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[スコア付き]牧が初打席でヒット 伊藤裕が決勝HR

02/21 ファーム練習試合 横浜DeNA3-2沖縄電力(アトムホーム宜野湾)

2試合を雨で流したファームは、これが今キャンプ最初の対外試合。牧が4番セカンドでスタメン出場し、最初の打席でライト前へヒットを放ち、貫禄を見せた。その後、二盗も決めて全快を印象付けた。先発の有吉が初回に2発を浴びたが、その後は6人のリレーで無失点に抑えた。育成ルーキーの外野手2人の活躍で追い付き、9回裏には伊藤裕が決勝ホームランを放って逆転勝利。

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スコア

沖 200 000 000 | 2
デ 010 010 001 | 3
勝:池谷
敗:當山
本塁打:新城(1回)、田場(1回)、伊藤裕(9回)
盗塁:牧(2回)、田場(4回)
盗塁死:東妻(4回)
走塁死:蛯名(3回)、大橋(5回)
失策:知念大(2回)
暴投:加藤(7回)
沖縄電力123456789
[9]新城211右本(1)空三振死球
9金城秀100四球空三振
[8]宮國300投ゴロ一ゴロ四球三ゴロ
[5]田場321中本(1)四球見三振左安
[7]知念大310一ゴロ一ゴロ左安投犠
[D]大城200三邪飛空三振投犠
HD與古田100空三振
[6]小濱400右飛三ゴロ空三振三ゴロ
[3]金城長400一邪飛二飛遊ゴロ三飛
[2]宮里420空三振右安中飛左安
R安里000
2渡慶次000
[4]知念佑400二ゴロ中飛三ゴロ守妨害
3162
横浜DeNA123456789
[9]関根200左飛二ゴロ
7村川210中安見三振
[8]蝦名210中飛中2
9大橋221左安(1)左安
[5]小深田300左飛四球空三振右飛
[4]210右安中飛
6粟飯原200見三振遊飛
[2]高城100空三振
2東妻210左安中飛
2嶺井100遊ゴロ
[3]山下200中飛右飛
3伊藤裕211遊ゴロ中本(1)
[6]4田部421左2(1)遊安一邪飛二ゴロ
[7]8勝又300遊ゴロ中飛遊飛
[D]宮本200右飛捕邪飛
HD東出100二ゴロ
3393
沖縄電力
山城5207112
亀里260200
當山282101
横浜DeNA
有吉3112202
スターリン140110
ディアス161120
平田141100
加藤140010
中川141100
池谷141100
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牧は1軍への合流が決定

新型コロナへの感染の影響でキャンプ合流が遅れ、ファームで調整していた牧が、今季初の実戦への出場。4番セカンドとしてスタメン出場し、2回裏に打席へ入った。初球はアウトサイドの速球を見逃し。2球目もアウトサイドの速球が高めに来たところ、スイングをして行き、ファウル。2球で追い込まれた。

3球目、128キロの変化球が真ん中低めに来たところ、バットを押っ付けてライト前へのライナーのヒット。さすがルーキーにして.314を記録したバッティングという貫禄で、2022年最初のヒットをマークした。

その後、塁上でも盛んに動きを見せ、牽制球を誘った。2アウト後、田部の打席で動きを見せ、牽制球で間一髪戻ると、初球でスタートを切った。タイミングはギリギリだったが、やや三塁方向に送球が逸れて盗塁成功。田部がアウトサイドの変化球をレフト線に運び、牧の盗塁が生きて1点を返した。

4回の2打席目は、1ボール2ストライクから109キロのカーブをセンターへ弾き返し、フェンスまであと数メートルというフライ。牧らしいバッティングだった。セカンドの守備機会でも無難に捌き、万全をアピールして5回から粟飯原と交代した。試合後、三浦監督も動きを見て1軍合流を決断。22日の練習試合ではスタメンに名前はなかったが、途中出場はあるかも知れない。

牧を還した田部がマルチヒットでアピール。1軍の練習試合では結果が出なかったが、再び呼んでもらえるように結果を出して行きたい。

そして、野手では育成ルーキーの外野手である村川と大橋が目を引いた。5回2アウト1塁から、村川が積極的に初球を打ってセンター前ヒットで繋ぐと、大橋もショートの頭を越えるタイムリーヒット。この当たりで俊足の村川が悠々と三塁を陥れ、大橋もセカンドを狙ったが間一髪アウト。レフト前へのヒットで送球もされないくらいの村川の脚。大橋もアウトになったが積極的な走塁だった。

大橋は8回の2打席目も三遊間を強いゴロで破るヒット。身体は大きくないが体幹もしっかりしてそうで、今後が楽しみだ。村川もそうだが、足が速いだけだとなかなか支配下登録は遠い。打力もつけてまず出塁しないことには自慢の脚も見せられない。村川はレフトに入っていたので、守備ではそこまでアピールできないのかなと思うので、この日のような積極的で力強いバッティングを続けて欲しい。

9回裏には、伊藤裕がバックスクリーン左へのソロホームラン。特別ルールで9回裏まで行うルールだったので、サヨナラホームランではないが、良い形で結果が出た。その前の打席も低めのボールにしっかりと対応して鋭い当たりのゴロを放った。センターへ抜けるかという当たりだったが、小濱の守備範囲だった。知野の活躍、そして牧の存在にも刺激は受けているはず。次の1軍でのチャンスに備えたい。

小深田はこの日は守備で良い動きを見せていた。8回の打席ではライトオーバーかと思われた打球をライトの金城秀がスーパーキャッチ。抜けていれば大橋は楽に還っただろうから、勝ち越し打を損した形になった。粟飯原もショートの守備に就き、無難にこなした。代打の1打席だけだった東出も含めて、野手のルーキーは全ての選手が初の対外試合を経験した。

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「競争」の残り3試合

知野が活躍する中、牧が1軍へ合流。そして大和も22日の練習試合でスタメン出場する。右の内野手の競争が激化する中、この練習試合で活躍した伊藤裕についても、三浦監督が近々1軍の試合に呼ぶことを明言していた。今クールのテーマである「競争」が激しくなっている。

この試合は有吉が初回に2発を浴び、不安な立ち上がりだったが、2、3回は三者凡退で片付けた。宮國もいずれ投げると思うし、阪口も紅白戦では好投を見せた。先発ローテーション入りをかけた競争も、オープン戦に向けて絞り込まれてくる。主力が教育リーグに回るケースもあるだろうから、少しでもアピールしておきたい。

育成の3投手は、無失点という結果だったが、もう少しファームで磨いて行く必要があるだろう。ディアスは紅白戦で良かったが、この日は久々に荒れていた。新城に死球を与え、宮國も歩かせて満塁。コントロールの不安が出てしまったが、何とか変化球で見逃し三振に取り切り抜けた。

平田は結果的に抑えたという感じだが、彼の力からするともう少し安定して欲しいところ。中川、池谷は引き続き良い内容なので、1軍のチャンスを窺って行きたい。

22日は紅白戦後ずっと登板出来ていなかった石川が、2番手で2イニングを投げる予定。支配下登録に向けて足掛かりとできるか。池谷はブルペンのメンバーとしてスタンバイする。展開によっては連投があるかも知れない。

宮崎とオースティンは出場しないが、ソトは4番で実戦初出場の予定。一昨年は開幕が3ヶ月遅れ、昨年は自身の来日が遅れと準備を万全にしての開幕が迎えられていないが、今年はこの時期から実戦を重ねて、良い状態で開幕に入ってもらいたい。

主力が出場してくる分、ボーダーの選手は機会が限られてくる。少ないチャンスを生かす勝負強さ、集中力が求められる。23日は天気予報が良くないだけに、22日の試合を大事にして欲しい。ファームの練習試合はあと1試合、24日に読谷で中日戦が予定されている。

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