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京山が18イニングで自責0も 大野雄を攻略できず零封負け

09/03 中日1-0横浜DeNA(バンテリン)

後半戦2勝を挙げている京山が先発。初回に宮崎のエラーから招いたピンチで、福留のレフトへのポテンヒットで先制点を許したが、その後は150キロのストレートにスプリットなどを織り交ぜ、中日打線を封じた。6回を4安打、6三振を奪って1失点、自責点はゼロという好投だった。打線は大野雄から6安打でチャンスは作るものの一本が出ず、又吉、R.マルティネスのリレーに完封負け。

ポジ

試合には敗れた。相手がバンテリンドームの大野雄ということで苦戦は予想されていたこと。現状の打線で1点も取れないということは割り切るしかない。その中で、0-1で敗れたことに価値を見出したい。何と言っても京山の3試合連続の好投が、これ以上ないポジ要素だ。

後半戦自身初登板が20日の読売戦で、5回1失点(自責0)、27日は7回無失点、そしてこの日は6回1失点(自責0)。これで18イニング連続で自責0に抑えている。エラーが得点に結び付いてしまっていることは課題だが、ホームランを浴びることもなく投げられている。

この日は、先頭の京田の強いゴロに宮崎がバウンドを合わせ切れずに弾き、ボールが手に付かなかった。この後2アウト1、2塁となって福留。2-2からのカットボールで詰まらせたが、ショートの後方、レフトの佐野が懸命に前進するも僅かに届かず。正直、ある程度の守備力のある外野手なら追い付けた当たりだが、これは仕方ないところ。強いて言うならコースが若干甘かった分、詰まらせ切れなかった。

佐野も何とか後ろには逸らさず、1点で済んだことは良かった。後続を断って最少失点で大野雄と投げ合った。コース的には甘いボールがいくつもあったが、ストレートの力で抑え込んだ。ストレートを生かした配球で、変化球のコンビネーションも良かった。このあたり、同じ歳の山本とのバッテリーが前回に続いて良かった。

敗戦投手になるような内容ではなかったが、相手が悪かった。開幕前に期待していた京山の姿がやっと見られた。一度や二度の好投はこれまでもあったが、3戦続けてきっちりとした投球ができたこと、これが一番評価できる。

エキシビションマッチやファームの起用から、後半戦のローテーション6枚は阪口が有力と見られていた。だが、函館で122球を投げてから、現在もファームを含めて実戦登板がない。5月に肘の違和感で離脱していた投手に対し、練習試合とは言えプロ最多の投球数を投げさせた判断がどうだったのか。実際どうなのか一般のファンには分からないところではあるが、もし阪口のアクシデントによって京山が先発のチャンスを掴んでいたのだとしたら、大きなターニングポイントになっている。

もちろん今季も残り試合で好投を続け勝ち進んでいくことは重要だが、京山にとっては来季以降の飛躍を目指して欲しい。その為に、残り試合で何を自分に課して、成長を遂げて行くのか。大卒ルーキーと同じ歳である彼にとっては、昨年までに8勝しているものの今年がルーキーイヤーと考えても良い。来季、ローテーションをフルシーズン守る投手へいかに成長するか。その足掛かりとなるシーズンにしてもらいたい。

来週は金曜にゲームがなく5試合。濵口が抜けた火曜から順番に中5日で詰めるのか、誰かを昇格させてローテーションを組み替えるのか。次回ハマスタになるのか神宮になるのか分からないが、次も好投を見せて、勝利を掴んでもらいたい。

楠本が、大野雄に対して代打で起用された。左対左になるが、期待に応えてチャンスを広げるヒットを放った。後半戦は代打の切り札として起用されているが、10打数5安打の.500と結果を残している。代打の為、右投手との対戦が圧倒的に多いが、左投手も5打数3安打と全く苦にしていない。

公式サイトのBBBでは、楠本の代打としての打席に懸ける思いが書かれているので、まだ読まれていない方はぜひどうぞ。代打として貴重な存在になっているが、ライバルは強力ではあるもののチャンスがあればスタメンも窺いたいところ。それまで結果を出し続けて欲しい。

「悔いのない1打席を――楠本泰史の清々しい覚悟」| 横浜DeNAベイスターズ

ヤジ

大野雄から2、3、7回に、1イニング複数安打をマークしたが、あと一本が出ずに攻略できなかった。牧を2番に入れ、7番に大和、8番山本のオーダーを組んだ。2回はオースティン、ソトの外国人2人でチャンスメイクをし、1アウト2、3塁としたが、大和がストレートを打ちに行って、完全に詰まらされたショートフライ。インサイドの150キロストレートで、これをファウルで逃げられれば良かったが、外野まで打ち返すのも至難の業。ここはギアを上げた大野雄が見事だった。

2アウト2、3塁となって8番の山本だったが、当然勝負されて、狙い通り打ち取られた。粘って歩かされるくらいになればベストだが、現状の山本の打力では仕方ないか。守備面は良さが出ているので、バッティングの精度を上げて行きたい。

3回も京山が倒れた後、桑原、牧の連打でチャンスを作り、3番佐野という絶好機。だが、ここもインハイのストレートで完全に詰まらされて内野フライ。オースティンも今度はストレートに押された。勝てる投手と言うほど勝っていない(5勝8敗)が、こういう勝負どころでギアを上げて、中軸に対してミスなく投げられるところは、やはり素晴らしい。

7回は先頭の宮崎がヒットも、期待されたソトが併殺打。ホームランもある一方で、これもありうること。ソトは今季8度目の併殺打だが、もっとあったような気がするほどだ。大和のところから代打攻勢に出る。神里が四球を選んで出塁し、山本に代打楠本を起用した。

楠本で勝負しているので、動きづらいのか分からないが、こういう場面で走れないのなら、神里の価値が減ってしまう。結果論だが、楠本は大野雄からヒットを放った。言う程簡単なことではないし、成功率も低いのだろうが、神里が盗塁で二塁に置いたうえで楠本の一打に懸けて良かったのではないか。

失敗した場合、そのまま守備に入れないので楠本が無駄遣いになってしまうが、楠本が繋いだとして現状バッティングの調子が悪い伊藤光が、次の守備も視野に入れつつチャンスで出て来るようでは望みも薄い。このあたり、攻撃の采配が今一つという印象だった。

キジ

初回にヒット1本、きっちりと捉えられた当たりは1本もなく先制を許し、大野雄を攻略できず。リードを奪われて8回を迎えてしまうと厳しい。又吉、R.マルティネスともに隙がなかった。スミ1での0-1負け。57試合ぶりに零封負けということなので、ここまでリーグトップの打率で得点を重ねて来た打線が封じられたのだから、仕方ないと切り替えて行きたい。

ただ、大野雄が終わっても、翌日は柳との対戦が待っている。こちらも厳しい戦いが予想される。ロメロもここ最近、好投を続けながらも援護がなく、まだ来日初勝利が挙げられていない。少ないチャンスで集中力をもって打席に入ってもらいたい。

ロメロは、7月に好投したバンテリンドームで、再び好投を演じ、念願の来日初勝利を手にしたい。追いかける展開になると苦しいので、序盤は何とかゼロで立ち上がってもらいたいが、どうだろうか。打線では明大の同期との対戦になる佐野が、活路を切り開いてくれることを期待したい。

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