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ロメロ、球速UP!いよいよ本領発揮か 若手のアピール続く

07/28 エキシビションマッチ 福岡ソフトバンク5x-4横浜DeNA(PayPay)

ロメロが6回2失点。5安打4四死球と塁上を賑わせたが、守りや相手の走塁にも助けられてリチャードの2ランのみで凌いだ。後半戦のローテーション入りに期待が高まる。この日は4番に入った伊藤裕が同点のタイムリーヒット。牧がソロ、楠本が勝ち越しの2点タイムリー、関根もマルチヒットでアピール。一方、リリーフした若手投手はいずれも失点と結果を残せなかった。

ポジ

6月のファームの試合でもコントロールを乱したり、打ち込まれたりすることが目立っていたロメロ。当ブログでもこの中断期間でキャンプのような過ごし方をして、状態を上げて後半戦のローテーション入りを目指して欲しいと書いていた。しかし、7月11日のバンテリンドームで先発。ここで過去最高と言っても良い投球内容を見せていた。

この日も立ち上がりからピンチを招いた。1アウト2、3塁とされたが、リチャードに対して150キロ台の動くボールで追い込み、キレのあるスライダーで空振り三振。中谷は153キロで詰まらせ、シフトが奏功して正面のセカンドライナー。

3回にはストレート系が155キロをマークし、かなり球威も上がって来た様子。しかし、2アウトからボールが甘く入り、真砂の二塁打に続いてリチャードに高めのスライダーをセンターオーバーの2ランにされた。

その後は、2度の盗塁失敗やライナー併殺など、塁上を賑わせながらも無失点で切り抜けた。パワーピッチャーのような持ち球の割には、のらりくらりと抑える独特なスタイル。6回の投球もスタミナ的に問題なさそうに見えたし、来日して3ヶ月が過ぎ、やっと体調面も整ってきたかなという感じだ。

ロメロは昨年もアメリカ入国ビザが取得できないなどの事情でプレーできていない。その上、初めてのNPBで来日が遅れてキャンプにも参加できず、コンディションを整えることは難しかった。ちょうど5月のゴールデンウィークで立て続けに先発投手が故障で離脱し、ピープルズとともに見切り発車的に1軍に昇格した。最初の登板はまずまずのスタートだったが、やはり本来の彼のボールは投げられていなかった。

夏場に入って来て、日本の環境への慣れやフィジカル面も仕上がって来て、いよいよ本領発揮という期待が高まる。26歳と若く、早くも「ヨコハマイッシン!」と球団Twitterの動画で日本語を披露するなど溶け込んている様子。来年も契約と言う形になるように、後半戦の活躍を期待したい。

この日も出場機会を狙う若手打者の活躍が目立った。まずは引き続きレギュラーを死守したい牧。スチュワートの155キロ近いボールをファウルした後、高めに入って来たカーブに反応し、左中間のスタンドまで届く大きなアーチを描いた。9回にもヒットを放ってマルチ。

ルーキーの彼にとっては、80試合を超えて体力的に厳しくなってくるところで、少し休息の時間が持てることは大きい。新人王は険しい道だが、後半戦に再び開幕直後のような目覚ましい活躍でチームを牽引すれば、まだまだ可能性は残る。良い調整期間にして欲しい。

前日にタイムリーを放った伊藤裕は、4番サードでスタメン。2打席目で同点となるタイムリーを放ち、役割を果たした。155キロのストレートに対し、強引に行かず巧く合わせるような形で逆方向へ運んだ。他の打席では結果は出ていないが、しっかりと振れている。振れることが彼の魅力でもあるので、若いカウントでは思い切って振り、追い込まれたらこのタイムリーのようなバッティングで確実性を上げて行ければ、出場のチャンスも巡って来る。仙台にも帯同できるか分からないが、チャンスを掴みとりたい。

さらに、楠本はこの日もスタメン出場し、4回に一時は勝ち越しとなる2点タイムリーを放った。2回の打席でも牧に続いてあわやホームランという打球をレフトフェンスギリギリのところまで飛ばした。153キロのストレートを巧く逆方向へ運ぶ、技術面でも成長が見られるバッティングだった。

桑原がこの日は出場せず、代わってセンターに入った関根もマルチヒットで存在をアピール。2番で繋ぎの役割を果たした。凡退した2打席がいずれも三振だったので、もう少ししつこさが出れば完璧だろう。

前日にホームランを放った細川はベンチスタート。佐野に代わって守備から入り、2打席とも四球を選んだ。彼の大きな課題として選球眼があり、昨年ファームでは大きく改善して、出塁率がトップだった。しかし、オープン戦から1軍クラスの投手に対しては、なかなか打てるボールを呼び込むような打席での選球ができず、難しいボールに手を出しての凡退が目立った。

そういう意味で、ヒットではないが四球を選べたというのは価値がある打席と評価して良い。そして、この試合は両チームで5つの盗塁死があったが、8回に唯一の盗塁成功。カーブがワンバウンドになって送球できなかった。サインかも知れないが、走るタイミングも良いし、スタートが良かったから捕手にも焦りが生まれたのだろう。バッティングはもちろん、走塁面もアピールして行きたい。

ヤジ

ロメロの後を受けた3人の若手投手が今一つの内容だった。石田が先発に再転向し、リリーフとしてひとつ上の役割も期待される櫻井。四球で出したランナーを今宮のタイムリーで還され、柳町に粘られて2つ目の四球。1イニングを投げ切れなかった。ボールの力は感じさせたので、細かいコントロールを調整して欲しい。

伊勢は、7回2アウトから櫻井をリリーフし、1人歩かせたものの満塁のピンチを断った。イニングを跨いで8回も続投したが、先頭をヒットで出した後、三振ゲッツーを取ったものの、谷川原に低めのストレートを完璧に捉えられた。そこまで甘いとは思わないが、やや球威に欠けるボールだったか。コントロールに不安があって腕を振り切れていないのかなという印象。

そして、6月後半からリリーフとしてブルペンに入っている中川が、同点の9回裏に登板。こちらも、コントロールが荒れて入らないというわけではないが、コースを狙ったボールが微妙に外れた。当たり損ねのショート内野安打の後、3四球でサヨナラ負けとなったのは残念。際どいところを突くことも大事だが、勝負して打たれる方がまだ救いがあった。一打サヨナラ負けという場面の経験は少ない投手だろうから、いかに力が入る場面で、自分本来のボールが投げられるか。今後の糧としてもらえればと思う。

キジ

福岡での2試合は連敗となった。勝敗は全く関係ない練習試合だが、収穫は非常に多かったと思う。細川、伊藤裕、楠本ら1軍定着を狙う若手が、実戦の中で結果を残したことは今後の競争にも良い影響を与えるだろう。ロメロがオールスター前最後の登板に続いて、まずまずの投球を見せ、後半戦への期待が高まった。

一方で、1軍帯同はほぼ初という益子は出場チャンスを得たが、後半のリリーフ投手を引っ張り切れず、逆転でサヨナラ負けを許した。彼だけの責任ではないが、反省材料もあるはず。貴重な経験をしたと思うので、今後の成長に役立てて欲しい。知野も出場機会が限られており、難しい立場にあるのだが、結果が出なかった。久しぶりに1軍帯同となった戸柱も2三振という結果に終わった。

ファームはこの日、田部が5打数5安打で4本のタイムリーを放つ派手な活躍。森のライバルで高め合う存在として、期待がかかる若手だが、すぐに1軍帯同となるかどうかは難しいが、ファームのモチベーションアップという意味でも、活躍した選手をすぐに1軍で使ってみる良い機会のようにも思う。

柴田、倉本、中井、蝦名が復帰、乙坂も前の試合から出場しており、ようやくファームの野手不足も解消した。ファームで出場機会を得た高城、山下、宮本がいずれも結果を残しており、次の仙台遠征もどのようなメンバーで臨むのか注目したい。ファームの試合を使いながら、高いレベルでの競争で、再び開幕1軍を争うような中断期間にできれば、後半戦に期待が持てる。

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