04/09 横浜DeNA1-3中日(ハマスタ)
先発のジャクソンは、初回いきなり連続四球でピンチを招くと、中田のタイムリーで先制を許す。2回、2アウトから大和と山本の連続二塁打で同点としたが、3回にジャクソンが三好、田中の連打から1アウト2、3塁のピンチを招き、またも中田に2点タイムリーを浴びた。尻上がりの投球となった小笠原に7回まで得点を奪えず、勝野からマルティネスへの継投の前に、5回以降はノーヒット。逃げ切りを許し、首位が入れ替わった。
ポジ [Good]
佐野が好調を維持し、マルチヒット。先週の東京ドームで3安打を放ってから流れが変わっており、凡退しても内容が良い。1打席目は、あともう少しでレフトスタンドという当たりだった。3打席目は凡退したが、しっかり捉えたライナーだった。
小笠原との相性も考慮してスタメンとなった大和も、マルチヒットできっちりと役割を果たした。2回は山本も左中間を破る二塁打でタイムリー。2アウトから二人の長打で同点とし、投手まで打順が回る良い流れだったが、他の打者が小笠原に封じられ、繋がらなかった。
2番手で登板した徳山が2イニングを1安打に抑えた。細川を151キロのストレートで完全に詰まらせるなど、力で押した。2イニング目は先頭の村松にヒットを打たれ、小笠原のバントで二塁にランナーを背負ったが、後続を落ち着いて断った。フォークで三振も奪い、24球とテンポも良い投球だった。
3番手は松本凌。3番から始まる打順を完璧に抑え込んだ。全体的に低めに集まっており、この日は思ったところに投げられていた。徳山、松本凌ともに3試合目の登板ということで、少しずつ1軍のマウンドに慣れて来ているだろうか。彼らが結果を出してくれることで、こういった僅差のリリーフが充実し、逆転に繋がる試合も増えて来るはずだ。
ヤジ [Bad]
ジャクソンは、コントロールに苦労する登板になった。オープン戦でハマスタのマウンドに立った時は素晴らしい投球を見せていたので、期待していた。この日は昼過ぎまで嵐のような大雨と風が吹いており、夕方には止んだが北風が強く、寒さの中での試合になった。
指に息を吹きかけて温める姿が何度も見られたが、コンディション的にも本来のコントロールをするには厳しかったかも知れない。特にスイープが思い通りに操れなかった。ナックルカーブはしっかりと決まれば高橋周から三振を取ったように勝負球になる。
初回、三好と田中を早い段階で追い込みながら、勝負球のコントロールがままならず、歩かせてしまった。高橋周はバントを打ち上げてくれたが、中田を変化球2つで追い込んだが、3球目のストレートをライト前に運ばれて先制点を奪われた。
明らかにストレート狙いで変化球を空振り、ファウルしていた中田に対して、山本は高めのストレートで押し込もうとしたが、真ん中付近に甘く入って捉えられた。このあたりのコントロールは非常に勿体なかった。
3回も1番の三好からで、今度は田中と連打を許し、またもノーアウト1、2塁。高橋周はバントせず打ちに来たが、暴投でランナーを進めてしまった。高橋周にはナックルカーブが決まって空振り三振。中田はまたも2球で追い込むも、アウトサイドの変化球が決まらず2ボール2ストライク。
最後はチェンジアップを持って来たが、低めのボールゾーンに当てた打球がライトの前に落ち、2点タイムリー。少し浮いたが、これはジャクソンにとっては不運。強いて言えば変化球で来ると読まれてしまった点だが、打った中田が見事というほかない。
何とか94球で5回まで投げ、先発としての役割は果たした。QSまで行ければ良かったが、この日の調子だと難しかった。変化球を中心として、コントロールを次回までに確認しておきたい。
この日は佐野、大和以外は抑え込まれた。度会は、小笠原に3打席凡退し、右投手.308に対して左投手.063と数字がさらに顕著となった。3ボール1ストライクとなった最初の打席で四球でも取れれば印象は違ったのだろうが、ここまではっきり数字が出ると厳しい。オープン戦では左投手からも素晴らしいバットコントロールでヒットを放っていたので、技術的にできないわけではないと思う。
オープン戦も見た上で投手の左右に関わらず1番として起用することを決めたとは思うが、10日も左腕の松葉が先発する。このあたりで1番に桑原を入れるなどの変更して来るのか、まだ我慢するのか注目したい。石上も大和と入れ替えていたので、度会だけそのままというわけにも行かないかも知れない。
キジ [Other]
中日に8年ぶりの単独首位を許す形になった。まだ10試合目ではあるが、DeNAも暗黒時代は開幕日から一度も首位に立つことなく終わるシーズンばかりだった。中田翔の加入はもちろん大きいが、この日は三好、田中の1、2番がハマり、仕事をさせてしまった。昨年までのようにいかないことは分かっていたが、この日チーム防御率が1点台に突入した投手が良いだけに、何とか攻撃を抑えて行かないと。
この中日戦は、2連戦。連敗で終わるわけにはいかない。そうした中で、DeNAは小園がプロ初登板となる。オープン戦、イースタンリーグでも一定の結果を残し、8番目の先発投手としてチャンスを得た。平良が右肩の違和感で離脱しており、ケイとともに期待がかかる投手。立ち上がり何とか抜けてくれれば、徐々に自分の投球ができるのではないか。
中日は松葉が先発。ファームで結果を残し、今季初登板となる。バンテリンドームではかなり抑え込まれている印象だが、ハマスタだとどうだろうか。オースティンはかなり相性が良かった印象なので、ランナーを置いての一発を期待したい。
コメント
気のせいだといいんですが
ここ数試合の負け方は筒香報道で選手のメンタルに悪影響が出ているのではないでしょうか・・・?
なんというか、チーム全体が気分が沈んでるように見えてなりません
選手はどうなんでしょうね。この2試合出場したメンバーは、ほとんど筒香に会ったことないレベルかと。
お世話になったはずの佐野、一緒にプレーしていた宮崎、桑原あたりは思うところはあるかも知れません。
沈んでいるのはファンだけじゃないですかね。ベイファンの石田裕太郎、小笠原蒼は同じかも知れないですけどね。
でも、ベイファンの小笠原慎之介が大丈夫だったから、プレーには影響ないんじゃないですか。