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柳がソトへ頭部死球で退場 鈴木を打てず零敗

09/28 横浜DeNA0-1中日(ハマスタ)

3度目の先発となったガゼルマンは、2回に宮崎のエラーから満塁のピンチを招くも、無失点で切り抜ける。その後は150キロ近い動く速球と変化球をコーナーに投げ分け、7回を3安打無失点。一方、柳は2回にソトへ頭部死球。危険球で退場となり、急遽鈴木が登板。1アウト1、2塁を連続三振で切り抜けると、6回までヒット1本に抑える好投。8回に伊勢が溝脇のタイムリーで1点を奪われ、打線は中日の投手リレーの前に僅か2安打で完封負け。

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ポジ

ガゼルマンが、またも中日を相手に好投を見せた。9月13日のバンテリンドームでの初先発と同じ7回3安打無失点。今年の中日とは相性が良かったので、中日キラーはたくさんいる状態だが、ロメロを上回るような相性の良さ。だが、中日はCS出場が消滅しており、今後はそれ以外のチームとの対戦となる。

前回はハマスタで読売戦だったが、6回途中で2失点とHQSに近い内容で、悪くなかった。ハマスタのマウンドでも思ったようにボールをコントロールできているので、これだったら他のチームでもある程度の内容は見せられるはずだ。

CSの先発ローテーションを考える上で、ファーストステージを突破することをメインに考えるのは当然だが、その後のファイナルステージも視野に入れる必要がある。また、先発の頭数を減らし、少しでも悪かったら代えるという意味でも、いわゆる第二先発として用意しておく必要がある。ラミレス監督は、今永や濵口をそこに使い、2017年はファイナルステージも突破したが、先発投手出身の三浦監督はどういう起用を見せるか。

まだ相手が決まるまでは時間があるが、それ次第によってはガゼルマンがファーストステージのキーを握る可能性も出てきた。

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ヤジ

今年初対戦だった柳が危険球退場という予期しない結果となり、2回途中から鈴木が登板した。6月9日以来の1軍登板となったが、調子が良かったのか、急遽の登板が逆に力を発揮できたのか分からないが、6三振を奪われ、牧のヒット1本に封じ込められた。交流戦で2試合先発しただけだった今季、データもあまりなかったのかも知れない。

今の時期に打ちまくってもそれはそれで心配にもなるが、CSまで少し時間があるとは言え2安打還付負けというのはあまりよろしくはない。レギュラー陣をベンチスタートさせているわけでもないので、気になる不振ではある。

岡林をノーヒットに封じたが、佐野もノーヒットだった。中野が1本増えて155本で1位タイに並んだ。残り試合は阪神が1試合だけになったので、最終戦で5安打とかそういうことがない限り、佐野が普通に出場して打てば阪神勢は抜ける。残りの中日戦2試合で岡林をどれだけ封じることができるか。村上は151本なので、ここから爆発することがあれば、まだ射程圏内だろう。

0-0の同点で、伊勢を連投となるマウンドに送った。この日もエスコバーをベンチから外しており、伊勢を連投させたのは疑問だった。本人の希望が、連投して休みという方が良いということだったのか。結果的に、大島に死球を与えるなどコントロールが乱れており、満塁から溝脇のタイムリーで決勝点を奪われた。同点でマウンドに上がり、無失点であればホールドが付くが、失点してしまったのでホールドも付かずに登板を増やしただけになってしまった。

ロドリゲスは7回に登板しており、救援勝利を挙げた。ホールドではないが、タイトルの基準となるホールドポイントはホールド+救援勝利なので、44HPとして湯浅に並んだ。伊勢は2HP差となったが、さすがに29日はベンチを外れるだろう。

R.マルティネスにも38セーブ目を許してしまったので、36セーブで追う山崎は少し苦しくなった。前日は8回に5点も取ったのでセーブシチュエーションがなくなり、この日はライバルにセーブを許す展開。HPもセーブも、チームが負けていては増えないこともあり、ちょっと難しくなって来た。セーブは勝ちゲームであれば3イニングを投げて締めれば記録されるが、さすがに現実的ではない。

ソトが頭部死球を受けて、病院に向かった。ヘルメットに当たっているように見えるが、無事に復帰できることを願うしかない。いずれにしても調整に影響も出るだろうし、死球でバッティングを崩すこともあるので気掛かりだ。

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キジ

秋風を感じる試合展開となった。消化試合としてはよくある展開ではあるが、僅か2安打ではどうしようもない。順位が決まった後でも、スタメンは大きく変えず、勝利を目指して戦っているが、やはり優勝が残っていて一つも負けられないという状況とは気持ちも違うだろう。

ガゼルマンの好投しか収穫がないという試合になってしまった。この日、倉本が登録を外れ、藤田が登録された。合流が伝えられた時は、引退とかそういう話かと思ったが、CSで経験を生かすという考えもあるようだ。今年はCSも控えているので、若手のお試し起用はなく、フェニックスリーグに行くという感じなるのだろうか。この日に登録抹消となった上茶谷と倉本は、CS初日の10月8日に再登録が可能。

ガゼルマンも一度、登録を外すと思われる。ファーストステージでの先発予定がなければ、まだ数日は10日間を空けることができる。既に1軍合流となっている徳山を登録し、登板させるのではないか。29日は石田の先発が発表されているが、それ以降もローテーション通りに濵口、大貫、今永と来るのだろうか。CSまで1週間を切るので、CSの登板順から逆算して球数やイニングも変わって来るかも知れない。

この日、阪神がヤクルトに勝ち連勝となった。先週の段階では読売がかなり有利と思っていたが、中日戦で連敗し、阪神が連勝した為、順位もひっくり返った。3位の決定は最短でも10月1日になる。まずは、29日から広島がヤクルトと2連戦を戦うので、この結果で一つ見えて来るかも知れない。

広島が連敗した場合、10月1日にDeNAが読売を破ると阪神の3位とCS進出が決定する。阪神は、読売には勝ち越しているので同率で2チームが並べば阪神がCS出場となる。広島には負け越しているので、2敗することで並ぶ可能性がなくなる。このパターン以外だと3チームが今季最終戦を行う10月2日に決着する。3チームが同率で並んで終了する可能性もあり、文字通り最後まで分からないという3位争いになって来た。

DeNAとしては、どのチームが来ても勝てるようにしっかりと調整をして10月8日を迎える必要がある。どうやらオースティンは守備に就くことなく、代打として今季を終えるようだ。肘の状態は関係者しか分からないが、これしか選択肢はなかったのだろうか。手術して7月には戻れるという話が、ほぼ1年を棒に振っていることになる。サボるような選手ではないが、代打では後半に出て来る速球投手への対応が調整不足でできていないように映る。これで代打で勝負どころで打って勝とうものなら大絶賛されるのだろうが、貧打で負けた場合、オースティンの調整が、となりそうだ。

ファーストステージで当たる可能性のある週末の読売戦、神宮でのヤクルト戦はある程度、CSに期待を持たせる内容の試合を見せて欲しい。

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