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笠井が6失点炎上、2桁失点 終盤に相手ミスで反撃

07/29 イースタン 埼玉西武10-6横浜DeNA(メットライフ)

先発の阪口は、初回に木村の2ランで先制点を奪われたが、4回に三者連続三振を奪うなど、4回1/3を80球3失点。3番手の笠井が3安打に3四球と制球難を露呈。代わった武藤も打ち込まれ、6回に一挙7点を奪われた。打線は8回まで宮本のタイムリーの1点だったが、9回2アウトからセンターフライを転倒して捕れずに三塁打となると、山下の2ランなどで5点を返した。

ポジ

阪口が4回1/3を5安打3失点。ちょうど80球を投げたところ、5回1アウト1塁という場面で交代。直前の投球にも問題なく、西川にヒットを許したところですぐに仁志監督がマウンドに行ったので、予定通りの交代だろう。

初回は鈴木にボールが先行し、カットボールが甘くなったところをレフト線へ二塁打。続く木村にはフルカウントからストレートを投じたが、アウトサイド高めを力でライトスタンドまで運ばれた。甘かったが、ここは実績もある木村が上だったか。

2、3回もランナーを出したが、緩急に落ちるボールを使って後続を断った。4回には三者連続三振。山村はフルカウントからスライダーを見逃し、渡部は2-2からスプリットを空振り、齊藤誠には3ボールからストレートでフルカウントに持ち込み、最後はスライダーを見逃しで三振を奪った。完璧な投球とまでは行かないが、変化球を上手く操れていたと思う。

2番手で登板した勝又が3連続四球で押し出し。阪口の残したランナーが還って3失点となったが、結果以上に内容はまずまずだった。長打のある打者にいかに甘いボールを避けられるか。1軍での登板も一発攻勢に沈んだので、そこを課題として取り組んで欲しい。

8回に宮本が、増田からバットを折りながらセンター前にタイムリーヒット。低めのスライダーをバットの先で拾った。ファームで調整となっているが、タイトルも獲得したクローザーにファーム初失点をつけた。バットでアピールして行きたい。

9回、小深田のヒットと高城の四球で2アウト1、2塁として、蝦名の打球は快音を残したが、ライナーがセンターの守備範囲と思われた。センターのジョセフが一旦下がって前に出ようとしたところ、滑って転倒。打球はセンターの前に落ち、フェンスまで到達した。ゲームセットのはずが2点タイムリー三塁打となった。

続く柴田もセカンドオーバーのタイムリー。そして山下が3-1からの低めのストレートを完璧に捉え、ライトスタンドの上段への2ラン。出井には気の毒なマウンドになったが、相手のミスに乗じてしっかりと自分のバッティングができたところは、さすがに1軍クラスと言ったところか。

ヤジ

6回から登板した笠井が、ビッグイニングを許した。先頭の渡部のピッチャーゴロを捕り切れず、弾いて内野安打にしてしまった。強めの当たりではあるが、先頭打者のこの打球を処理できるかどうかは大きな違い。

バントで送られて得点圏に走者を背負うと、徐々に力みが強くなり、ボールをコントロールできなくなる。ストレートをひっかけて暴投で3塁へ進めてしまい、打者の川野も歩かせた。西川にレフト前へ運ばれて失点すると、この日2安打1四球の鈴木にはストライクが入らず四球。仲三河は追い込んだが決め球が決まらず結局、押し出し。

ブランドンは内野フライで2アウトとするが、高木に真ん中のストレートをライト前に弾き返され3点目。満塁の走者を残した状況で武藤に交代した。その武藤も追い込んでからのフォークが低めに決まらず、2点タイムリー二塁打、さらに渡部にも2点タイムリーを打たれ、笠井6失点、武藤1失点で7点のビッグイニングとなった。

春季キャンプでは力のあるストレートを武器に途中から1軍に昇格した笠井。開幕1軍を手にしながら、開幕2戦目に1イニングで6失点を喫し、ファームで再調整となった。その後はファームでも今一つの登板が続いている。

150キロのストレートがあっても、打者がそれほど球威を感じていない。フォークやスライダーもストレートをケアしながら対応できるレベルなので、よほど良いコースに投げないと打ち取るのが難しい。一方で、力みからコントロールを乱してボールが先行するので、余計に苦しくなる。今の状態だと打者の打ち損じ待ちという感じになってしまう。

育成入団で5年目。8月に27歳になる右腕も、この内容が続けば首元が寒くなって来る。同じようなタイプの中川の方が年齢的にも若く、投げっぷりはいい。残りのシーズンで結果を出して1軍に上がるようでないと厳しい。急に持ち球を増やしたり、フォームは変えたりできないが、いかに1ボール2ストライクのカウントを作るか、ファウルを打たせることも考えて組み立てるしかない。キャッチャーに任せるのではなく、自分でどういう風に打ち取るのか考えてもらいたい。良いボールを投げることに腐心するのではなく、打者を打ち取ることに意識を向けて欲しい。

武藤も厳しいシーズンになっている。一昨年は戦力外から復活のシーズンとなり、1軍のブルペンを支えた。昨年は成績の数字は悪かったが、ブルペンデーの先発でチームに貢献した。しかし、今年はファームでも防御率8.46と苦しい内容。投壊のチームにあっても1軍に呼ばれなかった。ストレートにしてもフォークにしても、全体的にボールのキレがないように映る。シーズンの残りも少なくなって来るので、コンディションを整えて本来のボールを投げられる状況に持って行きたい。

デラロサが7回の打席で際どいコースをストライクと判定され、見逃し三振。ベンチに帰るところで退場を宣告された。ちょうどカメラに映っていない部分だったが、デラロサはそれほど激昂した様子もなく、退場と言われて自分なのか?と確認するほどだった。暴言で退場ということだったので、何か言ったのだろう。日本語で言うと思えないが、ドミニカ出身のデラロサはスペイン語だろうか。球審の青木もそれが暴言であると分かるようなワードを発したということか。

ファーストを守っていたデラロサが退場となり、試合が後半でスタメンの選手を既に交代していたため、ファーストに嶺井が入った。やっとキャッチャーが他のポジションに入らずに済む陣容となったが、思わぬ形で復活してしまった。これまで守備に就いていた甲斐があったのか、残りのイニングの守備を難なくこなした。

キジ

セ・リーグにはいないアンダースローの與座に封じられ、6回まで3安打。唯一のチャンスだった2回の1アウト1、3塁も高城が併殺打。9回に追いすがったが届かず、イースタン最下位に。ファームではあるが、勝つために個人が何をすべきかということを求める仁志監督だが、なかなかチームの勝利には結びついていない。

「一軍で確実に仕事ができる選手を――仁志敏久ファーム監督インタビュー」 | 横浜DeNAベイスターズ

「ファームの試合で勝つこと」ではなく、あくまで「1軍で仕事ができる選手を育てること」であって、チーム成績とは別。まだ1年目の仁志監督が育てたというには早いが、森が1軍に上がってすぐにチームに貢献できたことは、ひとつの成果と言えるかもしれない。なかなか1軍に定着できない細川、楠本、伊藤裕あたりも変わってくれるとチームの層がぐっと厚くなるのだが。

西武のファームでは、渡部が目に付いた。早川を抽選で外した西武が、周囲を驚かせた渡部の外れ1位指名。どうしても欲しい選手と評価していたからこそ、繰り上げという意味ではなく、確実に指名したという選手。中村、山川に続く巨漢の大砲ということで、西武の伝統になりつつある。

桐蔭横浜大学ということは知っていたが、大池小、上白根中、横浜商大高と個人的にも馴染みのある地域(すぐ隣の区)の出身ということで、さらに親近感。1軍では初ヒットをマークしたが打率.063と苦しんだ。ファームでは既に13本塁打41打点の二冠。この試合でも3安打を放ち、2打点をマーク。それよりも6回の笠井からの内野安打。失礼ながら見た目に反して、意外と足は遅くない。守備も無難で、西武が絶対欲しかったという片鱗を感じた。地元出身の選手として、別リーグながら見守りたい選手。

初戦は雨天中止となり、2戦目からは急遽メットライフドームに変更されての2試合を終えた。ファームは29日からジャイアンツ球場での3連戦となる。福岡遠征を終えた1軍は、楽天生命パークに移動してエキシビションマッチを3連戦。仙台へ帯同するメンバーも発表となった。

◆投手
大貫
三嶋
今永
平田
三上
進藤
田中健
砂田
シャッケルフォード
エスコバー
宮國

◆捕手
戸柱
伊藤光
益子
山本

◆内野手
牧
伊藤裕
森
大和
宮﨑
田部
知野
ソト

◆外野手
桑原
佐野
楠本
細川
関根

3連戦ということもあり、投手は福岡遠征よりも人数が増えている。注目はまず育成の宮國。エキシビションマッチなので、当然育成選手が出場できる。3戦目の8月1日に先発となりそうだ。ファームでも数試合先発しているが、長いイニングは投げておらず、ブルペンデーのようなイメージがあるので、そのような使い方になるのだろうか。注目したい。

そして、6月に育成から支配下登録に復帰した田中健もメンバーに入った。エキシビションマッチではあるが、1軍での登板はトミージョン手術より前の2018年以来。ファームでは登板を重ねているが、どのような投球を見せてくれるか楽しみだ。

福岡ではベンチに入らず、地元での練習のみとなった三嶋は仙台にも帯同。今度はどこかで投げることになるか。エスコバー、シャッケルフォードの外国人リリーフも帯同している。

野手はほとんどが福岡遠征と同じだが、今回はソトも帯同するので出場することになる。そして、28日のイースタンで5打数5安打4打点と爆発した田部が、1軍に呼ばれた。昨日の投稿で「 すぐに1軍帯同となるかどうかは難しいが、ファームのモチベーションアップという意味でも、活躍した選手をすぐに1軍で使ってみる良い機会のようにも思う。」と書いたが、期待通りの帯同となった。これは楽しみだ。結果が出なくとも、良い経験として持ち帰ってもらいたい。

先発投手は、今永、大貫、宮國という順番になりそう。引き続き若手の必死な活躍を見たい。

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