは厳しい。

8回も先頭のオースティンがヒットで出塁したが、宮崎はそのまま打つしかなく、サードゴロでフォースアウト。ソトが歩いて得点圏のチャンスを得たが、柴田のファウルフライを福田が好捕、牧も倒れてここもチャンスを逃した。

防御率12球団トップの中日がさすがという見方もあるが、チャンスでソツなく点を取るしたたかさ、大人の野球がいつまで経ってもできない。何度となく書いて来ているが、これでは打てる時はどんどん行けるが、接戦で1点に泣き、どう頑張っても5割程度しか勝てない。もちろん相手も1点もやらないように投げているから簡単ではないが、もっとしたたかさが欲しい。

11残塁は監督の責任と言っているが、具体的な対策が取れなければ、来季も変わらないだろう。このあたりは、専門のバッティングコーチ、それぞれの選手に変革が求められる。

キジ

試合前に木下雄介氏の追悼セレモニーが行われた。亡くなったことが伝えられた時、27歳と若い現役投手の突然の死に大きなショックを受けた。2人の小さな子供たちが始球式で投げる姿に、この子たちが成長して行く姿を見届けることもできず、お別れになることさえ分からぬまま、あまりにも急に逝ってしまったことを思い、胸が苦しくなった。

中日の選手たちは、全員が背番号98を背負ってプレーした。DeNAは、山崎の発案でキャップにマジックで98を記して試合に臨んだ。オースティンやソトもキャップの表側に番号を書いてあったし、他の選手もツバの裏側などに書いて気持ちを表した。

追悼試合で負けられないというプレッシャーが中日にあったと思うが、ピンチのここ一番で踏ん張れたのは負けられないという気持ちが強く出たと思う。今永も彼なりの追悼試合で、静かな闘志を燃やして無失点の投球を続けた。そうした気持ちのぶつかり合いの中で、DeNAが再三のチャンスを生かせず、中日の気持ちが勝ったように感じる。

バンテリンドームの今季の最終戦となったが、5勝6敗1分の負け越しとなった。中日戦は残り7試合がハマスタとなるので、7勝9敗2分という対戦成績を五分以上に持って行きたい。その為にも12球団トップの防御率を誇る中日の投手陣を打つことが求められる。この3連戦で2度零封されたことを受け止めて、次回の対戦まで対策を講じる必要がある。

今週は3勝3敗の5割。5割では借金は減って行かないが、残り試合数が多いハマスタでの勝ち越しはプラス要素。ここまでは負けが先行しているが、残り試合でマイナスを減らして行きたいところ。来週は、YOKOHAMA STAR NIGHT 2021となる。過去のスターナイトでの読売戦は6戦全敗。阪神戦で2敗1分となり、再び2位に後退した読売に対して、どの程度戦うことができるか。打線がやや低調なところは気になるが、追悼試合から気持ちを切り替え、横浜のお祭りを盛り上げてもらいたい。

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