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後半戦白星スタート 楽しいスターナイトに

08/02 横浜DeNA5-2広島東洋(ハマスタ)

読売3連戦の延期により、4日遅れての後半戦スタート。試合をお預けされていたベイスターズファンにとっては、待ちに待った試合そしてスターナイト。快勝で最高の夜になった。今永が初回に菊池涼のソロで先制されたが、2回に自らの二塁打で追いつく。3回は2アウトランナーなしから5連打で一挙に3点を勝ち越し。4回は楠本のソロで追加点を奪った。今永が6回2失点も115球を要した。粘投で5勝目を挙げ、伊勢、エスコバー、山崎で逃げ切った。

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ポジ

ヒーローインタビューは今永、嶺井、大和の3人が上がった。もちろん彼らも勝利へ貢献してくれたが、それ以外の選手もそれぞれ役割を果たし、全員野球で勝った試合だった。

今永は、後半戦の開幕投手、スターナイト初戦というプレッシャーもあったと思うが、6回2失点にまとめた。慎重過ぎるかなと思うところもあったが、逆転してもらった4回も何とか抑え、リードを保って勝ちパターンにリレーできたので、最低限の役割を果たせたと思う。

嶺井は、3回表の守備で、菊池涼の二塁打でホームを狙った森下をタッチアウトにした。その流れで、3回裏に3点目のタイムリー。バッティングではマルチヒットをマーク、今永をリードし、山崎までしっかりと守り切った。

大和は、3回裏に勝ち越しのタイムリー。得点圏での勝負強さはさすがだ。セカンドの菊池涼が僅かに及ばない、強い打球で抜けて行った。残りの2打席では四球を選び、ボールをよく見えていた。

楠本が1番抜擢に応えた。初回、得点には結び付かなったが先頭打者としてヒットでチャンスメイク。4回にはバックスクリーン左へギリギリ飛び込む3号ソロ。8回の打席も僅かにバットの先だったのか、フェンス手前で失速してしまったが、内容は悪くなかった。

蝦名は、初回にバントを決めたが、バッティングでは結果が出なかった。ランエンドヒットで盗塁失敗となり三振ゲッツーだった。3回表は菊池涼の二塁打を素早く牧へ送球。見事な中継プレーに絡んだ。

佐野は、森下が投げづらそうにしていた。2四死球の後、7回に代わった松本から二塁打。しっかりと1本を出して、打率を上げた。そして、最後の野間のピッチャーゴロで、山崎が一杯にプレーで一塁へワンバウンド送球だったが、これを見事にキャッチした。地味だが、非常に難しいところをよく捕ってアウトにしてくれた。これがセーフになってしまうと、かなり厳しい場面になっていた。

牧は、3回2アウトランナーなしから、5連打の口火を切る左中間への二塁打。少しバットの先だったが、うまく引っかかって良いところに落ちた。そして、3回表の中継プレーは、牧の送球が良かった。かなり深いところから、鋭く速い送球を投げた。ショートバウンドになったが、嶺井がうまくカバーしてくれた。

宮崎は3回に、インサイドのカーブで、バットの根元に当たって詰まったが、飛んだコースが良くヒットに。嶺井のヒットでは、セカンドから激走。ホームには還れないと思ったが、しっかりと3点目のホームを踏んだ。

桑原は、森下との対戦成績が良くないということもあり8番に入った。3回の5連打の最後を締めるタイムリー二塁打。守備の安定感もあるし、この暑い夏、やはり桑原の躍動は欠かせない。

柴田は、小園の三遊間の打球は、メリーゴーランドのように回転し、見事な送球。それは素晴らしいと絶賛していたが、長野の高いバウンドのゴロは、ファーストへ高投してしまい、ピンチを広げてしまった。珍しくエラーが出てしまったが、守備の存在感は大きい。

伊勢は、あっと言う間に三者凡退に抑えた。オールスターでは失点してしまったが、出場したこと自体が良い経験となったことだろう。先週末の3連戦の中止は、伊勢の疲労が回復できるという意味では有意義だったかも知れない。

エスコバーは、坂倉にはさすがの当たりを打たれてしまったが、後続を断った。満員のハマスタで投げることに喜びを感じてくれている。後半戦もしんどいところでの登板がたくさんありそうだが、最後までその雄姿を見せて欲しい。

そして、驚いたのが9回。山崎が出て来る場面だが、ハマスタが暗転した。5回にはLEDの照明を消して、ブルブルダンスのイベントタイムがあったが、9回裏が始まるタイミングでイベントをするの?と思ったら、何とヤスアキ登場の限定演出。

ちょっとZombie Nationの音声が良くないが、BAYSIDEのウィング席から。

1人の投手の登板だけにここまでの限定演出が付くのは、なかなかないことだと思う。ハマスタでの成績はあまり良くないので、さらにプレッシャーになるのではないかと心配してしまうくらいだったが、ピンチを招きながらも断ち切った。

會澤には際どいところがボールと判定されて歩かせてしまったが、柴田のエラーもありながら、野間にはストレートで押して、最後はツーシームで当たり損ねのゴロに打ち取った。野間には155キロをマークしていたが、遠くウィング席まで山崎の気合が届くような、そんなマウンドだった。スターナイトで逆転され、ベンチで涙した彼はもういない。

最後のリクエストから、勝利の瞬間もハマスタが多いに盛り上がったが、それ以上だったかも知れないのが、8回の代打オースティンの打席。

4月の右肘のクリーニング手術から3ヶ月半。ようやくオースティンがハマスタに戻って来た。ネクストからバッターボックスへ歩み始めると、スタンドから大きな拍手。さらに、2球目を打ち上げてライトフライに倒れた後も、大きな拍手が送られた。引退試合の最終打席かというくらいだった。たくさんのベイスターズファンがオースティンを待ち望んでいたことを物語る瞬間だった。

三浦監督は試合後、オースティンのスタメンについては、状態を見ながらとして、名言はしなかった。3日は左腕の床田だが、しばらくは代打の役割になるだろうか。

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ヤジ

とにかく勝つことが重要だし、悪いながらも最低限のQSでまとめたことは評価できる。ただ、やはりエースの今永なので、5点もらった試合はもう少し内容を見せて欲しかったし、6連戦の頭で7回あるいは8回までは投げて欲しかった。

以前も書いたが、基本的にコントロールはそれほど良いわけではなく、ストレートの球威で押す投手。慎重なのは分かるが、少しコーナーを狙い過ぎたように思う。4回は3点の勝ち越しをしてもらった後だけに、きっちりと行きたいという気持ちが先行してしまっていた。坂倉を歩かせ、さらに2本のヒットで満塁。會澤にも3ボールとしてしまった。

カーブ、チェンジアップの2球で入ったが、振って来ると嶺井が判断したのか。ボールの変化球2つで自分を苦しめた。結局、3ボールからストレート4つで押して、レフトフライ。パワーピッチャーなのだから、始めから力で押してファウルを取れば良いのに、どうも技巧に走りがち。球数を要して、6回115球というのは、今永だからこそ良かったとは言えない。チームをCSに導くような、今永本来の投球を期待したい。

楠本のソロで5点を取った後は、佐野の二塁打の1安打。流れが広島に行きかねない攻撃になってしまった。特にその佐野の二塁打でノーアウト2塁とした7回、牧と宮崎がいずれも進塁打にもならない内野ゴロで凡退。大和は勝負を避けられ、嶺井も初球のフォークを引っ掛けた。ビハインドで出て来る投手をきっちりと捉えて行かないと、9回裏のように少し怖い場面に繋がってしまう。

勝って反省できるのは非常に良いこと。隙のない野球で、勝率をどんどん高めて行きたい。

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キジ

ハマスタでは開幕の3連敗、6月の3連敗と6戦でまだ勝ちがなかった広島戦。8月のハマスタ広島戦は何かが起こるという雰囲気になるが、前述の通り、全員野球で勝利を掴みとる、快勝になった。昨年は2勝1分の負けなしだったスターナイト。初の広島戦での開催となったが、初戦を白星スタートとなった。

先にホームランで失点したが、今永の二塁打で追いつき、3回はマシンガン打線を彷彿とさせる5連打で3点を勝ち越し。みなとみらいスマートフェスティバル2022の花火を見つつ、楠本にホームランも飛び出し、勝ちパターンで盤石のリレー。山崎の登場で特別な演出も見られ、最後は少しヒヤヒヤさせられながら、快勝に酔った。

今年はブルブルダンスをPVでも推していたが、試合後のイベントについては、どんなことをするのか全然想像が付いていなかった。花火も準備していないし、グラウンドには何やら線が引かれているのみ。明るいまま、ブルブルダンスの振り付けを担当したラッキィ池田氏が登場し、ダンスのレクチャーが始まった。

これ、今年はめっちゃ面白くないのでは?と不安になったところで、回遊デッキでパフォーマンスをするdianaの映像に。カウントダウンが進んで行き、センターバックスクリーン下からLEDライトが散りばめられた衣装を着たパフォーマー100人とマスコット、dianaが入場。

光と音、ダンスのショーが始まったが、これが思った以上に良かった。過去、ドローンなどを使った光と音のショーはあったが、パフォーマーによるダンスとの融合。LEDもキレイだったし、テーマに沿って隊形を変え、オリンピックの開会式のようだった。

これだけに留まらない。最後は、監督、コーチ、選手が登場し、一緒にブルブルダンスを踊るという、シーズン中とは思えない内容。知野が、牧が、入江が、ノリノリのダンスを披露し、ラッキィ池田氏のトレードマークである「じょうろ」を頭に付けた選手が多数。これはシーズンオフのファンフェスか?というくらいだった。

これ、負けてもこの内容でやる予定だったの?と思うくらいの内容だった。明日も試合がある中、試合後に行うことへの賛否両論はあると思うが、個人的にはこれぞベイスターズと思うし、過去最高の内容だったと思う。あまり期待していなかっただけに、非常に良かった。勝ったからこそ、というのはあるだろうが、このように楽しませてくれることで、再びハマスタを埋めることができるようになるのではないか。

後半戦、スターナイトは白星スタートとなったが、重要なのは5割を目指して来た7月のように、勝ち越しを続けること。濵口、石田と左腕が続くと見られる3連戦。広島は勝ち頭の床田が先発して来る。ここで勝って、これまで散々やられて来た広島に反撃したい。

今年もこの日がやって来た。YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2022
BAYビヤガーデンも久々にOPEN
夏休みとは言え、平日の17:30とは思えない人出。球場メシはどこも長蛇の列
BAYSIDEのウィングということで、ベイマグロをいただいた
まだ明るいのでちょっと分かりづらいが、STAR☆NIGHT ROADで回遊デッキがライトアップ
夕焼けに染まる横浜の空
BAYSIDEのウィングからは、みなとみらいスマートフェスティバル2022の花火は見えず。分かりづらいかも知れないが、向こうにあるビルは関東学院大学の横浜・関内キャンパス。このガラスに花火が反射して映っている。
この日の観衆は、31,948人。もっと入っていると思ったが、スターナイトで超満員とならないのは残念。だが、この試合で今年は100万人の観客動員を達成。
待っていたオースティン!
リクエストは判定通りアウトで試合終了
勇者の遺伝子の時間
プロジェクションマッピングでこの日のヒーロー、9、39、21の背番号が浮かび上がる
写真ではなかなかキレイさがうまく撮れない
選手たちも登場し、ダンスタイム
終了時に小さなパラシュートが発射され、内野スタンドは観客の下へ青く光るサイリウム?が届いたようだが、外野は全部グラウンドに落ちていた。2日目に修正なるか。

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